大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

2007亞洲杯小組賽 日本 4-1 越南

2007-07-16 21:47:24 | サッカー全般
日本の貫録勝ち。失点するパターンは開始早々の事故みたいなオウンゴールしかないけども、落ち着いて試合を進めていれば個々の選手の能力は日本の方が圧倒的に上なのだから万が一負けるということは考えにくかった。実際同点に追いついた場面でも俊輔があれだけフェイントでマークを外してフリーでクロスを上げた場面なんてアジアの試合でもそう多く見たことがない。遠藤のFKなんていうのは普段彼のプレーを見慣れていれば、あれが決まってしまうのは納得。まあ、これだけ遠藤が目立ってしまって海外からオファーが来たらどうしようと悩んでしまいそうだがw

ハーフタイムが終わった時点で日本の敵は相手チームではなく、高温多湿な気候と自らのパスミスから招くピンチじゃないかと考えていた。その意味ではこの試合2回もボールを奪われた羽生はちょっと頂けないけどね。しかし、この試合前半は少し流して後半から前線のプレスを厳しくしていけば最終ラインもそれに合わせてラインを押し上げることができた。それによって、前半はクロスを上げてもセカンドボールを拾えなかったものの後半はポゼッションを高め、中盤でもボールを奪えるようになったために安心できたのだった。

4-1とリードした時点で俊輔、ヤット、巻を下げた。交代で入った佐藤寿人は今大会初めてだったが、前線から積極的にプレスをかけ、攻撃においても前へ積極的に飛び出していたが、前の2試合で彼を使っていればもう少しラクに試合を進められたかもしれない。

ともあれこれで決勝トーナメント進出。準々決勝で出てくるのはタイかオーストラリアか。この後の試合結果によって決まる。自分としてはオーストラリアが出てきてもOKだし、リベンジするなら早いほうがいい。もっとも、オージーたちは2点差以上つけて勝たないといけないんだけどね。

訂正:勝ち点が同じ場合には当該チーム同士の間の勝ち点、すなわち直接対決の結果が優先される、となると1-0でも豪州が勝てば次は因縁の対決が待っているのである。

2007美洲杯決賽 巴西 3-0 阿根廷

2007-07-16 09:28:54 | サッカー全般
生中継を見終えたところであるが、本当にこの結果には驚いた。クラブから選手を出してもらえずに1軍半の選手主体のブラジルが、ベストメンバーをそろえて大会最強の戦力を誇るアルゼンチンには太刀打ちできないんじゃないかと自分は考えていたからだ。それがフタを開けてみるとこのスコア。やっぱりブラジルはアルゼンチンとなるとライバル意識をムキ出しにして120パーセントの力を出してしまうし、またここ数年でも割と相性のいい相手なのだろう。

とはいえ、戦術的にドゥンガ監督は現実的な選択をしたと思う。後半なんか完全に守備に人数を裂いて攻撃はロビーニョとダニエル・アウベスのカウンターが主体。これは相手を格上と認めた上で勝つためにこの戦術をとったのだろう。その意味でブラジル本来のポゼッションサッカーは鳴りを潜めてボールを奪ったら手数をかけずに素早く攻めていくサッカーをブラジルは見せてくれたのだが、こう書いていると何がブラジル本来のスタイルなのかを云々することが空しくなってくるな。

なぜなら、彼らは対戦相手、ピッチ、天候などありとあらゆる条件を考慮に入れた上でその中で最良の戦術を選択することができるからである。そうすると、あの酷暑のベトナムで走るサッカーを指向するオシムジャパンって一体・・・逆にアルゼンチンは本来のいつものサッカーをやろうとした。これはこれで間違ってはいないと思うけど、ブラジルが守りを固めて来たのなら、メッシやテベスを共存させるよりは前でのターゲットを置いてそこにボールを入れるやり方が必要だったか。クレスポがケガだったのは勿論痛いけど、それならそれで代役の選手が必要だったとは思う。ディエゴ・ミリートというのは使えなかったのかね?

ともあれ、サッカーの面白さが凝縮されたコパ・アメリカはこれで終了。ドゥンガのクビも一旦はつながった。ブラジル協会は恐らくこの人にW杯まで任せようというのではなく、コパ・アメリカやコンフェデなどの国際大会での結果を見て続投させるかどうかを決めるつもりでいたのだとは思う。この先彼もいろいろなプレッシャーの下に晒されるとは思うけども、願わくば少しでも続けて欲しいと願っている。そしてJスポでは来月放送される予定なので、今回見逃した方たちは是非とも御覧あれ。