先月5月18日突然原因不明の体調不良に陥った。主たる症状は固形物を一切受け付けない強度の食欲不振。軽度発熱も伴っていたので何か感染症に罹患したのか、と自己判断し水分だけを取りつつじっと経過を見ていた。
5月26日は秋田ゾンタクラブの講演会の講師を務めた。ほとんど食事を取れなかった状態で迎えた。この時も予想外のトラブルに見舞われたがが、ギリギリキャンセルしないで済み一応責任を果たしえた。
5月下旬からは徐々にソーメンとか蕎麦とか水分中心のあっさりしたものを少量摂取できるようになり、6月以降はほぼ完食できるようになった。しかし、食事に伴う満足感が得られなかった。
それで、6月7日大曲中通病院で上部消化管内視鏡検査を受けた。原因か結果かはわからないが、十二指腸潰瘍と胃のビランが見つかり、薬物療法を開始して徐々に消化器症状は改善し現在に至っている。
この間の約2週間、体調はひどく悪かった。
罹患翌週の健康クリニック、中通病院外来診療、大曲中通病院外来診療は各1回休診にさせていただいたが、本拠地である中通リハビリテーション病院の入院業務は大きな穴を開けることなく遂行できた。
実際には、病院内の自室で寝たり起きたりしながら病棟に通い、大変辛い時期であった。
5月中は途切れ途切れながら「日本の食料問題」に関連するブログの記述はなんとか続けたが、体調が改善しっつつある6月になってからは頓挫した。
その理由は、気力の減退とともに下肢機能の低下を大きく自覚したたことにあり下肢機能の改善を優先的にしたために時間が乏しくなったことにある。
こんな不調の時にもコツコツと歩数計記録を積み重ねている私は半ばバカに見えるが、これは私の特質の一つでもある。
連日の歩数計の記録を見ると、罹患日の5月18日は1359歩であったが、不調であった5月19日-5月26日は210歩-1778歩で平均878歩で、この間はほとんど歩かず寝たり起きたりの生活であったことがわかる。
体調が改善し始めた5月27日-5月31日は務めて歩く様に心がけ、朝夕に歩行訓練の時間をとった結果、3571歩-5140歩で平均4315歩で目標の5000歩に近くなった。
当初はフラフラし、歩き続けることも辛く感じることもあったが、徐々に慣れてきた様である。
それにしても予想していたことではあったが、「高齢者にとっては下肢機能の低下は恐ろしい」ものである。回復には4倍の時間がかかると言われているがその通りであった。
気力も徐々に戻りつつある様に思う。
体調不良関連の記述は本日で終了とする。