大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第17輪 大阪鋼巴 2-0 廣島三箭

2010-08-09 07:05:47 | ガンバ大阪
広島サポの皆さんは土曜のガンバをどう思っていただろうか?ガンバの強さとか上手さ、或いはしたたかさを認めるようなことを言われていても、内心はこんなのガンバじゃないと思っていなかっただろうか? 

広島での試合に限らず、昨日の晩広島から帰阪して、セレッソー川崎や、東京ー名古屋の試合を少しテレビでも見たけども、やはりこの時期運動量を上げるのは難しいと痛感させられる。カントクの試合の後のコメントを読むと、本来はポゼッションにもっと拘りたいのだけどもという、苦渋の選択が伺えるのだが、それは完全な方針転換ではなく、理想を達成する為の一時的なリアリズムということだと理解している。つまり、これまでの経験からして、どうしても美学を貫けない時期というのがあることが解っていたからなんだけども。

だからこの試合というのは、そうしたコンテクストの中で評価すべきものだったと言えるだろう。あともう一つ加えるならば、過去広島に痛い目に合わされた教訓を生かしたとも言える試合。早い話、広島の強さを認めたからこそ相手をしっかり研究したとも言えるわけです。

それはつまり、高いラインから寿人に裏を取られたり、サイドチェンジで大きく降られてマークがズレたりした中で失点したことがあった為、ラインをやや低めに設定して藤ヶ谷との距離を縮め、低いなら低いなりの状況でもオフサイドを取る。このライン設定だったらば智よりはむしろ和道かな、と思ってしまう。移籍してからなかなか高いラインコントロールに馴染めずにいた和道がようやく今のガンバで居場所を見つけだした。智は好きだけども、和道にも頑張って欲しいと思っていた自分には複雑な気持ちだが、いつかは通らないといけない道ではあるんよね・・・そしてサイドチェンジで振られてもポジションはズラさずにしっかりと対応する。そういう形で守備から入ってチャンスを伺っていた中で得たのが前半の2得点。

その前半の2得点の場面では、いずれも広島の急造右サイドの裏をついていたけども、これは諸刃の剣だったかな・・・広島だってミチが上がってクロス上げたのを周作がキャッチしてから素早くミチが開けたスペースに手投げでロングフィード出していたわけだから。ただ、広島がガンバのリスタートの後にカウンターで素早く裏を狙うというゲームプランには上手く対応は出来ていた。

それにしても、先制ゴールを決めたハッシーはどうしたんでしょうね? 天国にいる友には今の彼を見せてあげたかったなあ・・・ちなみにこの試合の2得点にはグノはしっかりと絡んでいるんですねえ。点を取っていないけども効いているのがグノの真骨頂。だかこそグノには早く点を取らせてあげたいわけですよ。ただ、ナビスコではJリーグ規約に基づいて同一のカップ戦に2チームから出場は出来ないため、ナビスコでは全く勝ってが違う戦いにはなるだろう。広島だってその時はミキッチや山岸が戻って来るわけだし。

広島について触れておきたいのが、雅人なんだけども、寿人との連携は上手くやっていたし、2列目からの飛び出しというのは出来ていた。まあ、フィニッシュの精度は相変わらずですがw 後半にスルーパスで抜けだして藤ヶ谷と一対一になった場面でもダイブはせずにプレーを続けた場面は感心した。あそこでフェルだったら必ず倒れてPKをアピールしていただろう(そして審判から無視されるお決まりのパターンw)。南米のマリーシアでは倒れてアピールする、仮にダメでもカレー一枚だから試合に影響はないと考えるところだろう。だけども、そうしたプレーをミシャは恐らく認めてはいないんじゃないだろうか?だからこそああ言うプレーにつながっていたのだと思う。

その意味でガンバー広島の試合ではファウルで試合があまり止まらないし、ましてラフプレーで試合が荒れたという記憶がない。だからこそ本当に広島ってやりがいがある相手ではあるし、広島って何度も行きたくなる場所ではありますね。