梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

墓の話

2014-08-21 17:42:37 | 雑記

娘家族と食事をした、先日女房の菩提寺に夫婦で墓参してくれたと言う、
私は末っ子なので墓は無い、田舎に会った墓(正確に言うと墓ではなく骨だけだが)は姫路に居る長男が持って行ったので実際問題として墓が無いのだ、行った事も無いし今では娘の代になっているので無いと同じだ、

女房の家も長男が数年前に他界して今墓守は義理の姉がしている、しかし義母が入って居るので毎年墓参りはしている、寺は上野毛に有って義母の葬式を出した頃寺に共同墓地の様な物が出来た、その時は生きていた義兄が「買っておけよ」と言ったのだが未だ余り切実に考えて居なかったので生返事をしていたら売り切れてしまった、

60を越える頃から時々墓の話がでるのだが実は私としてはあまり墓を欲しいと思った事は無い、死んでしまえば自分が暑いも寒いも無いし、覚えている人には使っていた茶碗一個でも十分モニュメントになるだろうし、逆に自分を覚えている人達が居なくなれば墓など只の石である、

自然葬と言う奴があるので此れが良いかなと思っているんだが残された方はそうもいかないのかもしれない、若い頃は海に潜るのが好きだったので散骨が良いと思っているのだが娘に言わせると「安っぽい映画のシーンじゃあるまいし、海に花を流して手を合わせるなんて恥ずかしくって出来るわけないでしょ」と言う事らしい

「お父さんがそれがいいならそれでしょうがないけどお母さんはどうなのよ」と言うと女房は「約束で私は先に逝く事になっているのでお父さん次第」と言う、
「じゃあ骨壺にいれて押し入れにでも祭っておくからおれが死んだらよろしく頼むよ」というと「本当に迷惑な親よね、」と言っていたが確かにこれは迷惑だろうな、墓と言う物は入る人間より残った人間の為に作る物だと納得した、やはり元気なうちに何とかしなければならないか、

樹木葬と言うのが有るが息子も入らなければとなればそうもいかないか、今度会ったら聞いてみるか