福田の雑記帖

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NHK「のど自慢」2019(1) 毎週の「のど自慢」は楽しい番組

2019年03月03日 03時08分57秒 | コラム、エッセイ
 昨日夜、年に一回の「のど自慢チャンピオン大会」が放送された。その時間帯は飯川病院の当直だったので観れず、翌日夕方、各種のデータ整理を進めながら録画で観た。

 私は「NHKのど自慢」が大好きである。この番組は1946年開始から70年以上続いてきた超長寿番組である。
 「NHKのど自慢」の放送がある日曜の昼、自宅で過ごせる日は多くはないが、家にいる時は正午の12:00時になると自然に茶の間のTVの前に陣取る。休日の定番となっている。日直とかで家にいない日は録画し、夜に、あるいは後日みる。

 心地よい鐘が鳴り響き、20組の素人の個性ある歌声が聞こえてくる。この番組は、司会者の「明るく楽しく元気よく・・」の言葉で始まる。私はTVは殆ど見ないがこの「NHKのど自慢」と19:00からの「NHKニュース」だけは可能な限りリアルタイムで観る。

 私は3-6歳の頃から、鉱石ラジオで、のちには5球スーパー真空管ラジオでほぼ毎回聞いていた。当時は「しろうと演芸会」とかと呼ばれていたように思う。歌謡曲、民謡、歌曲と部門が分かれていた時代もあったように記憶している。

 なんで私がこんなにこの番組が好きなのか?? 
 私は小学校3年の頃に、村に巡回してきた子供バージョン「NHKこども音楽会」なる番組に出場した。自ら出たのではなく学校からの推薦であった。何を歌ったかも忘れたが、私は11番目に登場し、最初の合格の鐘を鳴らしヤンやの喝采を受けた。賞品はお菓子の詰め合わせであった。2週ほど後にラジオで放送された。

 当時、私はちょっぴり歌が上手で、小学校の校庭で遊んでいると校長から声がかかり、職員室で歌を披露していた。私の十八番は「長崎のザボン売り」であった。
 更に、盛岡の私立の中高一貫校に進学したが、ある日、音楽の授業で突然指名され、教師のピアノ伴奏で「追憶」を歌わせられた。教師はいたく感心し「お前、うまいじゃないか・・」と評価してくれた。これ以降、恥ずかしがり屋の私は人前で歌を披露することはなくなった。このふたつのエピソードは心の中に生きている。
 そんなこともあって、私は「NHKのど自慢」に親しみを感じているのだろう。

 この番組はずっと大きな変化がないような気がする。このマンネリ感がいい。通常はマンネリは嫌われるが、この変わらない安心感がいい。
 昨年から出場枠を中学生に広げたが、250組ほどから選ばれた20組の出場者が自慢ののどとパフォーマンスを披露する。中には驚くほどの歌唱力を示す出場者もいる。それ以上に、出場者の屈託のない笑顔がいい。合格の鐘が鳴った瞬間、出場者が司会者と抱き合う場面もある。司会者は体力がいる。
 グループ出場者で合格した場合、放送後に人数分のトロフィーが渡される、という。

 45分の生放送であるが、本放送終了後ではアトラクションとして、チャンピオンが再度歌うことが恒例となっており、ゲストも2曲ほど歌うという。

 合格の鐘を鳴らす鐘奏者はいま4人目の秋山氏。氏は、東京芸大出身で、帝国劇場オーケストラや東京交響楽団、藝大フィルハーモニーなどに所属した打楽器のプロ奏者だという。

 毎年12月の最終日曜日の午後には「NHKのど自慢 熱唱熱演名場面」と題して1年間に放送された熱唱の名場面を総集編として放送している。これもなかなか良いが、これほどしっかり観ているのに各場面の記憶がほとんどないのが私にとっては不思議である。




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