梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

自ら崩れる、

2020-05-22 10:05:47 | 雑記
東京高検の黒川弘務検事長が辞職を決めたら安倍首相はあれだけごり押しをしていた
 「検察官を含む公務員の定年延長を盛り込んだ国家公務員法改正案を廃案にする方針を固めた。」と言う報道が出た、
僅か3日前までは多くの反対を無視して一括法案として提出すると言っていたのにである、
世論の大反対、知識人から当事者である検事法曹界からの告発まで受けて政権維持の危機を察知して「今国会提出は取り下る」としたがあくまで「今秋国会に成立を目指す」と言っていた
当然これには野党以下大反対を呼んだのだが「重要な法案で必ず成立をする」と見えを切っていたはずだ、
なんとその最中に張本人と言われていた黒川検事長が緊急事態要請を無視し賭け麻雀に興じていたというスキャンダルを起こし、早々に自ら辞職と言う事になった、
検事長と言う法の番人が低額で仲間同士といえど「賭博」を行ったことを認めたのだ、厳密にいえば懲戒免職でも致し方ないという様な話だ、
しかし安倍首相が言っていた「黒川検事長の処遇とは関係なく」であるはずだがあれだけ強硬に成立を目指していた「国家公務員法改正案」をあっさり廃案にした、
これは多くの国民が歓迎すべき結果なんだがこうあからさまに「黒川検事長が辞めたらもう意味はないから引っ込める」と言うのでは今の今まで「恣意的な運用はしないが出来るようにして置く」と言っていた事は明らかに嘘である事を露呈したという事だ、
これで幕を引くというのはあまりに強引であざとい、仮に廃案となったとしても「森加家問題」「桜を見る会問題」も含めて改めて告発をして貰いたい位である、
告発者名簿に書名して欲しいとをだれかが纏めてくれれば多くの国民が書名すると思うし少なくとも私は率先して署名する、
内閣不信任案が議員総会の多数決でしかできないなら4年間はやりたい放題だ、
此処までみっともない態勢になって横車を押し通すなら国民は更に追及を緩めない、
もう死に体であることを認めて潔く自ら身を引いたらどうだ
しかし黒川検事長もこの大騒動には針の筵だったんじゃないのかと思うな
自民党に逆らうだけの勇気も無い、あるいはあからさまにできない過去の問題もあり自爆を選んだんじゃないのか