感謝の日

世の中は、夏休みとお盆休みが重なりましたので、帰省ラッシュがピークです。

日頃は静かなこの近所からも、小さな子どもたちの声が聞こえてきます。
帰省した人たちというよりも、このあたりの涼しさを求めて、
夏の休暇を楽しむ人たちかもしれません。

都会暮らしをしていた私が、夏の休暇を過ごすために実家に帰ったのは
２２～２３歳くらいまでだったと思います。
両親が早く亡くなりましたので、実家もなくなってしまいました。
何かあっても、実家に帰るということができません。

一番淋しかったのは、お正月です。
都会のマンション暮らしでしたが、いつもは賑やかな街も閑散としています。
音楽など流れているショッピングセンターなどは、元日は閉店していました。
『実家に帰れないだけではなく、行くところがないんだわ…。』

結婚によって、私が一緒に暮らせる人ができました。
この人を、これからずっと大切にしたいと思いました。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、主人は私をとても大切にしてくれました。
感謝の日々を過ごすうち、主人という存在が私の故郷になったのです。

お正月も、お盆も、気分や体調がすぐれない時も、私が帰りたいと思うのは、
いつも主人の元…。
主人といるだけで、安心できるのです。

今日の夕方も、子供たちの声を聞きながら、いつものようにお散歩に出掛けました。
いつも変わらないあなたと、いつもと同じ時を刻めるしあわせに感謝します。
ありがとう…。


　今日の写真には、この花を選びました。