しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

迷い子犬

2009-01-25 19:41:46 | Weblog
'09/1/25(日)
快晴 風弱い 温度未計測

 じゃが芋や春一番の葉物を更科の畑に作付けすることを考えている。とにかく耕運して畑を作っておきたい。畑の一部が草の粉砕が不十分なので、刈払い機を持っていき、トラクターのロータリーに絡まないように細かく切る。
 小屋に戻ってトラクターに乗り、再び更科へ向う。畑に到着後すぐ耕運開始。トラクターの座席では操作以外やることはないので、春の作付けの段取りをなんとなくあいまいに考えをめぐらせる。
 うない終わって帰ると、行き違いに美香が更科に明日の宅配の野菜を収穫に行く。しばらくして美香から、「迷子の子犬が私から離れない」と電話がある。畑の前を通る近所の人たちに聞いても見たことが無いらしく、帰るに帰れないらしい。
 急いで家から車で畑に向うと、白い子犬が軽トラックの回りをキャンキャン吠えながら距離を保ち走り回っていた。TLCのドックフードを持っていったので、器に入れ食べさせる。かなりお腹がすいていたのかガツガツ食べる。美香は収穫している間、近くに寄ってくるがなかなか摑まえられなかったらしい。手にドックフードを乗せると警戒しながらも手から食べてくれた。その勢いでつかまえて抱き上げるとすぐに落着いた。まだ子犬で毛が柔らかい。
 そのまま畑に放置することも出来ず、小屋に連れて帰る。繋いでおいたがどのように飼われていたか分からず、激しい畑の冷え込みが辛いだろうと、結局家の玄関に入れる。初対面のヴィーノは不快感をあらわにして、マウンティングする。今晩はヴィーノを隣の美香のお母さん宅にあずかってもらうことにする。
 警察には届けたが早く飼い主が現れてもらいたい。

初雪降る

2009-01-25 07:56:44 | Weblog
'09/1/24(土)
弱い雨一時雪 北風 温度未計測 初雪降る

 合羽を着て籾殻堆肥の積み込みの続きをする。井戸水が暖かく感じるほど寒い。シャワーを持つゴム手袋につたわってくるみずが暖かいのだが、水をかけるのをやめるととたんに手が凍るように冷たくなる。あまりに寒いので午前中でやめることにする。 
 昼ごはんを食べていると、雪が降り出す。どうりで寒いわけだ。雨でしめった地面には降り積もらずに消えてゆく。おととい何かに強打して眉間に傷を負ったヴィーノ家に入れるため畑にいく。暖かい部屋で養生させる。
 種の点呼も済んだので、八街の種苗店に種を見に行く。主に輸入種とレタスを中心に購入。美香と栽培できるか検討しつつ面白い種をいくつか購入。店には八街でテレビや雑誌などで有名な農家の人が来ていて、カウンターの奥で店主とストーブにあたっていた。ヨーロッパ種が豊富な店なのでレストランなどに出荷する生産者にはうってつけの店。
 外国産の野菜、とくにヨーロッパの品種はなかなか思うようには作れない。いろいろなやり方を試す必要がある。そこまでやる需要と野菜として日本の風土や食に合うのか見きわめなくては、あれもこれもと収拾がつかなくなる。ただ魅力のある野菜もあり、飲食店にはおすすめしたいものも多いのは事実。今年も千葉に合った野菜と変り種の二本立てでいくことになりそうだ。