想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

楽しみ倍増

2012-08-23 21:36:46 | 日記
先日、亀の子たわしを使う機会がありました。

昔は、たわしと言えば亀の子たわしでしたが、ナイロン製のたわしが
出回るようになってからは、亀の子たわしを使うことがありませんでした。

自分では買わない亀の子たわしですが、知人宅のお台所に備えてありました。

シンクの横の水切りかごに、ナイロンたわしと亀の子たわしが並んでいたのです。
洗い物の時に、自然に手が伸びたのは、使い慣れているナイロンたわしでしたが、
まな板や包丁を洗ううち、亀の子たわしが気になり始めました。

私は、そっと、亀の子たわしを使ってみました。
まな板のきめに入り込んだ汚れやお鍋やフライパンの焦げ付きなどが
おもしろいように取れていきます。
もともと洗い物が好きな私は、他に洗う物がないかしらと探したいほどでした。

そのあと、人参とジャガイモを洗う時にも、亀の子さんが活躍をしました。
特に威力を発揮したのは、ジャガイモを洗う時です。
亀の子さんを手に、お水を流しながらジャガイモを洗うと、皮がむけるのです。
おもしろいほど、きれいになりました。
食べる量を考えないのなら、もっとたくさん洗いたいと思うほどでした。

思えば、私が子供の頃は、お風呂場には身体を洗う時のヘチマたわしがあり、
コンクリートの流し台を洗う時にはシュロたわしを使っていました。
いずれも、我が家の庭にできるヘチマやシュロを使って作っていたのです。

縄をぐるぐるとボール状にしたり、束ねたりして使う時もあったと思うのですが、
あれは何を洗うためのものだったのか、今となっては思い出すことができません。

昔は何でも売っているということがなかったので、誰もが工夫をして生活を
成り立たせていました。
ちょっと考えるだけでも面白いことに出会える可能性がありました。

亀の子たわしから、遠い昔を思い出すこの時間は、ちょっと楽しい時間でした。

 ガラス越しですが、窓辺のドングリです。
コメント
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