梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

立場が反対だったらと言う想像力

2019-04-11 08:22:25 | 雑記
ドイツのホルンバッハと言うホームセンターが放映しているCMが物議をかもしている
それは白人の男性が脱ぎ捨てた下着をパックして東洋人とみられる女性がパックを開けて匂いを嗅ぎうっとりとしているという画面に「春の香り」と言う日本文字が流れると言う物、
真っ先に不快感を表明したのはドイツ在住の韓国人だった、
日本語のバックと制作会社が「ブルセラを意識した」というコメントからその東洋人は日本女性らしい、
日本人の反応は出ていないのだが非白人層から多くの非難が出ているがホルンバッハは「差別の認識はないが不快を与えたことは謝罪」したが放映は続けると言う、
ドイツ国民の反応は概ね「不快であり、差別的だ」と言う事らしいが一部「差別的ではない」と言う意見もあるそうだ。
いつも思うのだがある事柄が他人に不快を与えたと言われたら謙虚に「関係が逆だったらどうなんだろう?」と考えることがなぜできないのか、
今回でいえば非常にシンプルだ、東洋人が(今回日本を意識しているなら日本人の)男性が下着を脱いでパッキングしそれを自動販売機で購入(コメントに自販機文化を意識してと有った)したドイツ女性がうっとりとしてバックにドイツ語で「春の香り」と流したら誇り高いゲルマン人は納得するのか、
白人至上主義の不快さはずっとある、しかしほんの少しだけ工業化が先んじたことで発展のアドバンテージを得、同時に軍事力で世界を侵略し続けていたと言うだけで生活レベルと連動する教育システムが先行しているだけで決して白色人種が優秀だと言う事ではない、
こちらからすれば「生物学的にはアルビノの一種」だ、
相手側に立ってものを見ると言う事は人間社会の重要な要素だが最近はこれが大きく欠損している、
虐めも貧富の差もDVも子供虐待も今手を上げている自分が慄いている相手だったら
自分が虐めている友人だったら
何億と金を持っている時に自分が飢えて今日の食事も手に入らないとしたら
自分が福島に生まれ育った人間だったら
辺野古の海が漁場の海だったら、子供のころから親しんだ場所だったら、
こんな事は何かをしなければならないと言う様なことではない、
想像すればいい、その想像力は生まれつき持っている筈だ、
社会も親も生まれた子供に残す一番大きな財産だと思う
政治も経済も基本は社会全体であり自分以外の事を思う事を百歩譲っても2番目には置いてもらいたいものだ
おそらく今の政財官は2番目どころか完全否定してるのではないだろうか
だとしたら人間社会の将来は真っ暗だ