梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

生活の継承ーー家庭

2012-03-20 17:20:33 | 雑記
親が言うのも何だが我が娘はかなりの横着者である、2年程一緒に暮らす羽目になった事があるが自分にはとても耐えられたものではなかった、何しろ会社から帰って来ると着て居た洋服をダイニングの椅子の背に掛ける、其れは誰でもやるが娘はその服をそのままにして次の日に別の服をきて出勤しても昨日の服はそのままである、そして次の服を着るとすると椅子には2着の服が重なって来る、多い時はその服が4着になったりする、出窓はまず物置と化していた。
しかし、此の娘が洗濯だけは良くやる、しかし取り込んだ洗濯ものを畳む事は殆どしない、其れを丁寧に畳んで居るのは亭主の方だがこれはまあ夫婦の問題だから此方がとやかく言う筋合いではない、しかし洗濯だけはまめにする、どうやらこれは母親である我が女房の影響の様だ、
内のかみさんは洗濯が好きである、此れは自他共に認める物でどんな状況でも洗濯を楽しそうにやっている、楽しそうにという表現は若干違うかも知れない、どちらかと言うとリズムを取る様にやっている、精神状態が不安定になるとひたすら洗濯をする事で精神の安定を取り戻している様だ
此れは娘が小さい頃からなので娘の何処かに「洗濯は楽しい物」と言う事が刷り込まれたらしい、
しかし、どう言う訳か「畳んで仕舞う」と言う所は入らなかったらしいのが残念だ、
親から子にと言う事は遺伝とは別に生活習慣として引き継がれる事が多い、件の娘も我が家の卵焼きは全くのプレーンだったが結婚相手の家庭は砂糖をたっぷり入れる卵焼きだったのでかなり違和感が有ったらしい、作ったら「甘くない卵焼きなど食べられない」と言われたらしいが娘にとっては「お菓子かケーキじゃ有るまいし」と女房に訴えて居た、家庭はこんな風に引き継がれてゆくんだなと妙に感心した