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子供の教育 4(私立幼稚園)

2012年06月24日 23時38分41秒 | タイで子育て
子供の教育 3(私立幼稚園 1)のつづき。
前の幼稚園を辞めた後、しばらく家で遊ばせていた。私はあと1年家へ居て、4歳になる年に幼稚園へ入れれば良いと思ったが、同じ歳の妻の友人の子供が幼稚園へ通い始めたのを見て、妻はイライラ。既に新学期が始まって、人気校は当然定員を満たして受付を締め切り。入学させてくれる学校を探し、数校を見学して歩いた。キリスト教系の学校は、どこも静かに学習できていたが、重視したのは、清潔さと安全。妻の友人とも相談して1つに絞り、申し込みに行った。学校では満杯だと言われたが、一押し。本来ならナーセリ-(保育園)へ入る年齢だが、そこはもう一押ししてアヌバーン1(幼稚園年少組)へ入れた。1年早く幼稚園へ入れるのは、公立だと受け入れない学校が多いが、私立だと子供の様子を見て受け入れる学校が多い。下の子のクラスにも数人が1年早く入園していた。
アヌバーン1では、タイ文字や数字の概念を主に勉強した。英語や中国語の授業もあり、アルファベットや中国語で数を数えたりもしていた。日本の幼稚園と比べると、絵を書いたり、物を作ったりする授業は少ないようだった。自宅では日本語を主に使っていたが、1年間でタイ語の語彙が、かなり増えた。何人か落第したが、うちの子は終了試験も無事通過し、アヌバーン2へ進級した。
アヌバーン2では、担任が初めて正担任をやる若い先生で、一応カリキュラムは進んでいるが、学習面での子供の成長は僅かに感じられた。学校で何をしているのと思うような毎日だったが、アヌバーン2終了後の通知表は最優秀。この辺がタイらしいと言えば、そうかも。
アヌバーン3では、担任がベテランの先生になったので、安心できると思ったのだが、前期が終わりに近付いているのに、うちの子供は2桁の数字の概念が理解できないのに気がついた。少し早めに迎えに行って授業の様子を見ると、先生は黒板で3桁の計算や英文を教えているのに、子供達の目は虚ろで授業に集中できてない。それどころか、この時期だとそろそろ読めなければならないタイ語も全く出来ない。妻がクラスのお母さん方と情報交換して、どうも担任はハズレという判断をした。日本だと塾へ行かせようとなるのかも知れないが、タイだと子供のクラスを変える手がある。
授業の様子をそっと見て、良さそうな先生を見つけたので、朝一番に行って御相談。クラスを変えたい理由と、先生を選んだ理由は正直に話した。了解を得たら学校事務所へ。元の担任へ悪いので、クラス替えの理由は、希望したクラスがトイレの横だったので、元の教室近くへトイレが無いにした。子供がよく頻尿になるので変えてくれと頼んだ。事務所の了解を得て、担任へ事後報告。(笑)担任は子供をひいきにしてくれ、子供はホアナー(級長)だったので、担任の顔はショックで真っ白になった。前の学校で気に食わないと子供に仕返しした先生も居たので、子供はそのまま新クラスへ移動させた。夕方に元の担任へ花を買って行き、今までありがとうと御礼を言ったら、リラックスされたようだった。元の担任の話しでは、校長に呼ばれ、何があった?何をした?と尋問されたそうだ。私が理由を誤魔化したので、元の担任とは今でも良い関係を保っている。うちの子の後を追って数人クラスを替わったが、さすがに学校も怪しんで誤魔化しきれなかったようで、つい先生と合わないと本音を言った人も居たようだ。
新しいクラスの担任は非常に熱心で、昼休みを利用して子供の学習の遅れを取り戻してもらった。
アヌバーン3の卒業が近付いた頃、ポー1(小1)の授業が気になって10時前にチェックしに入ったら、先生2人が自習にして遅い朝食中。orz 校長が体調を崩されて巡回されなくなったからか、どんどん学校がルーズになるようだ。やりきれない気分になって、そのまま街で一番人気がある学校へポー1での編入を申し込みに行った。1ヵ月後に、様子を伺いに行くが、やはり無理。系列の女子校のアヌバーンは男の子の入園を許しており、その男の子達がポー1へ入れないので、優先して編入させているようだった。転校は諦めて担任へ相談すると、ポー1は1組から成績順にクラス分けされており、子供は1組へ推薦していると話された。人気はS先生だが、どのクラスの担任をされるかは分からないとも言われた。
学校へ教科書を買いに行ったついでに事務所へ学費を払いに行き、子供のクラスと担任を確認すると、1組ではなく、担任は自習で朝御飯の先生。転校を画策してギリギリまで学費を納入しなかったので、他の父兄に先を越されてクラスを入れ替えられてしまったのだ。クラス割りは既に確定したので変更できないと事務所は言われるので、校長と御相談して変更を了承された。1組の担任は性格がきついと評判だったので、人気のS先生の部屋へ入れた。

だらだら長く書いたので、私のように失敗しないポイントを書く。
まず、幼稚園の選択だが、タイの場合は幼稚園と小学校の併設一貫が多く、小学校卒業後は中学校を受験するのが普通なので、どこの中学へ行くかを考えて選ぶ。成績が良く人気がある学校への転校は高額な寄付や有力者の紹介が必要だったりで簡単に出来ない事が多いので、近くの学校などと安易に選べば、後々後悔する。学校の見学は前年度の授業が終わってない2月頃にして、授業風景を見たら良い。申し込みは早めに。希望する先生があれば、~先生の部屋と指定する父兄も多い。教育熱心なタイ人のお母さんへ教えてもらったのだが、授業料は事務所で担任を確認してからだそうだ。払うと変更が難しいと聞いた。
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