大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第21輪 大阪鋼巴 2-0 磐田喜 ~和道、ありがとう!

2010-08-30 06:34:42 | ガンバ大阪
試合後でのヒーローインタビューって言うのは、インタビューされる側の人柄というのがよく現れる一方で、あんまり選手の声って出さないのがいいのかと思う時もあるんだけども、和道の場合は後者か。やっぱり場慣れしていなかったなw

でも本当に和道、ガンバに来てくれてありがとう!今までよく我慢してくれていたな。来た時からは、ガンバの高いラインコントロールに合わせるにの時間がかかり、ベンチを温めることが多かったけども、そこで腐らずにずっとチャンスを待ち続けて、2年目にスタメンで定着するようになった。本当はもっと早くから使っていれば、代表で、W杯にまで行けたポテンシャルはあったかもしれないし、清水に残り続けていればその可能性はあったかもしれない。だからこそ、彼には申し訳ない気持ちは自分の中にはあった。なんとかガンバで居場所を見つけて欲しいという気持ちだった。

それがこの試合の2点目で初めてスポットを浴びる活躍を見せた。和道がセットプレーで決めた場面って清水の時から振り返っても・・・相手の大井とはわずかならが頭一つの差で競り勝った。相手が古賀だったらどうだったかな、という気はするけども、大井が使われているのはヤンツーがCBにビルドアップの能力を求めているからだろうか?

このゴールが決まるまでは全体的に磐田がペースを握っていた(とはいっても、サイドに起点を作られていたものの、中はしっかりケアしていた)だけに値千金のゴールだったと言える。

試合内容について言えば、攻撃はルーカス待ちというところか。前で収められる選手の不在というのがやっぱり響いている。ここらへんショーキにはヨシカツに防がれたヘディングだけではく、ポストプレーも磨いて欲しいところなんだけども、今のところショーキは待ちのストライカーか(まあこれはこれで貴重な選手だけども・・・)。ルーカスが戻るのは早くても9月下旬ということならばそれまでは先頭集団の最後尾をひた走るという状況になるのかな。今年の完成形は恐らく、ルーカスとショーキの組み合わせでオプションでグノが入る。中盤二列目はハッシーとフタにその間に宇佐美が割って入るという形になるだろう。

磐田について言うと、ヤンツーは全盛期みたいなサッカーを目指していて、実際そうした片鱗は見られた。ピッチに水を巻いていたために前半後ろの選手たちのミスが目立ち(そのかわり風に助けられた。ゴルフで言うところのフォローやアゲインストよりもサイドが一番難しいというヤツか?)、そこを付いてくる西は、ガンバにとって一番イヤなタイプだったけども、彼はウチでいう二川センセイと同様、90分スタミナが厳しいのか?途中で下がってくれた分助かったんだけども・・・

ただ、サイドからの崩す形は出来ても中央で人数が足りてなかったりしていたかな。この辺どこで数的優勢を創りだすかを考え、例えば前半から駒野がもっと上がるとか、ボランチがもっと得点に絡む動きを見せるとかいう形で(那須には多少それがあったか。上田は展開力はいいけども、セントラルMFというよりはボランチでしかないか)、もう少しリスクを冒せば、こちらにとってはより怖かったかもしれないんだけども・・・まあ、駒野が前半自重していたのは、ミチを誘いこむ為だったのかもしれないけもね。

磐田というのは、2,3年後のウチを占う上での格好のケースであって、全体的なチーム力が落ちた中において、あの素晴らしいサッカーをもう一度、と追いかけるべきなのかどうかを考えさせられてしまうわけですね。監督には大きく2種類に分類することができ、一つは手持ちの選手たちの特徴と能力に合わせたサッカーをやるタイプ(ウチのカントクとか、神戸の三浦なんかが当てはまる)。もう一つは自分の理想と現実の選手の能力にギャップがあるのを承知の上で、選手のレベルアップを期待してあえて一段高い理想を押し付けるタイプ。ヤンツーはどちらかと言えば後者のタイプ(やっているサッカーは違うけども、松田とか樋口だってそのタイプか?)に分類される。

だから、他サポからすればヤンツーのやりたいことは判らないではないんだけども、その一方で現実の戦力とのギャップ故に自チームのサポからは批判を浴びやすいんだろうな、と思うんですね。

あ、最後にハッシー残念やったね。試合の終わりには皆で点を取らせようという空気になっていたけども・・・けども、最後のハッシーの動き出しって、相手のラインを確かめながら動くのはなかなかFWとして様になってたよ。