大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第16輪 大阪鋼巴 1-0 山形蒙迪奧

2010-08-02 07:17:07 | ガンバ大阪
モンテにしてみれば前節とはうって変わった試合内容であっただけに、前半の失点場面が納得行かないものだったかもしれないな。いや、別にあれは嫌がらせしようとしていたわけではなく、照明のトラブルだったんですよ(というよりはむしろ家本主審の曖昧な笛だったかな?)だからこそあのハッシーの決勝ゴールはDFの股を通す素晴らしいものだっただけにこちらとしても後味の悪さを感じてしまった。

あのゴールにはグノのアシストはついたんだっけ?グノがサイドに流れてDFを引きつけて真ん中にハッシーが飛び込むという攻撃パターンが出来てきたか。それだけにグノには点を取らせることで彼の存在感が客観的に証明されると考えていたが、今回もそれはおあずけになった。もうこうなったら、日本リーグ時代に存在していたアシスト王というのを復活させたらどうだろうね?現FC東京のアドバイザーが日本代表監督時代に代表を外されていた水沼貴史がアシスト王を取ることで代表復帰を果たしたという例もあるくらいだから、日本独自と言われてもいいから、サッカーの見方を広げる意味でも一考の余地があると思うんだけども。

そうすればグノが点を入れていなくても、「グノは何してるんだ」という声が聞こえなくなると思うんだけども。

試合自体は結局こうして得た1得点を守り切るというガンバらしからぬ試合展開をモノにしたんだけども、去年のような後味の悪い敗戦よりは勝った方が帰りのサンダーバードでも気持よくビール片手にほろ酔い気分になれるもんですなあ。

最後の智投入に関しては、1点を守り切るという意味での交代としては良かったと思う。カントクが決断したのは、和道の周りから裏へスルーパスを出されて切り替えされたところに真ん中が空いてしまうというところを見てのことだと思うけども、智が入ってすぐにスルーパスに対して反応してコースを限定させた。そして彼はスイーパーとしてだけでなく、フォアリベロとしても相手のロングボールに対しては前に出てヘディングで競り合うなどして中盤でボールを拾うのを助けたりもした分、試合終了間際には中盤でボールを回す形で終わらせた。智は個人的には好きな選手だけども、かといって来てくれた和道には何とか定着して欲しいという気持ちもあるから、今の形は受け入れないといけないんかな・・・9回に球児、じゃなかった残り5分切ったらクローザーで智を入れて逃げきるという選択肢はこれで出来たかもしれない。

本来ならばこういうゼロトップにする展開はカントクもしたくはなかったとは思うんだけども、試合全体は運動量が少ないのは、夏場で連戦の最後ということであれば仕方がないと思うんです。おまけに2トップのコンディションを考えると余計にね。まあ、しいてFWを投入するとしたらグノを下げるところでジェジンか星原というところだったかもしれない。ただ、ジェジンの場合は去年のアウェイ山形戦で彼を投入したことで前線の運動量が担保できずに失点してしまったという苦い過去があったんだろうな。星原となるとまだそこで投入出来るまでの信頼が持てていないということだろうけども、それならナビスコの準々決勝はグノが登録上の関係で出場できない分、星原にチャンスを与えて欲しいし、彼もそのチャンスをモノにして欲しいとは思う。

取り敢えず選手の皆さんはお疲れ様でした。今はコンディションがピークではなく、本当はもっと先に持っていくコンディショニングをしている分だけこの試合の勝ち点3は大きい(まあ、この時期中断期間中フィジカルのメニューが比較的軽いところがよく動けているという側面を見逃してはならない)。ただまあ、勝った相手が調子の出ない浦和に、神戸そして山形だということを差し引かないといけないか。

山形のサッカーについて言えばピッチを広く使うスタイルだけどもその分縦に出る速さとかいうのがない分ガンバには対処しやすかったとも言えるわけですね。後半縦にスルーパスを出した形を前半からもっとやれば良かったけども、長谷川なんかは縦のスピードで勝負するタイプではない分ソータと和道の両CBには対応しやすかったか。今のガンバの守備って決してラインは高くも低くもないという塩梅だが、それが結果的に裏へのスペースを消してあとは相手にボール回させていればOKという形で功を奏しているのだけども。