今回は私にとっての最後の講演になるだろうと考えて内容的に十分に推敲を重ねつつ準備していた。7割方出来上がった状況にはあった。
講演直前の1週間前の準備期間は最終的詰めを行う時期であり、とても貴重である。この時期の準備で次から次と話したい内容が増えてくる。
しかしながら、この大事な時期に、5/18日午後から突然身体的不調に陥った。熱感、全身的違和感、水分以外の固形物を一切受け付けない強い食欲不振などなどである。これらの症状は約10日間続いたあと、徐々に改善に向かった。
この間業務としての中通リハ病院の患者の対応はほぼ欠損なくできたが、5/20の健康クリニック、5/21の中通病院内科外来、5/24大曲中通病院は休診にさせていただいた。同僚スタッフには迷惑かけた。
そんな健康状態の中でも講演準備をコツコツと進め、ほぼ満足できる域にまで用意できた。
所が、講演当日思いがけないアクシデントに見舞われた。
私のパソコンはMacである。Macの場合施設備え付けのプロジェクターとの相性が悪く投影できないことがある。で、あらかじめリハーサルを行った。
5月24日のリハーサルでは投影に失敗した。
5月25日のリハーサルでは投影に成功した。これで準備完了と安心し切っていた。
5月26日本番では同じ条件で臨んだのに投影に失敗した。原因は不明である。施設の技師がいろいろ工夫してくれたが、結果的にプロジェクターを用いることはできなかった。
実際の講演は予め準備しておいた紙の配布資料を利用しつつ進めたが、内容の伝達度は60-70%程度であったと考えられる。50余名の聴衆の方々にとっても辛かった、だろうと考えられた。講演終了時には申し訳なくて出口で出席者の方々を見送った。
私にとっても体力的にも内容的にも辛い公演となった。
最後の講演会がこのような形で終了したのは極めて残念であった。
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