大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

最近ちょっとガンバの報道で気になること

2012-03-24 23:03:37 | ガンバ大阪
最近ちょっと気になることがあるとしたら、それはガンバを取り巻く報道状況じゃないか、ということだ。それは多分敢えて名指しするけども佐藤俊氏が書いた記事(試合後に、王巨人かよ、とツッコミ入れたくなった緊急ミーティングが開かれてその場で選手らが叱責された件)が発端になってるんじゃないかという気がするが、永田氏が出したい情報が出せなくなっていると、ツイートしていることとも関係があるのではないだろうか?つまり、佐藤氏の例の記事が出た後にフロントが神経を尖らせてしまったのかな、という気もするが。

もっとも、当の佐藤氏にしても、ACL開幕前には妙に自信満々なヤットの提灯インタビュー記事を書いていたんだから、随分な手のひら返しじゃないか、とツッコミたくはなる。つまり、結局過去他のジャンルにおける報道と同様に落ち目になった途端に一斉にバッシングするというような具合にねw もっとも、取材する側にだって言い分があるとすれば、平時に批判記事を書くようなことをすると自分たちが取材しづらくなる、というものだろう。だからこそ、古今東西における手のひら返し報道というのは後を絶たないのだけども・・・

そう考えると、報道がチームの姿をありのまま伝えてくれるという幻想は持たずに、公開された情報を元に行間を読んだり、推測を立てたり、或いは他の情報と照らし合わせて検証していくというのが必要なんじゃないか、という気がするわけです。まあ、まあこれはどこかの国のメディアウォッチングを通して学んできたことでありますがね・・・

だからまあ、さっきのヤットのインタビューにおいて、まず記事の受け取り側が理解しておくことは、基本的には彼は弱音を吐くことは滅多になく、平常心を強調したりするキャラだということだろう。実はオーストラリアにおいても、サポ仲間の一人から試合後帰りのメトロの中において、「ヤットは良くなっている、というけどちっともそうなってへんやんか」と言われたんだけども、「逆に言えば、決して『いい』とは言えないというのを上手くカモフラージュしてるんじゃないですかね?元が悪いところからスタートしているわけやし」と答えておいたんだけども。

その意味で気になるのは、ある程度の報道規制があるものと推測出来るであろう、今のガンバにおいて、なぜセホーン監督の解任が有りうる、というのをメディアが書き立てるのか、ということだ。恐らく今の状況から推測すれば、意図的な情報リークが行われているんだろうな、ということなんだけども。それは少なくとも社長ではないことは確かだろう。というか、去年の暮れあたりから指摘したけども、今の社長はスタジアム建設に一定の目処をつけた後に、サッカークラブの社長業としての興味を失いつつあるのではないか、と考えるわけです。

実際現に今回のアウェーのアデレードにおいてもAFCの理事会に出席の為に遠征には同行していなかったことからすると、恐らく近いうちに佐野さんと同様にJリーグの理事に格上げされていくんじゃないか、という気がしてならないわけなんだけども。裏返せば新しい社長がパナ本社からやって来るということなんだけども、誰かさんの独裁にメスを入れられるのは彼ぐらいだろうなあ・・・それに気づいてくれればいいのだが。

話が少しそれてしまったが、一連の解任報道というのも結局それをリーク出来る立場にある人間からじゃないか、というものなんだけども。多分、口には出さないけども、自分が連れてきた監督人事の失敗というのを誰かさんは内心認めているだろうし、実際には首脳陣を飛び越えて選手からの不満めいた話を聞いているに違いない(不満を首脳陣ではなく強化部にぶつけるというのは昔からよくある話だが)。だからまあ、万が一の方針転換をする際にメディアを使って真綿で首を絞めるかのごとく首脳陣を追い込んでいるんだろうよ。

そう言えば、オフシーズンにも日刊を使って、前カントクを一方的にバッサリやるネガキャンをさせていましたっけ?「強化部が連れてきた選手を監督が起用しないこともあった」、って実際は使えない選手を連れてきたのは誰なのかという視点が欠如しているんだが・・・

しっかりとサポートし、両目を開いてガンバを見守る、故にダメならNOを突きつける

2012-03-24 09:03:02 | ガンバ大阪
さて、アデレードから戻って来た関係でリーグ戦は明日に行われることになるんだけども、コンディション的にはしんどい試合は覚悟せねばなるまい。実はかくいう自分自身も香港からの深夜便で朝6時に関空に到着したあと仕事着に着替えてからすぐに職場に直行したせいか、疲れを抜けきるのには苦労した。ここ2日は、早めに寝て睡眠時間を充分に確保するようにして、だいぶ疲れも取れてきたけども、それでも体のどこかに疲労感というのが抜けきらなかったりもする。

となると、選手たちの体力は一般人以上とはいえ、地球の裏側を往復して90分走りまわってということだと簡単に疲労は抜けないだろう(もっともブラジル人に言わせるとブラジルに戻るのに30時間かかるんだからこれぐらい大したことないらしいが・・・)。だからこそ明日の磐田戦では首脳陣の選手起用というものがこれまで以上に重要なものとなってくるのではないだろうか?スタメンの大幅入れ替えを示唆しているというのならば、コンディションのいい選手というか、今まで出場機会に恵まれなかった選手らを使ういい機会だとは思う。まあ、ブラジル人の選手起用ってどうしても硬直してしまうから、セホーンのコメントをどこまで真に受けていいのか判らないが、少なくとも今までと同じような選手起用をして疲れを言い訳にするようだったら、もう監督として終わっている。

だからまあ、自分は今首脳陣に対しては結構厳しい目で見ていますよ。今すぐ解任とまでは行かなくても、課題を一つも修正出来ないでこのままズルズル行くようだったら解任やむなしと考えている。セホーンを解任するということはイコールロペスをも座敷牢に閉じ込めるということを意味するわけなんだけども。二人いっぺんに解任すると二人分の違約金というのが発生するんだが、セホーンについては彼の持っている特技からすれば金銭的被害は最小限に済むw

実はセホーンの唯一の取り柄と言っていいのは、彼のこれまでのキャリアの中で1,2年単位でコロコロチームを替えていくという放浪癖なんだが、裏返せば解任されてもすぐ新しい再就職先を見つけている。まあ、これは代理人のお陰なのか本人の特技なのかはよう分からんけども、言い換えれば違約金というのが通常再就職先が決まるまで、残りの契約期間の面倒を見るという性質のものだとしたら、ファンデやホジソン、或いはラグビーにおけるエリサルドみたいに短期間ですぐ次が決まった次点で元の解任先の金銭的負担はそこでストップしてしまったように、セホーンだって短期間にすぐ次を見つけてしまえるのではないだろうか?浦和の場合はオジェックとゲルトが違約金による保証を望んだが為に、その間の負担は大変だったのだろうと思うけども、セホーンの場合は、最小限の手切れ金で済むかもな、とそろばんを弾いてしまうのだけども。逆にマンチーニやベニテスみたいに違約金の条件が良かったら支払い期間中は悠々自適の生活を送るというケースもある(その意味ではAVBが今度どういう選択をするかですな)。

あとは、ロペスの処遇をどうするかですな。ある意味ウチの不手際によって折角監督が出来るものと思ったのにそれが叶わなかったというのなら、とりあえずS級を再来年度(2013年度であって2012年度ではない)に取得するまでは通訳兼コーチとしてブラジル人との潤滑油の役割を果たして頂ければとは思いますね。まあ、これが解任する時の選択ではありますが。

といっても、自分が今の体制を含めて応援しないと言っているわけではない。応援するからこそ批判もするし、ダメなら現体制にNOをつきつける(その基準はきちんと内容面における課題を修正しているかだが、我々が求めるのはタイトル争い出来るチームのレベルのものかという基準を忘れてはならない)。批判をするからにはしっかりと応援し、両目を開いてガンバの試合を見続けることだというスタンスには変りない。

だからこそ、明日の磐田戦へ向けて、トリュフォーの映画じゃないけども、「日曜日が待ち遠しい」という気分ではありますね。