梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

シムシティと増税

2012-03-28 18:41:48 | 雑記
増税で政局が揉めている、増税を提出すれば恐らく時期選挙でかなり不利になると言う事は今までの政党が手を付けなかったことを見ても、世論の反応を見ても間違いない事だがそれでも「不退転の意思を持って」増税を強行に進める野田政権はその点で言えば政権の座に固執して居ないとも言える、
しかしこの増税理論はどうも経済界と大蔵官僚の意向に沿っているのではないかと言う話も聞く、
確かに経済界には「法人税を下げて消費税を上げる」と言う事は願ったり叶ったりの税制改正だし、財務省にしてみれば自分達が握っている国家予算が潤沢になればそれだけ権力が増す訳だ、
収支と言う事がある、国家では税金が収入の殆どだ、しかし支出の部分がどうも釈然としない、
「税と社会保障の一体改革」をうたっているのだが「社会保障の改革」の中身が全く見えて来ないのだ、一部のブログでは「改革は切り捨て方向の改革だ」と言う意見もある、
社会保障の改革が本当に国民の為のものだとしても増税の前にそちらを決めて置くのが順序ではないか、まず増税を決めてしまいその後で改革をするといっても確実に実行される保証は全く無い、野党が言う様に「増税と補償は同時でなければならない」筈だが野田政権は「政治生命を掛けて”増税”をする」と言う、
政治生命を掛けて進めて貰いたいのは今後の日本が一部の経済界ではなく普遍的国民の生活が安心出来る改革をしなくては成らないはずである、
其れが咲き合って「この補償を確実に続けるにはどうしても此れだけの税収が必要だからお願いをしたい」と言うのが順序だろう、
その事を納得するには今の支出の面があまりにも杜撰だ、先ず特殊法人の整理と言うより廃止をすべきだし官僚の所得は個人レベルで絶対総額規制をするしかないだろう、
個人レベルで生涯所得を総量で規制する事で本当に一生懸命働いている公務員には大きな影響は出ないだろう、
増税はいわゆる税率を上げると言う事だ、税収を上げるのに税率をそれも最終消費に掛かる税率を上げれば当然消費は下がる、税収と言う面で言えば経済状態を上向けるほうが税率を上げるよりずっと効果的だ、無論難しい方法だが「簡単に効果が出るから」と言う政策では国は立ち行かない、むかし「シムシティ」と言うゲームがあったが此れは自治体の様な形の街の経営をプレイヤーがすると言う物で結構面白かった、
その中で街の予算を決めて道路行政から消防、警察、病院などを立てて行き、其れに沿って予算が減少すると税金も上げる事が出来ると言う物で増税をすると「重税に市民が嫌気をだしてどんどん転出し商業地域が荒廃し始めています」と言うメッセージが流れ街の画がどんどん壊れてゆくと言うゲームだったが国家を出る事は出来ないが国民のモチベーションが下がり国家がどんどん荒廃すると言うシーンが目に浮かぶ
先ずは、景気の浮揚、それには安心して国民が消費出来るシステムを真っ先に作るべきだろう
今日本の資産は特定の場所にうずたかく詰まれたままになっている、
此れを動かす方策を考えるべきだ