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リンダ リンダ リンダ リンダ!

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ホンダコレクションホールvol.5

2018-03-30 20:29:00 | XSR900
昨日の狂乱高気温からは随分と落ち着いた感じになりましたな~
年度末・週末だし会社で夜桜見物って所も多そうね、北風吹いてるしこりゃ週明け風邪引きさんでいっぱいかも(笑
僕は明日もご出勤だし花見酒も趣味じゃ無いんで関係ないけどね~

年度末・年度初めを乗り越えるために滋養補給!

香味唐揚げ定食!
やっぱし唐揚げあると頼んじゃうわ~、ローソンでもからあげ君買っちゃうな~(笑
がぶっと噛んだときにジワッと脂が出てくるのが良いんですよねぇ、
お店じゃやらないけど御飯の上にのっけて鶏脂とお醤油ちょびっと垂らして食べちゃうわ、
お行儀悪いけど美味しいんだよね~
勿論、香辛料で食べるのも美味しいよ~


さあ、ホンダコレクションホール見学レメ[ト最終回でございます!
昨日のvol.4までで取りあえず見学した所は全部紹介完了でございますが、意図的に外した車両があるんですよね、

これを見るために茂木くんだり(失礼)まで行ったんです!って車両を最後に書いておきますわ
かなり近寄ってじっくり観察&撮影してたから、他から観たら気持ち悪いオッサンだったかも(笑
思い入れ強いからキー打つ指も軽やか!

まずはこれ!
これを置いて近代ホンダレーサーは語れないっすよね!

NR500(0X)
1979年 水冷4st V型4気筒32バルブ500cc 片山敬済車

RC166を最後にレギュレーション変更等も相まってWGPから撤退したホンダさん、
WGP復帰第一弾がまさかの4ストロークエンジンの車両、
当時のレギュレーションでは500ccは2stも4stも500ccまで、2回転で1回点火の4stと1回転で1回点火の2st、4stでは分が悪すぎ、
4stで対抗するには2倍の回転数で回す必要がある為ショートストローク・多気筒化が必須、でも4気筒まで・・・

開発責任者入交さん吉村さん※、どうやったら速い4st4気筒エンジンが創れるか考えながら自動車運転中、
横長信号機を見てひらめいた ゜∀゜!!☆
※訂正、ひらめいたのは開発の吉村年光さんだったっす、

●ピストンって丸くなくても良いんじゃね!?
●横長・広面積で超ショートストロークになるんじゃね!?
●ボア面積広いからバルブも1気筒で8個にできるんじゃね!?
●ってことはV型4気筒でV型8気筒の性能出せるんじゃね!?

長円UFOピストンの誕生!
これを思いついた入交吉村さんスゴイですよね、4stにこだわったホンダ技術陣も凄いけどね、
V8エンジンで2気筒ずつ繋げた様な構造、1気筒に2本あるコンロットの動きをシンクロさせるの大変そうですわな、凄い精度だね
研鑽の甲斐あって、実際に直線は2stに負けない速さを見せたみたいだし発想の勝利!

NR500はそれ以外でも他社の2stレーサーでは見られない特殊な機構にチャレンジしてますよね、
車体関係だと
●アルミ製フルモノコックシャーシー
●直立スクリーン
●サイドラジエーター
この辺りはF1関係で狽墲黷ス技術だって言ってましたね、たぶん他社の真似じゃない!って意地もあったと思うけど

モノコックシャーシーは現場レベルだと酷いクレーム要因だったみたいですけどね、
サイドカウルに見える部分が全部シャーシーだもんね、分解時はエンジンと後半分がズルッと抜けてくる構造だし、

オイル交換だけのために半分くらい分解しないといけなかったとか、分解には専用吊具が必要とか・・・
KR500初期型もモノコックだったけど、こっちの方がよりモノコックらしい造り、
現物を近くで見ると結構ペコペコしてて手作り感が半端ないっす、
サイドラジエーターもイマイチ冷えなかったみたい、F1のサイドャ塔cーンみたいに導風効果出ないでしょうからしょうがない、
エンジン前に置くよりもホイールベース短くする為なんでしょうけど、VTR1000でもやってたっすね、
ラジエーターフィンは結構粗めでちょっとぶつけたら穴ふさがりそうな雰囲気、

●痘ァ式フロントフォーク
●18インチが主流だった時代に16インチホイール
●強烈なエンジンブレーキ対策バックトルクリミッタ
当時は「なんじゃそりゃ!」状態でしたし、片山選手曰く「棒に振った3年間・・」だそうですけどね、
その後MotoGPへ移行して4stオンリーになったWGPや市販車ベースのスーパーバイク、エコや環境問題etc.etc.
NR500は生み出された時代が早すぎたって感じですね、

結果は残せなかった不遇なレーサーですけど、その後の市販車開発、MotoGPレーサー開発には多大なる貢献をしているバイクだと思いますな、

NR500(0X)が無かったら現代のRC213Vも無かったかもですね、
最新技術を駆使した現代版・NR1000を造ってRC213Vと競争させて欲しいわ~、
NRのおかげでMotoGPは異形ピストン禁止だけどね(笑

「レースは走る実験室」ですけど速さを競う競技である以上やっぱし勝てないとマズイですわな、

オーソドックスなクレードルフレームになったNR500(2X)も展示されてましたけど、やっぱしNR500といえば0Xですよね!


もう一台の最注目車両はこれ!

elf3
1986年 水冷2st V型3気筒500cc(NS500) ロン・ハスラム車

ご存じエルフプロジェクトのWGP車両!この年の平さんの事故で押しがけからクラッチスタートになったけどロケット・ロン号!(笑
ホントは耐久仕様の「elf-e」が見たかったんですけど展示されて無かったっすわ、あれの所管はここじゃ無いのかな?
独立プロジェクトだったelf-e/2までとは違い、ホンダの全面サメ[トを受けて開発されたWGP用レーサー、

elf2+宗一郎さんの満面の笑み!

プロジェクト主査はコルタンツさんからトレマさんにチェンジ、
WGP参戦開始のelf2は市販レーサーRS500R用のエンジンを搭載してましたけど、elf3ではワークスNS500エンジンが供給開始、後のelf4/5ではNSR500エンジンに、

フロント周りもダブルウィッシュボーン式からマクファーソンストラッド式に変更、
片保持の為ブレーキディスクは一枚だけ、強化の為にキャリパーが2個なのも面白い機構
スイングアームやホイールの仕上げが明らかにelf2以前より良くなってるのは資金面で余裕が出たからですかね?

ハンドリングのダイレクト感は改善されたと思いますけど、ステアリング用サブフレームが付いて完全フレームレスじゃ無くなったのは若干残念な気もしないことないですね、

出来たらストリップの状態で見たかったんですけどカウル付での展示、
フロント周りの写真撮影するのにかなり怪しげなオッサンになってた模様(笑
それにしてもホントにelfは面白いマシンですよね、こんなプロジェクトは二度とお目にかかれないんだろうねぇ、
レギュレーション的にも変な事する余地はほぼ無いし、只でさえお金がかかるレース活動、勝てるか分からないプロジェクトは立てられませんね、

NR500にしてもelfプロジェクトにしても、僕は「変わったバイク」が好きな模様、
出来れば現代のレースでも変わったバイクが走ってて欲しいんですけどね、諸々あって難しいんでしょうねぇ、
各レースのレギュレーション、同一スペックに合わせるのも良いですけど、少しくらいは隙間を残しておいてもらいたいですよね、
専用エンジンを開発とかは難しいでしょうけど、車体周りで少し個性的なのが出て来てくれると嬉しいんだけどな~


っと言うことでホンダコレクションホール見学レメ[トはこれにて終了でございます!
長らくおつきあい頂きありがとうございます!

ホンダの牙城にヤマハ車で乗り込み、ホンダレーサーを隅々まで舐め回す暴挙!(笑
中々楽しい見学ツアーでございました!
関東近辺にお住まいのバイク好き、車好きの方、是非見学する事をお勧めします!
ツインリンクもてぎには他にもレクリエーション施設とかもありますからご家族連れでも楽しめると思いますよ~

今回のホンダコレクションホール見学、我が家最高画質のPEN-Liteを持って行かなかった事を激しく後悔中・・・
でも撮影枚数から言ってバッテリーが4~5本は要りそうだわ(笑
コンデジの低画質写真ですけど大きな写真が欲しいってのがあれば言って頂ければ高画質(1280×960程度)に差し替えますよ~

そうそう、お土産!お土産!

ちっちゃいアシモ君、手で「I LOVE YOU!」ってサインを出してる模様、
コレクションホール1階のショップで購入いたしました、他はホンダ関係のアパレルとかなんで買えませんからね(笑

次はヤマハ・コミュニケーションプラザかな!<遠いよ・・・