梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

忖度と言うより恫喝あるいは利益誘導

2019-04-04 15:45:04 | 雑記
 国交副大臣なので、ちょっとだけ仕事の話を。大家さんが吉田博美・自民参議院幹事長と一緒に、「地元の要望がある」と副大臣室に来た。下関北九州道路(の案件)です。
 これは11年前に凍結されているんです。何とかせにゃならん。下関と北九州ですよ。よく考えてください。下関は誰の地盤ですか。安倍晋三総理です。総理から麻生副総理の地元でもある北九州への道路事業が止まっている。
 吉田幹事長が私の顔を見て、「塚田分かってるな、これは総理の地元と副総理の地元の事業なんだよ」と。私、すごく物わかりがいいんです。すぐ忖度(そんたく)します。「分かりました」と。
 そりゃ総理とか副総理がそんなこと言えません。でも私は忖度(そんたく)します。この事業を再スタートするには、いったん国で調査を引き取らせてもらいます、と。今回の新年度の予算で、国で直轄の調査計画に引き上げました。
 別に知事に頼まれたからやったわけじゃないですよ。大家敏志が言ってきた、そして私が忖度した、ということですので。
 おそらく橋を架ける形で調査を進めて、できるだけ早くみなさまのもとに、橋が通るように頑張りたい。

国交省副大臣が地方選の応援でこんな演説をしたらしい、
問題が公になって夕方には「事実ではない事を発言した」と撤回したがあまりに具体的だ、
個人名がでて日時も出て「自白には信ぴょう性がある」と言う事で証拠として採用されるに十分な発言だ、
「そりゃそう理とか副総理がそんなこと言えません、」実に分かりやすい、
その通り、「でも私は忖度します」じゃなくて言外にこうしろと言ったと言う事だろう、
森加家問題もこの通りなんだろうし官僚が忖度したのではないかと言うのも要は人事権を振りかざして恫喝したと言う事だろう、
(代わりは幾らでも居る)と思わせるか、(今後しばらく冷飯を喰うか)と見せるかあるいは佐川長官のように(良い席を用意するよ)と言外ににおわせるか
いずれにしても吉田幹事長が私の顔を見て、「塚田分かってるな、これは総理の地元と副総理の地元の事業なんだよ」
と言うか、ここまで具体的に「事実ではないことを」応援演説の最後に原稿も見ないで話すと言う事は「事実こんなことが有った」と言う事に他ならない
それも日常茶飯事にあの世界は通常の会話として飛び交っていると言う事だろう
任命をしたのは話に出てくる総理と副総理だと言う事は最低でも彼の罷免は免れない
これを全く問題視しないとなれば日本国政は中国やロシアを非難する権利はあるまい
無論政府は外国を名指しで批判していないのだがマスコミはプーチンの独裁、習近平の独断専行を非難論調で書いている、
外国の事ではない、我が国の事だマスコミ全体でこの独裁政府を糾弾してもらいたい、
もっとも安倍政権前の自民党政府は「世論の圧力を鑑みて」政治を行ってきたが現政権は世論は全く歯牙にもかけず「私が責任を持って(私の権力で)」日本を導く」とずっと続けてきた、
自民党内部にこれを否定できる勢力は全くない様だ、
野党はと言えばこの時点でも「枝野ドクトリン」がささやかれ第一党すら分裂しそうだ、
戦国時代敵の敵は味方と共同戦を図り、相手の国同士の結束をあの手この手でひびを入れると言うのが常套なのにほっておいても勝手に同士討ちをするのでは自民党政権はまだまだ続く、
ここ暫くは自民党でしか国政は運営できまい、百歩譲ってそれは仕方ないとすれば自民党の自浄をのぞむしかない、
「我が辞書に不可能は無い」とナポレオンは言ったが安倍晋三の辞書には「我が辞書に謙虚尊攘と言う言葉は無い」と言うのだろうか
大体そんな言葉の意味も知らないんじゃないかとすら思える、