大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

東北比 日乙聯賽 第29輪 山形蒙迪奧 1-1 仙台維加泰

2007-07-22 09:09:07 | サッカー全般
NDと書いて、「エヌデー」と言うそうです(場内アナウンスより)。

山形空港に到着してから、山形駅まで移動しようとシャトルバスに乗り込んだが、東京発の便が遅れている関係で、発車が遅れると運転手が告げた。しかし、待てども待てどもバスは出ない。しばらくすると、16時10分に出る予定だったバスが18時30分だと運転手が言うではないか。やれやれ、東京発の便なんて結局は貨物便の為にあるようなもので、首都圏からは大体皆新幹線に乗って来るんじゃないのかね。バスを待っていたら試合に間に合わないということで、タクシーに乗ったのだが、やっぱり山形駅までは遠い。こういうことなら、スタジアムまでのアクセスも併せて考えたら天童駅にホテルをとっておいた方がよかった。今回泊まったルートイン(大浴場付きのホテルでお勧め)は天童にだってあるわけだしね。

ホテルにチェックインして荷物を部屋に置いてから、スタジアムに向かおうと山形駅のシャトルバス乗り場に向かったが、人はまばらで乗ったのは10数人程度。今日は代表の試合以外にも野球のオールスターが仙台で行われているから、仙台から来る人たちも少ないのかと思っていたが、スタジアムに着いた途端、ベガサポの声援がはっきりと響き渡っていた。あとで判ったのだが、ここは駐車場が広いために仙台から車で来ている人が結構いるということだ。

スタジアムの外の売店で焼き豚のロールを購入し(ついでにクロワッサンも試食させて頂きました)てからホーム側のゴール裏に回り込む。すると、反対側のゴル裏だけでなく、バクスタの向こう側もベガサポで埋め尽くされているではないか!いやはや、今日は何も客の入りを心配する必要はないな。代表よりもJのチームの試合の応援に駆けつけたアホばっかり(いい意味で言うてるんでっせ)のお陰でみちのくダービーが盛り上がってきた。とはいっても公式発表で9000人程度だったのは正直意外。NDってキャパは小さいのだろうか?もっと入っているように思えたんだけどな。

試合はといえば、立ち上がりから仙台が右サイドを基点に攻撃を仕掛けて山形ゴールに迫るが、山形がボランチとCBの4人で相手にラストパスを通させず、カットしたボールから速攻に転じる展開。どちらかと言えば、仙台の方がいい流れのように感じたが、先制したのは山形。なんなんですか、あの財前の切り替えしは!ヤットのFKがエロかったらしいけども、財前が相手に倒されてもバランスを崩さずに立ち上がりざますぐにドリブルで切れ込んでセンタリングなんてそれ以上にヤバかった。これを北村が決めてなんと山形先制!いやはや、財前ってすんごい選手やな。前半45分だけでサッカーをやるのならこの人は日本でもまだまだトップレベルだと思うけどね。これを生で見ただけどもこの試合わざわざ大阪から来た価値があると思った。

ただ、山形はここから突き放せなかったのが、勝ちきれない原因だったとは思う。後半にも決定的なチャンスがあったのに、北村が決め切れなかった。北村は確かに先制点を挙げてはいるものの、後半のフリーの場面で外したからこの試合の出来については正直微妙。あと、財前は替えるのは早すぎないだろうか?この人と臼井を替えるのは山形の交代パターン(ちょうどセレッソが森嶋を後半で引っ込めるみたいにね)だというのは知っているけども、もう少し引っ張ってもよかったと思うのは筆者だけだろうか?その他の山形の交代では、FWを入れ替えたりして前線からのプレスを強めるなどして、1対0での逃げ切り体制に入る意味ではよかったけども。

しかし、そうは問屋が卸さなかった。仙台が徐々にボールを支配してサイドチェンジを多用し、ゴール中央にクロスをどんどん放り込んで来る展開になってきた。ここで仙台はもう少しゴールの側を向いてのドリブルの仕掛けがほしかったのだが・・・この間関口がPKをゲットしたみたいに。まあ、それでもロペスなんかが持って上がる場面というのは確かに見ごたえがあったけども、裏にスペースがない状態でやるのはやっぱりしんどいやろな。あと、この試合の主審は甲府戦大活躍だったナベちゃんで、後半はカレー券を両チーム交互に配布していたという特記事項を記しておこう。

そうした展開が続いていくが、山形のGKシミケンの攻守もあってなかなかゴールが割れず、今日は仙台負けかと思いきや、後半終了間際に仙台の北村が鶴の恩返し弾を決め、結局試合はドロー。試合後に山形ゴル裏では拍手とブーイング(爆心地の辺り)が入り混じっていた。まあ、勝ちきれない試合が続いたらブーイングは出るだろうし、拍手するサポに対して「拍手する試合じゃねーだろ」と吐き捨てるサポがいるのもよくある光景なんだが。でも、こいういう熱さを持ち続ければいつかガンバの試合で山形へ行けるようになるんじゃないだろうか。それまでに財前が現役でい続けられるかが気になるけどね。

で、試合が終わってから山形駅までのバスの中でずっと携帯で代表戦の途中経過を追っていた。豪州が一人退場になったというから、多分一人少ない為に引いた相手を攻めあぐねていたのだろう。そうなると川口がPK戦で大活躍かな、ということを想像していたらホンマにその通りになったがな。夜は山形牛食べて祝杯を挙げたが、オーストラリア産のタン塩も食べておきました。