の続き。
エンジンの整備が終わると、次は塗装。
妻は全塗装をするつもりで事前に数人の知人へ尋ねると、一番安くやった人は1万5千バーツだったが、車を見せて貰うと、素人でも判るそれなりの仕上げで艶が無い。
以前自動車板金塗装店をやってた方へ尋ねると、一番安くやって2万バーツくらいと言われ、妻はそのくらいでやるつもりらしい。
前に保険修理でお世話になったお店へ伺うと、工賃3万5千バーツで、工期は2ヶ月と言われ、妻は驚嘆!w 事務的な対応だし忙しそうなので別のお店へ。
次に行ったお店は店主が私と同年代の50代のおばちゃんで、話し易い感じなので相談すると、「安く早くやりたいなら手を抜けば出来るけど、あまり変な仕事はしたくないよね。価格は2万8千バーツ、期間は最低でも1月は欲しい」と言われる。
妻は「どうする?」と私を見るので、「1月配達しないって出来るの?植込み材のココナツ殻も運べないから生産も止まるよね?」と逆に尋ねると妻も困った顔。
「それなら取り敢えず塗装が剥げて恥ずかしいボンネットと屋根だけ塗れないかな?屋根は後ろ半分へ荷台の屋根の張り出しがあるから、前半分だけ塗れば良い」と店主のおばちゃんに提案。「いくらでやる?」と尋ねると「3〜4千バーツ位」らしい。「木金の2日で出来る?」と尋ねると、困惑しながらも頷く店主。 「ちょっとチャン(職人)へ確認するから」と工場長らしき男性を呼んで「この車のボンネットと屋根前半分を明日から2日で塗装ね」と言われると、男性は「稲刈りで職人は休んでいるし、保険修理の納車も迫っているのにどうするのですか?」と困った様子。店主が「いいからこっちを先にやりなさい」と指示すると、男性は「屋根の前半分だけ塗るにしても、張り出している荷台の屋根があると作業出来ない。荷台を外すだけでも工賃は千バーツ掛りますよ」と言われる。
「荷台はこちらで外します。だから屋根は全部塗ってください。4千バーツで良いですか?」と言うと、諦めた様な顔をしながら頷く店主。
ここで右前ドアだけオリジナル塗装(今までに事故で直してない)で艶が無く、クリア剥げに成りかけなのを思い出し、「そう言えば右前ドアも塗装が必要です。1枚(ヌンペン)増やして下さい。」と私は言ったつもりだったが、店主には「千(ヌンパン)増やして下さい(千バーツでやってください。)」と聞こえたらしく、「仕方ないなぁ。5千バーツでドアまでやりますよ」と返事をされて大喜び。w
価格も工期もこちらの無理を聞いて頂いて交渉成立。
連絡先の交換に妻が農園の名刺を差し出すと、店主は「植物が大好き」と言われるので、ご機嫌な妻が「明日車を持ち込む時にいくつかお持ちします」と言って店を出た。
次は荷台の取り外しと修理の交渉だ。