1) 色土を単色で使う方法。
① 色土をタイル状に使う方法。
作品の表面に各種の色土で作った色々な模様や、色々の形の物を貼って、好みの模様にします
作品の種類は問いません。即ち貼れるスペースがある作品ならば、どの様にも対応可能です。
小振りな食器や壷、花瓶から、大きな物では陶壁などもこの方法で装飾制作する事も出来ます。
但し、貼り付けますので、作品が厚くなり重くなります。
尚、あえて色土を使わなくても、化粧土や絵付け、色釉を使っても、同じ効果が得られますが、
質感や見た目などに大きな差がでますので、色土を使う人も多いです。
) 幾何学文様の色土を貼り、模様を作る。
a) 三角、四角、丸などの幾何学文様を、適度の厚みに制作し、好みの形に配置します。
表面が平らの物や、凹凸のある物など自由に制作できます。
b) 貼り付ける方法には、色土同士を隙間無く並べる方法と、適度の間隔を開けて並べる
方法があります。後者の場合、その隙間に他の色土を埋め込み、表面を平らにする
方法と、凸凹の状態のままの方法もあります。食器などの場合は、平面にした方が良いです
c) 作品本体と色土の乾燥度合いが同じであれば、接着面に刻みを入れ、「どべ」を塗って
接着できます。
) 不定形の色土を貼り模様にする。
例えば、花の模様にする場合、花(花びら)になる色土と、葉になる色土、茎(又は枝)になる
色土などが、構成要素に成ります。同様に動物の模様にするならば、頭、顔、胴体、足、
尻尾などの各パーツを異なる色土で作り、一つづつ作品に貼り付けます。
上記の様に具象的である必要はありません。抽象的な模様であっても、貼り付ける方法は
同じです。
② 異なる色土を団子状に丸め、五角又は六角形(亀甲)の連続模様を作る。
) ボールなどの器の内側に、団子状にした色土を並べます。
蚊帳などの布をボールの内側に被せるか、ボールの内側に片栗粉を塗り、型離れを良く
します。又、一つの団子の色土の周囲は、異なる色の団子を並べます。
団子の大きさが、一つの色土の大きさ(面積)に関係します。大きな団子では大きな模様に
なります。全ての色土の大きさを統一した方が、綺麗な模様に成ります。
) 丸い団子を潰して五角や六角形にする。
潰す道具は、乳鉢と一緒に使う乳棒の様に、先端が丸い物が適します。
) ボールなどの中心部分から、一つづつ渦を巻くように順番に潰していきます。
団子を真上から潰すと、周囲の団子の影響で、自然に五又は六角形になります。
同時に団子同士にある隙間も埋まり、圧接されます。
) 潰す量は作品の肉厚に関係しますので、均一の力で潰す事です。
更に、各色土の乾燥具合もほぼ同じにする事で、色土同士の接着性を良くし、潰した面も
凸凹の少ない綺麗な面になります。
) ボールの内外の模様は同じです。
ボールに接している部分は、ボールのカーブに沿って綺麗な形に成ります。
) 乳棒などで押さえた面は、多少凸凹するものです。
ボールの入れた状態で削れる程度に乾燥後、丸いカンナを使って表面を削り仕上げます。
割合簡単な方法で、綺麗な亀甲型(六角形)などの文様を作る事が出来ます。
尚、小さな作品で試してから大きな作品にトライして下さい。
以下次回に続きます。
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