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旬の味!! カイモッデーン(ツムギアリ)の卵の季節  

2013年03月28日 06時00分00秒 | タイの美味しい食材
暑季に入って市場に並ぶ食べ物と言えば、カイモッデーン。アリの卵だ。うちの近所では卵や幼虫や蛹をゲーン(煮物)や、ラープ(和え物)の具として食べる。卵は魚卵っぽくて、幼虫は噛むとプチッと皮が弾けて、中からクリーミーでコクがある体液がトロッと出てくる。蛹はありの形をしているが、いつも幼虫と混ざっているので、特に蛹の味といううのを意識して無い。食べるのは気持ち悪いという日本人も居られると思うが、こちらではゲテモノでも何でもなく、普通の食べ物で旬の味。価格からすると高級食材かも?

こちらが親のアリ。タイではモッデーン(赤蟻)と呼んでいる。ツムギアリの仲間だろう。木の上に葉を繋ぎ合わせた巣を作る。検索して見つけたページ「シンガポール熱帯植物だより+あるふぁ」によると巣を繋ぐ糸は幼虫が出すのだそうだ。この蟻は普段は攻撃的ではないが、巣から幼虫を捕ろうとすると攻撃モードへ入り、巣の周囲にあるものに噛み付き始める。この時はもう堪らない程痛い。

こちらが木の上にある巣。巣から卵を捕る時は、長い竿の先にカゴをぶら下げ、竿の先で巣を突付き壊して揺すると卵や幼虫が落ちて来る。その落ちてきたのをカゴで受け止めるのだ。こう書くと簡単そうだが、私がやった時は、竿を伝って降りてきた蟻に噛まれて散々だった。カゴには蟻も入っているので、選り分けるのには水を使う。水に浸けると親アリは仮死状態になって浮くので、選り分けるのだ。これを自分でやると、スプーン数杯分が20バーツなのに納得できるようになる。街で買う時は、その日に捕れた新鮮なのを買うようにしよう。高温期だし水に浸けて死んでいると痛むのも早いそうだ。妻は市場で知っている人からだけ買うようにしている。気をつけて。


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7 コメント

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カイモッデーン (朝太郎)
2013-03-28 06:35:24
最初に見た(意識して)のは、サコンナコン県パンコーン郡の板場でした、葉っぱの上に 塊が乗ってて 「わぁ!」 と、見ていたら、口の中に2,3個(匹)押しこまれました。

吐き出すのも何だし、噛んで 飲み込んじゃいました。
バンコクから出稼ぎ里帰りの親戚は、市場で買って 戻る約10kmの道のりが 我慢できず つまみ食い。

私は、好きという訳ではありませんが、なんとか普通にたべます。(イサーン人の普通じゃなく、タイ人の普通!?、笑)
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在りし日のおもひで (muga)
2013-03-28 10:17:56
ラオで食べましたね~。ビエンチャンのとある有名な布ギャラリーの御宅でした。
ダイエーの中内さんがいらっしゃった時の写真が飾ってあって、そういえばバンコク空港ですれ違ったなと、やっぱり先週お見えになったということでした。
彼も食べましたよーと出された高級料理が、それでした。
そう云われちゃー、食わねばなるまい!と、ダイエーごときに負けるわけには行かん!と、うっっ*となりながら完食できませんでした(笑)負けました。
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○○が走る! (ぺんぺん草)
2013-03-28 10:39:18
中華帝国と同様に、”4本足のものは机、空を飛ぶものは飛行機以外はすべてのものを食べてしまう”と揶揄されるイサーンですがラオスも同様ですね。

私も蟻さんの卵は記事ネタにした事がありますが、オムレツの中に入れ込んだのを食べさせられたのが『初体験』でした。(ジェープ!/ 爆)
ヴィエンチャンではこのオムレツが名物として有名な「食堂」もあるようです。

わが、『地上の楽園・飛び地』内にも彼らの”お城”は構築されていますが、知らずに近寄るとさあ大変・・・ズボンの中を這い上がり・・・無言で痛みを堪えました。(苦笑)   
義姉が来たときに”お城”を棒の先に縛り付けた簡易ガス・バーナーで焼いていたら『もったいない事をしないで~っ!』と、止められましたが、これを酸味に調理したら・・・虫酢(虫唾)が走りそう!。(爆)
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蟻の卵 (ハシビロコウ)
2013-03-28 16:44:31
ノンカイで2~3回食べた事があります。野菜炒めみたいな物に、点々と混じっていました。何食わぬ顔で、食べたら、普通に食べられました。
同席のイタリア人は、目ざとく見つけて、避けていました。

マーケットに葉っぱに乗って売って居るのも、何回か見たことがあります。
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観ました! (海外暮らし)
2013-03-28 22:14:51
今朝たまたま、子供と公園を散歩している時に巣を見かけました。私は知らなかったんですが、長男は学校の理科の時間に習ったそうです。
「口からネバネバしたの出してお家を作るんだよ~」
って言ってましたが正解なんですね。

お寺の公園なので、誰も持ち帰る人はいないようです。
返信する
甘い木に居ますね… (jabba)
2013-03-29 00:37:19
マンゴにつくから、マンゴアリでしょう~こいつは咬まれても痛いだけで、目をやられる以外対したことありませんが~モッデン・ファイは…キツイです。
が…免疫力が付いてきたのか、最近は対したこと無くなって来ました~やはり慣れるもんですねぇ~ちょっと驚きですが…
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コメントありがとうございます (メンカーム)
2013-03-29 15:57:11
朝太郎さん
最初に食べられたのが生でしたか。(驚)
私も一度だけ食べましたが、
市場ではなく、妻の実家で採りたてでした。
イサーンの人達にとっては
旬の食べ物で、鶏肉なんかより御馳走らしいですが
蟻の卵のゲーンなんかは、少し物足りない気がします。

mugaさん
北部でも食べるのかと思ってましたが
市場には並ばないのですか?
噛むとプチっと弾けて、トロッと中身が出ますが
虫食に慣れないと、耐えられないでしょうね。

ぺんぺん草さん
オムレツは未体験です。
今度やってみましょう。
果樹園でモッデーンを増やすと
害虫被害が減るそうです。
焼くのはもったいないですね。
大きな緑色の親(女王蟻?)を数匹食べたら
胃がムカムカして戻しました。
蟻酸にやられたのでしょうか?

ハシビロコウさん
そうですね。他の材料と混ざっていれば
全く気になりません。
知っていれば避けて食べるでしょうが
知らずにそのまま食べている外国人も多いでしょう。

海外暮らしさん
我家にちょうど目の高さに巣を作っている場所があって
この数日は毎日観察してます。
葉を折り曲げるのは見てませんが
折り曲げた葉をくわえて
必死に踏ん張って固定を待っている蟻を見て感心しました。
そうやっておいて内側から糸で固定します。
写真を撮って記事にしたいのですが
あっもうこんなに進んでいるという感じで
タイミングが合いません。

jabbaさん
モッデン・ファイはタイへ来た頃だと
飛び上がるほど痛くて水脹れになってました。
こんなのが居るところへ住めるかよと思ってましたが
今はチクっとするだけで平気です。
毒の抗体が出来たのでしょうね。
もうすぐ性質の悪いタイ人への抗体も出来る頃かと。
私はかなり平気になりました。
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