大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

亞冠聯賽首戰 大阪鋼巴打平1-1春武里未能開門紅 

2008-03-13 01:25:23 | ACL/A3
チョンブリに引き分けでACL緒戦の門出を飾ることはできなかった、というタイトル。

とりあえずよかった。今回の収穫はなんといっても、環太平洋王者をドローで防衛できたこと・・・なんてアホなこと言っている場合じゃない(泣)。もし負けていたらお祭り騒ぎだったところ(いや、今だってそうかもしれんけど)。

試合前の選手起用であるが、千葉戦のエントリに頂いたコメントに対し私は以下のように返答した:

「今日のチョンブリ戦の起用ですが、恐らく勝つ為に最初は千葉戦と同じ顔ぶれで言って、点差が開けば主力を途中で休ませる交代というのもあり得るでしょうね。」

もう一つの鹿島の試合ではJでやっている試合と同じメンバーでやって大量点を奪ってから選手を休ませて言っている。長い目で見るとどっちがよかったのかは何ともいえないけども、最初は入れ替えずに手堅く勝ちに行って、余裕が出てきたらベテランを休ませる方が良かったんじゃないかと思っていたのであった(実際もう一つのグループの中で鹿島は別にメンバーを入れ替えていたわけではない)。選手を多少入れ替えるとなると、昨年の天皇杯の山形戦のようにならなければいいとは思っていたけども、実際その通りになってしまった。

ただ、だからといって今回入れ替えが悪かったというわけではないし、過密日程を乗り切るにはどこかで誰かを休ませないといけないのだから、今回入れ替えたのは別にそれでいいとは思う。もっと言えば昨年カントクがずっと固定メンバーでやったが故に終盤疲労が蓄積して失速していったというのなら、今回の入れ替えについてとやかく言うのはおかしいだろう。

ミネイロにしても、左サイドバックで使うにはかなり危なっかしいが、獲った以上はどこかで使ってみればいいとは思っていた。まあ、左SBでは使えないということは判っただろう。出来れば本職と言われているCBで、余裕のある時に試して見ればよかったとは思うけども。けど、これでカントクがまた固定メンバーに拘るかな・・・

だから敢えて起用法に対して一言言うとすれば、攻撃の選手の起用や交代が千葉戦の時と同じようではやはり進歩がないということ。バレーとルーカスの組み合わせはやはりお互い窮屈すぎて機能しない。山崎をスタメンで使うとかいう選択もあっただろうし、何よりも疲労が蓄積した遠藤に固執しすぎる。引いた相手を崩す有効手段がセットプレーだというのにあの精度ではお話にならない。これでは代表におけるセットプレーのキッカーだって聖域ではないだろう。いや、ガンバにおいても聖域ではない、と言っておこう。

相手のチョンブリであるが、開幕の千葉ほど前線からのプレスはなく、中盤でもボールは廻せた。ただ、前半中盤を見ているとダイヤモンド型で1ボランチで廻していたのは正直意外ではあった。まあそれでも攻撃は12番のネイに合わせるだけだが、この人が相手の中で一番良かった選手。最初の先制点はこの人がドリブルで持ち込んで水本までかわしてお膳立てしたものだった。先制点を奪って引きこもってからのCBのマーキングは悪くなく、バレーには決定的な仕事をさせないでいた。まあ、タイのリーグチャンピオンだから確かに力は認めるけども、この後帰宅して見たクルンタイの試合を見るとチョンブリとはやはり力の差がある。だからタイもレベルアップはしているだろうけど、チョンブリだけでタイ全体のレベルを判断するのは難しい(優勝チームというのはどこの国でもそれなりの力はあるものだから)。

最初に先制されたシーンであるが、水本がかわされたのは痛いけども、根本的には遠藤が突っかけられてボールを奪われてネイに独走を許したところを、水本はサイドを切って二川と挟み込もうとしたが二川がフォローに行けなかったところにも行き着くわけで、確かに水本にも責任はあるけども彼一人に責任を負わせるのも酷だろう。そもそもミネイロは上がりっぱなしであるわけだし。

私に言わせれば、攻撃的に行く中でカウンターの1失点は想定の範囲内で、むしろあれだけ攻めていて点が取れなかった方がもっと深刻だと考えている。悪いときのガンバ病が出ているわけでもっとこう、シンプルにシュートにいけないものかなと思っていた。ゴール前で芸術的なパス回しなんかせんでよろし。これで、ロスタイムで相手が時間稼ぎしたために主審が余分にロスタイムを見ていなかったら完全に負けだっただろう。

審判は・・・本当に流しまくっていましたな。まあ、Jの基準が少し厳しいというところもあったんですが、相手のハンドまで見逃してしまうとは恐れ入りました。これが正に「中東の笛」というヤツでしたかw

ところで、試合後のスタンドの反応についてであるが、SB席からのブーイングに驚いたという人たちが少なからずいらっしゃるらしい。ブーイングを強要するつもりはないけども、我々歌万から見れば拍手できるような内容ではないことは明らかだと言っておきましょう。

今回、ACLでガンバは良くも悪くもいろいろと話題を提供することになるだろう。当事者じゃなく他サポであってもACLの面白さは味わえると思う。ガンバを応援するしないは別にして一人でも多くのJのサポが傍観者でありながらもACLの醍醐味を味わってくれれば・・・けどちょっと盛り上げすぎたかなw

そして今日の試合の結果を受けて、新たな決意をした。

「5月のタイアウェーには絶対行くぞ!このままではやり返さずにはいられへんからな!」