大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

新潟遠征から戻って

2010-09-13 07:14:33 | Weblog
試合の翌日、つまり昨日は帰りのフライトまで時間があったので、佐渡までジェットフォイルに乗って観光して来ました。天気予報では雨予想だったんだけども、現地着いて見ると途中から晴れてしまったもんだから、予報は一体何だったのかと思うけどもねw
でもおかげ様でトキの保護センターでじっくりトキを観察出来たわけなんだけども。ただ、トキといっても、今島に現存しているトキって全て中国産のものを孵化させては放鳥しているらしくて、純国産のトキというのはもう存在しないのだとか。ただ、鳥かご越しにトキを見たんだけども、あちらも人間の視線というのにすっかり慣れてしまっているようで驚きもしない様子だった。日傘を差さないで下さいって言われていたんだけども、別に開いても驚かれないんじゃあw

トキの観察は今回で十分かな。けど、佐渡全体を見てまわるとなると、たった数時間の滞在でどうにかなるもんではないから、また機会があれば行くことにしましょう。あ、両津のターミナルの食堂で食べたぶりカツどんに、みそ汁は旨かったですよ。

今回の遠征のスケジュールというのは、後半の日程の試合時間が決まらない段階で、飛行機の便を早割りで予約しようとしたためだったんですね。それで土曜の朝一の便で出発し(昼の試合時間の可能性もあったため)、翌日は夕方の便が抑えやすかったということで時間的な余裕が生まれた為に観光することが出来たのだった。それで土曜なんかは瓢湖まで足を伸ばしたんだけども、来月ぐらいに来たら良かったかな、という場所でしたね。でもまあ、アルビレックスという名前の由来になるような場所ではありますからね。

また来年も新潟に行こう、と思ってます。

J聯賽第22輪 大阪鋼巴 2-1 新瀉天鵝

2010-09-12 06:36:58 | ガンバ大阪
シュート数は14vs18で向こうが上回っていたんやな・・・この試合の後半は正に耐えて勝つ、という展開だった。お互いにキープレイヤーを欠いた中での試合ではあったんだけども、ガンバはその中でアウェーということもあったんだけども、却って割り切った戦い方が出来たとも言えるかもしれない。ヤット、明神、加地が居たらもう少しボールを繋げてより攻撃的に出来たけども、それは同時に新潟に対しても裏にスペースを与えていたかもしれないかな、とは思いますね。

この試合では新潟に上手くサイドを使われていた。前半からミチが上がった後、待ってましたとばかりにその裏を素早く付いてくる。そればかりかサイドチェンジを操り、右サイド(ガンバの側から見た左)に起点を作ってから、ガンバの左サイドと左CBの間に出来たスペースにボールを出してチャンスを作ってくる。まあ、その分ガンバは中をしっかりと固めていたから大事には至らなかったけども、後半ミチのところから崩されてクロスを出され、それを逆サイドで拾われると左45度の角度から決められる。

ここで去年勝ったとおはいえ、またまた鬼門新潟、という思いが頭をよぎるが、その直後にCKから和道が同点ゴール!セットプレーから決められるようになり、和道がまだまだ進化を遂げております。この試合の和道の存在感は抜群で、途中から新潟は和道ではなく、ソータの側から攻撃を仕掛けるようになる。それだけ和道が持っているカバーリング能力の高さが効いているということなんだけども。しかも、ボールを奪ったら味方に預けてそのまま攻撃参加っていうところを見ると、この人は益々ガンバ的な、かつてのシジを思わせるプレーぶりになって来たと思わずにはいられない。

そうやって耐えて耐えて最後にもぎ取ったのがドドの決勝ゴールだったわけだけども、千葉ちゃんは多分ドドに対する情報がまるっきりなかっただろうし、ましてドドが左利きということを知らなかったんじゃないか。けども、あの角度のないところからズドンとニアの、しかも上側に突き刺せるところにドドの非凡さを感じる。まあ、今はあまり知られていないからこそ点が取れているのかもしれない。

実を言うとドド投入の本当の効果は本人だけでなく、ルーカスが2列目に下がり、下平との連携で左サイドで守備を頑張ってくれたことと、攻撃では起点になり、下平が上がるところへ効果的なフィードが出せたこと(これが決勝ゴールを呼んだ)だけども、去年のアウェーでのソウル戦ではルーカスは全然下平の上がりに対しても反応していなかったことを考えると、本当に下平も成長していることを感じさせるものだった。

逆にショーキは相手にマークされているのか、ボールを持ったらすぐ2,3人に囲まれていたんだけども、これは前半ウチの攻撃で智と武井のボランチだと攻撃に厚みを加えられなかったという要素も加味しておこうか。智のボランチは守備のカバーリングと展開力はまずまずだけども、結局ボランチであって、セントラルMFというわけではないんよね・・・ボール奪取では明神、展開力ではヤットが抜きん出てるんだけども、この二人のスケールを少し小さくしたのが智のボランチかもしれないが・・・

ともあれ、苦しい台所事情で、雨も試合終了後に降ってくれたお陰で勝つことが出来ました。エグザイルのコンサートのせいでピッチがアレだったんだけども、それを感じささせないボール回しを見せたのはさすがガンバといったところかな。食事はというと、昼も夜も、ハルビンの女将さんの店でした。特に夜は、あのお方とご一緒に(泣)

だって、スタジアムに到着するや否や、いきなりこっちのスケジュールを確認して来るんやし、試合後にトイレ行って振り切ろうとするとしても付いてくるんやもん(泣)まあ、これで負けてたらヤケ酒に付き合わされてたけどもw 勝ってよかったわ、ホンマに。だからこうしてホテルの一室でブログを更新出来るんやけどもね。

J聯盟杯4分之1賽第2輪 大阪鋼巴 1-2 広島三箭 (兩場比賽總進球 2-2, 客場進球數少被淘汰)

2010-09-09 07:00:23 | ガンバ大阪
去年もそうだったんだけども、今年もスコアではイーブンでも、アウェーゴールの差というのが勝敗を分けてしまうってところが・・・と思うんですがね。まあ、去年は万博でマリノスとやった時は最悪の状態だったし、今年は1st legの時よりも人が居ないという状態に陥ってしまうわけだから。ボランチの智で行くんなら、ハッシーを後半途中から時間限定で強行出場させるっていう選択もあったんだろうけども、ここではムリをさせたくはなかったんでしょう。それなら、天皇杯だけで見切らずに横谷を使って欲しかったというのはあるけどもね。智はボランチというよりはフォアリベロ的な使い方で4-1-4-1のアンカーとしてなら左右ボランチとの連携を取りながらやれたとは思うけども、加地さんの退場でCBに入らざるを得なくなってしまったのが誤算。

加地の退場場面については丁度仕事が終わってスタジアムに移動する間での出来事だからあまりなんとも言えない。ただ、決定機の阻止というところではなかったというのなら、無理にあそこで止めることもなかったという気がしないでもないし、寿人って1対1の決定機を外す優しさを持ちあわせているイメージはあるけどもね。w 1点取られてもまだ11人でやる方がまだ、チャンスはあっただろうし。とっさの判断ってやつで思わず手が出てしまったんだから、彼を責めているわけではないんだけども。まあ、退場場面は今度録画なりネット動画なりで観直してみます。

この試合では一人少ないということで攻守において人数を掛けさせられてしまった結果、攻撃に厚みを加えることが出来なかったし、勇人がサイド駆け上がってもディフェンス二人にケアされてしまう。そこでやっとこさクロス上げても精度は・・・まあ、それでもジェジンに合わせた場面もあったから今までと比べても、という話だがわりと良かった。

結局、この試合だけに限らず、180分勝負という観点からすれば、ビッグアーチでやっていた1st legにおいて、先制してからも決定機がありながら突き放せなかったというのが結局響いた結果になったんだけども、その意味では宇佐美にしろショーキにしろ発展途上ではあるんだけどもね。特に最近のショーキってもともとそんなタイプではないんだけども、この試合でももう少しきちんとボールを収められないかな、という物足りなさは残るわけでね。

ま、敗れた悔しさとうのは、あと一回広島とは対戦が残されているリーグ戦できっちり仮を返しましょう。11月で夜7時半キックオフなんていうのは別に嫌がらせでも何でもありません。ウチらに文句言われてもこっちだって決める権利があるわけじゃないんだからw 広島との対戦で外弁慶なんてかつての大分との対戦みたいなことは言わせないようにしよう・・・考えてみると周作って万博のガンバ戦は得意だったんだよな。この試合でも身長のハンデを感じさせないハイボール処理と、相変わらずの正確なフィードを見せていたわけだし。

ナビスコ準々決勝2nd leg

2010-09-08 07:28:31 | ガンバ大阪
昨日の代表戦は後半からテレビ観戦していたが、ハッシーが出ていたとはいえそんなに熱心に見ていたわけでもなく、他のことをしながらのながら見だったんで特に感想は書けない。失点の起点にはなっていたか・・・代表というのはあらゆるサッカーファンが注目するような試合だから、出来が悪ければ(特に失点が絡めば)そこで批評を受けるのは仕方がない。逆に言えばハッシーがここまで上り詰めたということを自分としては評価しているわけだから。

今日はナビスコ準々決勝のセカンドレグか。仕事の都合で今日も見に行けるかは微妙。まあ、行けなくても試合途中からでも間に合うのなら心斎橋でまた見ようかな、と思っているけども、これで不敗神話がまた発動かw ただ、負けなくても相手に2点以上は与えるとアウェーゴールのルールが生きてくるわけだから、前回のアドバンテージを活かしてゲームをコントロールしていきたいところ。明神の欠場は痛いし、ヤットは言うに及ばず(折角ガチャピンが来てくれるのにね)。ハッシーは代表戦出たので今日はムリ。そんな状況だからこそ、控え選手を含めたチームの底力が試されるのがナビスコというものだろう。

天皇杯第2輪 大阪鋼巴 6-2 大阪体育大学

2010-09-06 04:44:31 | ガンバ大阪
ナビスコの試合が重なる為、この日は主力を温存して控え中心で臨んだが、最後の2失点は天皇杯緒戦のお約束だからいいとしてw メンバー入れ替えでこの結果なら別に何も言うことはないだろう。リードしているのにリスク冒す形をとったが故に、結果的は後半で5点取ることが出来たわけだから。

前半の4-2-3-1で見たところジェジンの1トップでショーキが3の左というのはやっぱりバランスは悪かったから、後半宇佐美を入れて来るだろうとはハーフタイムの練習を見て予想出来たけども、まさか横谷と替えて来たとはね・・・それでスタートは4-4-2でジェジンとショーキの2トップなんだけども、攻撃時には4-3-3に変形し、宇佐美と佐々やんがインサイドハーフのポジションに入る形?結果的には韓流FWの間でも、グノがサイドに開くことでジェジンの真ん中でのプレーエリアが確保されたことになり、これが後半ジェジンによる今季初得点+おまけにもう1点を産み出せた。

守備ではこれがそのまま下がって4-1-4-1のような形でジェジンが前で残るという形になるというカラクリなんだけども・・・ただ攻撃時にボールを奪われると、守備陣は素早くリトリートし、武井一人しか中盤の後ろに残っていない為に、相手に中盤でボールを持たれるのは想定内というところか。ラインが下がり過ぎていたのは気になってしまったけども、前半両サイドの裏にボールをどんどん入れられたことを考えると、中盤が間延びしてでも裏を消すという守り方は致し方ないところ。2年前にはオージー相手にハーフウェイライン付近でオフサイドを取っていたチームがエライ変わりようなんだけども、これとて毎年マイナーチェンジを行うので致し方ないかな・・・

ところで相手の大体大なんだけども、中1日でコンディションはキツイかなと思っていたけども、開始早々からアグレッシブに前プレスをかけてきた。これはあまり後半のスタミナ配分というよりは前半あわよくばリードを奪ってという形に持ち込みたかったんだろうと推察出来るんだけどもね。勝負云々よりも自分たちが持っているものをぶつけてみようという感じだった。その中でセレッソに内定している村田君のスピードはなかなかのもの。まあ、スピードだけとなると対処されるたあとどうなのかというのはあるけども・・・それでもスピードというのは、指導者が教えてどうこうというものではない、サッカー選手として正に持って生まれたものであるから、それを活かして頑張って欲しいけども。カントクだってサテでは安田晃大がチンチンにされていたところを見ていたからか(これでサテの試合を見ている人だということが判るが)、村田君のことをよく知っていたようですな。試合後にはガンバゴル裏の方にまでイレブンが挨拶に来てくれたけど、中1日でようやったよ。

今年の大会って下のカテゴリーのチームには結構厳しい日程になったんだけども、こういう日程組むくらいなら最初からJクラブの天皇杯の試合を減らせばいいのに、と書こうと思ったら・・・ヴェルディとベガルタ仙台がやらかしちゃったか・・・まあ、ベガルタのポーカーは、ここで試したい選手を試したということなのか・・・

「ホレ見てみい。こいつらやっぱり使えへんやろ」なんてことをやってしまうなんてさすがTGですなあ。まあ、このチームの場合には残留が現実的な目標となっているのが、去年との違いなんだろうけども。

世界バスケに見る、NBAとMLBの世界戦略の相違

2010-09-05 07:46:22 | Weblog
4年前には日本で開催されていた世界バスケ。あの時はジノビリとパーカー見たさに仙台まで行ったっけ。パーカーが直前に怪我で自体したのは残念やったけども、ジノビリの存在感というのは圧倒できやったなあ。

ということで、昨日は仕事で代表戦は後半途中から見ていない代わりに、世界バスケの米国vsチュニジアの試合観戦。チュニジアも前半は3ポイント連発で善戦していたけども、やっぱり後半になるとコーチKが仕込んだマンツーマンの窒息ディフェンス(なにしろボールサイドにディフェンスがどんどんスライドしていくんでパスが出せなくなる)に手も足も出ない状態となって終わってみれば30点以上の大差で米国の圧勝。ただ、同じ圧勝でも、92年バルセロナ五輪で初代ドリームチームが見せたような開始早々からの圧倒という試合が今大会では少ない。同じ圧勝でも、スター選手の寄せ集めの中で攻守も即興に頼っていた初代に比べると今はコーチKがディフェンスをしっかり仕込んだ中でやっている中でのものだから、米国とその他の国々との差は縮まってきていることは確かではある。

個人的には米国、というかNBAが国際大会にずーっとNBA選手を送り続けるというのが、NBAの戦略のポイントではあるにしても、世界的な競技の普及という観点からするとマイナスかもしれないと思うところがある。反対に野球ではMLBはドーピングの問題があるにしても、NHLみたいにシーズン中断してまで五輪に最強メンバーを送り込むということはしていないし、WBCにしても米国の本気度というのは?だったりする。

早い話、MLBは五輪やWBCにおいて米国以外の国を上手く「泳がせて」いるわけです。それにまんまと泳がされているのが、日本や韓国、それにキューバといった代表至上主義が色濃く残る国々であるわけなんですがね。それで後進国を盛り上げさせておいて、人材はしっかりと自分たちのところで吸収してしまう。世界一の称号は「ワールドシリーズ」において争う、というのがMLBの世界戦略の柱ではある。つまり、国別対抗におけるお祭りでは他国に譲っても、MLBが野球において世界最高峰であることには変わりはない。

これに対してバスケットではどうか?実は初代ドリームチームは、ソウル五輪でリトアニアに米国が破れてから、プロを出さないとマズイことになる、という危機感もあったが、その他にも、オールスターでも一緒にプレーしたことがなかった、マジックやジョーダンといったスター選手が一つのチームでプレーするという「夢」を叶えたのがドリームチームという名称であったわけですね。それで世界的にNBA人気というのを高めることが出来たけども、それ以降、NBAのプロモーションという観点からするとイマイチ決め手を欠いているようには思える。

それでも今回何らかの意味があるとしたら、デュラント、オドム、デリック・ローズといった若手スターの売り出しに加えて、「2軍」であっても世界ではこれだけ強いんだぜ、というNBAがの底力をアピールすることだろう。負けたとしても、コービー、レブロン、カーメロ・アンソニーらが出ていなかった、という言い訳だって出来るわけでwその方が、欧州でバスケ不毛の地である英国での次の五輪に彼らを出しやすいわけですからね。

バスケにおいて他国を泳がすことが出来ない理由というのを考えてみると、一つには既に欧州でもバスケットはサッカーに次いでの人気競技となっており、ユーロリーグによって一つの大きな市場になりつつあり、選手らの報酬も悪くはない。欧州の選手たちにNBAにチャレンジする気持ちにさせるには、やはり米国がNBA選手を送り込むしかないということなのだろうか?

J聯盟杯4分之1賽第1輪 大阪鋼巴 1-0 広島三箭

2010-09-02 06:34:34 | ガンバ大阪
お互いの守備の仕方、というのが明暗を分けた結果と言えば良かったか。ガンバはヤットを負傷で欠いて、広島はストヤノフを代表に取られてお互いキーマン不在の中での試合となったけども、ガンバはヤット抜きでも明神・武井のボランチである程度やれたのに対して広島はストやん不在ゆえに展開力が落ちた展開となった。

つまり、広島の守り方がガンバにミドルサードまではボールを持たせておいて(その代わりガンバの攻撃はあタッキングサードからがという常套句が出てきますけどもね)、リトリートして守るものであったが為にガンバの両ボランチに対してあまりプレッシャーが掛からない。その分あの二人でもヤットが居ないなりの組み立てというのが出来てしまっていたわけなんですが。一方ガンバの守り方は取られてもすぐに前からプレスに行き、広島ボランチの青山にもきちんとマークに行っていた。もっとも普段の広島ならQBストやん-ワイドレシーバー寿人というホットラインがしっかりしていたから問題無かったんだろうけどもね。

まあ、サッカーにおいてこれと言った正解はないんだから、前から行くのか、下がって待ち構えるのかのどちらが良いかというとそれぞれ一長一短あるとしか言いようがないけおdも、この試合に限って言えばガンバの方法論が上回ったと言えるかもしれない。ポゼッション、シュート数、決定力で上回り、決定力がもう少しあればあと2点は奪えたかもしれないわけで。広島が勝つとすれば前半高萩がガンバのラインの裏に抜け出した時のヘディングをきちんと決めて、それを守り切るという形しかなかったかもしれない。

前線の台所事情だけども、よくこのタイミングでルーカスが戻ってきたな。練習試合でも試していなかったわけで、まあ彼にとってはナビスコ2試合と天皇杯が復帰の試金石になって丁度良かったんだけどもね。復帰の最初の試合でいきなりここしかないというコースと弾道のミドルを決めたのはさすが。それだけでなく、前線でキープ出来てタメが作れるというのが大きい。前と比べるとルーカスって闇雲に前から追いかけなくなり、あまりムリなプレーをしなくなった印象があるんだけども、それもそのはずでこれ以上彼には怪我をして欲しくないわけだし、怪我から復帰したばかりだからこそ、決勝ゴールのようなシュートを打てたのかもしれない。

ちなみに、2トップの組み合わせにおいて、ルーカスと宇佐美でスタートしたのは、宇佐美とショーキでは合わないという判断だったのだろう。ルーカスとショーキという組み合わせでも良かったけども、広島相手だと裏にスペースがない分、宇佐美のドリブルとキープ力で打開したいと考えがあったのだし、リードして広島が前がかりになったところで裏にスペースが出来易い状況でショーキを投入したということなのだろう。

攻撃において、SBは広島相手には相性はいいような感じがする。ミチのクロスにタイミング合わせられないのは相変わらずなんだけどもw、加地さんのクロスには光るものがあった。これは広島のフォメにも関係しているんだろうと思うけども、あちらはサイドに1枚だけおいて、後は中を固めるというやり方を取れるから、ミチが森脇を振り切ることが出来ればクロスを上げるところまでは行けるという感じか。ミチなんかは4バックのチーム相手だと、相手SHもしくはボランチとSBの2枚でサンドイッチのハム状態になることが多いんだけどもねw

今回もアズーリで観戦したお陰で不敗神話を継続することが出来ましたが、ずっとそこで見とけなんてことを言うのはやめて下さいw ここぞと言う時に抜くのが伝家の宝刀なわけですからねw

本日ナビスコだがその前に代表新監督について

2010-09-01 07:23:24 | サッカー全般
えーと、今日は広島行きたかったけども結局仕事で断念。大阪市内でテレビ観戦致します。グノが出られない規約になっていたので覚悟はしていたけども、ヤットも出場が無理そう(といいながら出てくるなよなw)。あんまりヤットにはここでムリして欲しくないんですよね。その分若手にはチャンスを掴んで欲しいとは思うんだけどもね。その分てを応援しに広島行きたかったというのが今の気持ちです。

代表監督も決まったようですね。イタリア人だから攻守のバランスを取るということに主眼を置くんでしょう。守備戦術が上がればそれを打ち破る為の攻撃も編み出されて全体のレベルが上がるということを例のイタリア人監督本では指摘されていたけども、その割にはかの国にはタテポンに強力なアタッカー頼みという現実が横たわっているわけで、スペインみたいなパスサッカーの土壌というのがないんですな。

ザッケローニに期待するのは、「世界」から見た日本人の戦術理解力を如何に高めてくれるかといったところか。そうすると、ヒロミって結構例の本を読みすぎじゃないか、って勘ぐりたくはなるんだけどもw イタリアやスペイン、あるいは南米でもその系統を組んでいるアルゼンチンあたりで監督を探していたのは、そうした国々でのベースとなっている戦術理論というものを日本に引っ張って来たかったんじゃないかと思ったりもする。

ただ、ザッケローニが戦術家として本領を発揮していたのは3-4-3でやっていた時じゃないかと記憶しているけども、これは率いていたチームの戦力と、対戦相手のシステムを比較して、マッチアップのズレを突いて行くというものだったかもしれない。つまり、戦術トレンドの主流を知り尽くしている上で、敢えてそこから外れたことをやっていくというもので、トルシエとかオシムだってやっていることは違えど、そうした傍流を追求していくという姿勢は共通している。

そう考えると新監督は日本の選手の特徴や能力を把握した上で具体的な戦術を定めて選手起用を固めて行くことになるのだろう。それがもしかしたら3-4-3かもしれないし、そうではないかもしれない。まあ、個人的には3-4-3やろうと思えばウイングタイプの選手が日本には不足しているかな、とは思うけども・・・

いずれにしても、これはある種の実験ではないかと思う。2年ぐらいやらせてみて、その結果や試合内容を見て残り2年を任せるかどうかは考えてもいいんじゃないでしょうかね。