大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ACL開幕を前にシーズン序盤の展望

2012-03-06 07:48:51 | ガンバ大阪
さて、先週末はJ2の開幕戦を見に、大分まで行って、ついでに現地でハンドボールやバスケットの試合を見に行ってきたことについても書こうと思ったけども、これを後回しにして、本日のACL開幕戦の前に今季のガンバについて展望めいたことを書こうと思います。

今までガンバの歴史上ブラジル人監督というのは初めてだったのではないだろうか?これはJのオリジナル10の中でも極めて珍しいことなんだが、その分ブラジル流の洗礼をモロに浴びることにはなるだろう。それは、ズバリ「選手の力というか個々の能力や出来が試合を左右するということ」に尽きるだろう。

それはPSMでも垣間見れたのではないだろうか?失点場面でソータが競り負けたのは、結局ブラジル流ではサイドが上がった裏を取られて起点を作られても、サイドを抑えるというよりは中でしっかり跳ね返すことに重きを置くため、CBには今まで以上に対人の強さが求められるわけ。これは隣のセレッソでもそうだったんだけども、あそこでは、茂庭が跳ね返すという前提があった。その意味では、隣の場合茂庭の劣化というのが気になるところなんだけども。

あ、ウチも人のこと言うてる場合ちゃいますね。となると、ソータにしてもコンちゃんにしても今まで以上に1対1での強さやそこで踏ん張るプレッシャーというのが大きくなることを覚悟してもらわないといけなくなるのだが、コンちゃんにとっては未体験ゾーンだろうなあ・・・ガンバTVでは1対1では誰にも負けないと殊勝なコメントしていたけども、それなら是非ともやってもらいたいところです。

攻撃に関しても決めれるところで決めれるか、というのがクローズアップされてくるだろう。PSMでセホーン監督がフィニッシュの精度を上げろ、という風に言っていたのだが、もし自分が記者なら、その為にどんなアプローチをしろと指示するのが監督ではないですか?と突っ込むだろうが、多分監督の答えは次のものだろう:

「じゃあ、俺にどうすればいいって言うの?」

いや、それを考えるのがアンタの仕事でしょ、ってツッコミたくなるが、かように会話が噛み合わなくなると予想されるのは、ブラジルと日本でのサッカー観の違いから来るものだからだ。ブラジル人からすればチャンスがあれだけあるんだから、しっかり決めてよ、と思うのは当然だが、日本ではそこをなかなか決めきれないから、よりよい形でフィニッシュ出来るまでの形を造ることに拘る傾向にある。その日本人からすればセホーン監督のコメントは物足りなくなるんだけどもね。

だからまあ、シーズン序盤からは、突出した個の選手が働けば勝ち、働けなければ負ける、という傾向が顕著に現れてくるとは思うが、何事も経験ですな。それを元にして試行錯誤を続けていくということになるから、それをじっくりと見るためにホームやアウェーにいく行程を楽しむのがサッカー観戦の醍醐味なんやけどもね。