明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(2381)「どうなの?台湾と日本の歴史」「あの避難は正しかったの」というタイトルで岡山市と和気町でお話します(9月20日水、22日金)

2023年09月19日 15時00分00秒 | 明日に向けて(2201~2400)

守田です(20230920 15:00)

台湾と日本の関係についてお話します

再び岡山に行き、今度は台湾と日本の歴史について、自分自身の関わりに即したお話をします。ぜひチラシの呼びかけ文をご覧下さい。

ここから入手できます。
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/757344dbb1d6b76cc089bc2ec41db736

日時 20日(水)18時~20時(明日です)
場所 OMS(岡山市北区表町1-4-52 4F 階段のみ)
会場費 無料(当日カンパあり) ネット中継あり
主催「どうなの?シリーズ」実行委員会 共催 YMCAせとうち
問合せ のぶとう(090-4570-7917) 申込はチラシのQRコードから

僕が台湾に関わりだしたのは、旧日本軍性奴隷問題、いわゆる「慰安婦」問題で、台湾のおばあさんたちを日本にお招きしてから。2006年11月のことでした。
このおばあさんたちとの触れ合いからたくさんのことを学び、さらにおばあさんを訪ね、おばあさんたちと台湾各地に小旅行することでも、どんどん認識を深めることがありました。旅先の一つには「霧社」も含まれています。
そんな風に主に「慰安婦」問題から台湾に触れてきたのですが、そのころに作られたおばあさんたちを写した映画、『蘆葦之歌』にも少しだけ登場させていただいています。

『蘆葦之歌』予告編
https://youtu.be/V2lpKsdZi0g?si=ybnSmv_i0LRFr4yP

 

その後、2014年夏に台湾から、原子力災害時の避難について考える映画を撮影しているチームがやってきてコンタクトしてくれました。僕が篠山市原子力災害対策検討委員会をしてためでした。
求めに応じてインタビューなどを受け、映画『演習』に登場しました。それで翌年2015年11月に台北市での上映会にお招きいただき、講演させていただきました。監督と共に台湾第一、第二原発も見学に行きました。
そうしたら『蘆葦之歌』の監督から連絡があり「守田さん。その人は私の教え子だ」とのこと。大学で映像を教えておられたのです。そんなことから少しだけ台湾の原発事情にも触れてきました。

『演習』予告編
https://fb.watch/n8VcFDiSpE/

20日は主にそんな僕自身の実際の関わりの中で見てきた台湾についてお話しますが、そのことは私自身が日本の歴史、それを包むアジアの歴史を見直すことにもつながると思っています。
「どうなの?台湾と日本の歴史」・・・その一断面になるかと思いますが、台湾で知り合ったたくさんの方々への友愛と感謝の思いを込めてお話させていただきます。


原発事故避難はまったく正しかったこと、いまも必要なことをお話します

続いて和気町で原発事故避難についてお話します。こちらもチラシをお読み下さい。

ここから入手できます。
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/e9d59ce1fbc8ad79aa0b27576f20f74c

日時 22日(金)午前10時半~12時
場所 日本基督教団和気教会(和気町衣笠1066-1)
参加費 無料(当日カンパあり)
主催 「どうなの?シリーズ」実行委員会
共催 シェアハウス「やすらぎの泉」
問合せ のぶとう(090-4570-7917)

福島原発事故後、たくさんの方たちが福島県周辺から、あるいは東日本から各地に避難しました。
その中で岡山県は有力な避難先の一つとなり、和気町にも保養と避難を目的としたシェアハウス「やすらぎの泉」が作られ、たくさんの方が使われました。
しかしコロナ禍のために、ここ数年、どこも保養活動を継続でき、コロナ5類以降と共に再開したところもあるものの、継続が難しくなっているところもたくさんあります。
そんな中でもう一度、あの時、避難をすることがまったく正しかったこと、さらにいまも保養、そして避難は必要であることをお話します。

話の順番として、1つにあらためて福島原発事故はどのようなものであったかを振り返ります。
その上でどれほどの放射能汚染が起こったのかをおさえます。
そしてどのような健康被害が出ているのか。それにどう立ち向かえば良いのかもお話します。

20日岡山市、22日和気町にお越し下さい。

#台湾 #旧日本軍性奴隷問題 #霧社事件 #蘆葦之歌 #演習 #原発事故避難 #保養 #やすらぎの泉 #福島原発事故 #被曝影響と立ち向かおう

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チラシ あの避難は正しかったの? 9月22日

2023年09月19日 14時20分00秒 | 明日に向けて(2201~2400)

9月22日の企画のチラシです。

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チラシ どうなの?台湾と日本の歴史 (9月20日)

2023年09月19日 14時00分00秒 | 明日に向けて(2201~2400)

9月20日の企画のチラシです。

 

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明日に向けて(2380)講演動画「放射能汚染水をどうして海に流せるの?隠された放射線内部被曝の危険性ー被曝被害の実相を知ろうー」をご覧下さい!

2023年09月14日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2201~2400)

守田です(20230914 23:30)

汚染水問題、内部被曝問題を深掘りして話しました!

主催は下京原発ゼロネット。京都市下京区梅小路公園の中の「緑の館」でお話しました。

「電気」「汚染水」「核施設周辺の放射線被害」「内部被曝」をキーワードに話しました。

この日はチラシに書かれた4つの課題に沿って話を進めました。
まずは「原発がなくても電気は安定して確保できるのでしょうか?」「汚染水は薄めれば安全なのか、危険なのかを知りたい」
続いて「世界中の原発施設周辺の放射線被害について知りたい」「内部被曝と外部被曝の違い、危険性について知りたい」


下京講演のチラシ 【注意】すでに企画は終わっています!

僕は毎回の講演でパワポをカスタマイズしてのぞむのですが、とくに8月末の岡山三市での講演の時に、放射能汚染水問題について、ずいぶん深められたと思っています。
下京区でもそれを引き継ぎましたが、「汚染水問題だけ知りたい」という方のため、赤磐講演から切り抜いた動画も作りましたので、それもご紹介します。15分ちょっとです。



下京区で話しきれなかったことを伏見区で話します

さて下京講演で話しきれなかったのが「福島原発事故」の特徴と、もたらされた放射能被害の実態です。
それらを9月16日(土)午後2時から京都市伏見区でお話します。


今回は被曝被害に対しどう対応していけばいいのかも深掘りします。東京の小平市から岡山に避難移住された三田茂医師の知見に学びます。
その上で、原発推進への転換のこの流れをどうひっくり返したらよいのか、その現実的な展望をお話します。必見必聴です!

16日の企画のfacebookイベントページも紹介しておきます。
https://fb.me/e/5WGxpWTuF

動画をご覧になり、16日にお越し下さい。zoomも併設です。

#下京原発ゼロネット #汚染水は薄めれば安全なの #内部被曝 #外部被曝 #世界中の原発施設周辺の放射線被害 #福島原発事故 #東日本壊滅の危機 #原発を考える伏見フォーラム #放射能汚染水海洋投棄 #被曝被害

*****

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振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151
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明日に向けて(2379)『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会、原発推進政策に展望はあるの?~あらためて内部被曝の危険性を問う、若王子山のクリスチャン墓地を訪ねる にご参加を

2023年09月12日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2201~2400)

守田です(20230912 23:00)

水曜、土曜、日曜と企画に参加します!WEB配信もありです

明日13日(水)、16日(土)、17日(日)と連続で企画参加します。
いずれもZOOMないしFacebookでのLIVE配信があります。全国全世界からご参加下さい!

13日水曜は午前10時から『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会の第5回があります。
ZOOM開催のみ。申込は以下から。
https://forms.gle/iR83VWwoXTQx3mfV7

16日(土)は午後2時から「原発推進政策に展望はあるの?~あらためて内部被曝の危険性を問う」とのタイトルで講演します。
龍谷大学深草キャンパス22号館101教室とZOOMとのハイブリッド開催です。会場参加は申し込み不要。ZOOM参加は以下までメールを。
think-genpatsu.fushimi@minami-lo.jp イベントページもあります。https://fb.me/e/5WGxpWTuF

17日(日)は午前10時半から京都の隠れた歴史散歩➁ 若王子山のクリスチャン墓地を訪ねる~新島襄の同志社墓地~で案内人を務めます。
熊野若王子神社(バス停「東天王町」徒歩10分)に集合し、若王子山を登っていきます(標高183m) 守田のFacebookページでLIVE配信します。







『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』読む会、今回はエンディングです。

明日の「読む会」は昨年12月より総計で11回行ってきた読む会のエンディング(12回目)!

タイトルは「全体を振り返ろう」です。文科省の20ページ、私たちのページ「ら」「む」から入ります。
続いて『副読本』で書かれている原子力災害への備えがあまりにひどいので、実際に必要なことを検討します。文科省の21ページ、私たちのページ「う」です。
その上で、この『放射線副読本』をどうご家庭で読み解いていけば良いのかを話し合い、まとめとします。22ページと「ゐ」です。

実はこれで終わり・・・とはなりません。にょきにょきプロジェクトの話し合いで「読み解きBOOKのまとめは手ぬるい!」「書き換えが必要!」となったからです。この点は参加者のご意見も聞かせていただきます。
詳しくは以下の記事をご参照を。エンディングにぜひご参加下さい。

明日に向けて(2374)『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会、第5回にご参加を!
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/1e64325b768e3882fd1630c7dccd7648


9月10日(日)の読む会より 守田撮影


「原発推進政策に展望はあるの?~あらためて内部被曝の危険性を問う」、幾つかのキーワードを深掘りします。

今回、次のキーワードに沿って深掘りしていくお話をします。
「福島原発事故」「放射能汚染水海洋放出」「広がる被曝被害」「愚かな原発推進策」「内部被曝の恐ろしさ」

1、福島原発事故の振り返り。何度も語っていることですが、あの時、東日本壊滅の危機にあったことからお話します。
2、放射能汚染水海洋放出問題についてお話します。福島原発事故のこれまでとこれからのことに直結するからです。
3、このことに即して、福島原発事故で膨大な放射能がまき散らされたこと、このため大変な健康被害が起きていることをお話します。
4、GX関連法のもとでの原発推進策の愚かさ、危険性についてお話します。
5、あらためて内部被曝とはどのようなものでどんな危険性を持っているのか、しっかり突き出します。
6、以上を踏まえてエンディングで、どうこの状態を変えていくのか、私たちに何ができるのかを提案します。

明日に向けて(2377)「原発推進政策に展望はあるの?~あらためて内部被曝の危険性を問う」との演題でお話します。
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/b2c47aae41caaf3416a3f23dbe493f70


原発を考える伏見フォーラムには何度も読んでいただいています。写真は2016年12月4日 荒木田岳、うのさえこ、藤本真生子、守田敏也(司会)のトークセッションから


若王子のクリスチャン墓地を訪ね、明治時代に京都を復興させた人々を偲びます

17日は若王子山にある同志社墓地をはじめ、クリスチャンの墓地を訪ねます。
京都市を見下ろせる東山連山の中になんで多きなクリスチャンのお墓があるのかといえば、幕末の戦乱で焼け野原となった京都の復興にたくさんのクリスチャンが奮闘したからです。
これもあって御所を含む京都御苑の周りにぐるりと教会や関連施設がひしめいています。

こんなところが京都は面白い。本当に様々に主張、文化、歴史の異なった人々が独特のハーモニーを作りだしているのが京都なのです。
これを「おもろい街京都」と言い表した人がいます。来年2月4日に投開票の京都市長選に出馬表明した福山和人さんです。そう。京都は本当に「おもろい街」なのです。それを守り、発展させもっとおもろくしたい。
そのために京都の歴史を見直そうと企画したのが「京都の隠れた歴史散歩」。京都文連のみなさんと一緒に、福山和人さんもお誘いして若王子山に登ります。


同志社墓地の門をあけると正面に新島襄の墓碑が 守田撮影

同志社墓地の敷地に入り左手を向くと奥に山本覚馬の墓碑が 守田撮影

同志社墓地と隣り合わせの聖公会の墓地 守田撮影

明日に向けて(2378)京都の隠れた歴史散歩➁ 若王子山のクリスチャン墓地を訪ねる~新島襄の同志社墓地~
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/61c561e9048a0231a059cf15288202ba

#放射線副読本すっきり読み解きBOOK #放射能汚染水海洋投棄反対 #にょきにょきプロジェクト #福島原発事故 #東日本壊滅の危機 #原発推進政策 #内部被曝 #京都のクリスチャン墓地 #同志社墓地 #社会的共通資本としての京都

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チラシ 京都の隠れた歴史散歩➁ 若王子山のクリスチャン墓地を訪ねる~新島襄の同志社墓地~

2023年09月11日 23時45分54秒 | 明日に向けて(2201~2400)

9月17日の企画のチラシです。

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明日に向けて(2378)京都の隠れた歴史散歩➁ 若王子山のクリスチャン墓地を訪ねる~新島襄の同志社墓地~にご参加を(9月17日日曜日午前10時半集合)

2023年09月11日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2201~2400)

守田です(20230911 23:30)

京都市内に大きなクリスチャン墓地が

「知ってるようで、実は知らない京都を訪ねよう!-守田敏也さんと歩く京都の隠れた歴史散歩」の二回目が行われます。
今回目指すのは京都市東山の若王子山頂上にあるクリスチャン墓地です。中心にあるのは同志社墓地、その左手にイギリス国教会系の聖公会の墓地があります。同志社墓地の裏手には京都ハリストス正教会の墓地があります。

集合は熊野若王子神社入口。哲学の道を銀閣寺側から歩いていくと南のはてにあります。「東天王町」バス亭から徒歩10分です。
ここに10時30分までに集まり、そこからゆっくりと若王子山を登っていきます。標高183メートル。それほど大したことはないですが、靴はしっかりしたものがおススメです。

参加費無料ですが、僕のガイド料としてお気持ちで1000円ぐらいのおひねりをいただいています。
当日、雨模様の場合、開催の可否は、午前8時から9時の間に以下にお電話下さい。090-1912-8849 竹内


社会的共通資本研究センタ―フェローのときに通い出した

僕がここを訪れだしたのは、2004年に同志社大学社会的共通資本研究センターにフェローとして参加させていただいてから。そこで「社会的共通資本としての京都」という研究を行い、同志社の創設者、元会津藩士の山本覚馬に学び始めました。
それで維新後の京都の復興にクリスチャンが大きな力を発揮したことを知りました。その中心が同志社ですが、それだけではない。御所を取りまく京都御苑の周りを歩いて見ても分かります。京都御苑の周りにぐるっと教会がひしめているのです。
大きなものとしては、北に日本キリスト教団同志社教会、東に日本基督教団洛陽教会、西に聖公会の聖アグネス教会、南に京都ハリストス正教会があります。


同志社教会礼拝堂 ネットより

これらは一例で京都YWCAなど教会関連機関がずらずら並んでいる。どうしてなのかというと、幕末の戦乱の大火=「どんど焼け」で御所より南の一円が失われたのですが、その後の復興のためにクリスチャンが活躍したからです。
一方で京都を燃やした維新政府は、近畿に強い地縁を持つ天皇家を取り込むため、京都を捨てて東京に移り、公家たちもついていきました。それで廃墟となった御所の周りにクリスチャンが入り込んだのですが、その先頭に立ったのが山本覚馬でした。
彼もこの過程でキリスト者となりましたが、町衆に働きかけて明治政府よりも早く小学校を建てました。さらに覚馬は京都府議にもなり、初めての会議で議長に選ばれてしまった。なんと近代京都の府議会は初代議長にキリスト者を選んだのです。


山本覚馬 同志社女子大学ホームページより


維新後の京都の復興に尽力したクリスチャンを偲んで

その山本覚馬や彼が支えて共に同志社を創設した新島襄が、この若王子墓地の中の同志社墓地に眠っています。興味を惹くのは隣に聖公会の墓地があること。新島襄はピューリタンの末裔。それを迫害して英国から追い出した国教会系の墓地が並んでいます。
同志社墓地の裏手にある京都ハリストス正教会も同志社に深い縁があります。群馬県安中出身の若きサムライだった新島襄が、禁制を破って渡米を敢行したわけですが、それを助けたのがニコライ・カサ―トキンだったからです。
ニコライは正教会の大主教、日本正教会を始めた方。(正教会の中にロシア正教会、日本正教会などがある)。日本が開国し始めたころに函館に渡来しましたが、函館を出られず悶々としていた時に飛び込んできたのが新島襄だったのでした。


同志社墓地 門を開けると正面に新島襄の墓碑がある 守田撮影


正面から左手の奥に山本覚馬の墓が 守田撮影

新島はニコライに日本語を教え、共に「古事記」を読み解いています。反対にニコライは英語と世界情勢を新島に教えました。このニコライのサポートと備中松山城の板倉勝清の援助の下、新島はアメリカに旅立ったのです。
その日本正教会が京都に伝来して建てたのが京都ハリストス正教会で、立派な聖堂が建っていますが、他の聖堂が空襲などで焼失したため、日本正教会の現存する聖堂・会堂のうち、ロシア宗務局承認設計図譜に基づく最古の聖堂となっています。
若王子墓地に立つと、そんな風に維新後に街を築き上げたクリスチャンたちの往時の活躍が目に見えてきます。これが京都の魅力の一つなのです。京都=神社仏閣なのではありません。異種の人々のかけあいで生まれたハーモニーが京都を彩っているのです。


同志社墓地と並んでいる聖公会の墓地 守田撮影


おもろい街京都を知り受け継ごう

京都というと多くの方が「古い日本の伝統が詰まっている」と考えるでしょうが、京都は常にその上に新しいものを加えてきています。その点で京都は「ミーハーな街」なのです。新しいものが大好き。そもそも仏教とて舶来思想です。
大陸から船でやってきて、初めは奈良に浸透しましたが、都が京都になってから、たくさんのお寺が建てられました。そしてそのお寺が時に激しく争い合った。豪族なども入り乱れて敵対しあい、応仁の乱では街が灰燼に帰しました。
そんな戦乱の跡も京都はあちこちにあり、そうであればこそ、互いに思想信条が違うものたちがどうしたら共存していけるのか。そんな知恵も京都にはつまっている。そんな中で諸芸が生まれ、おもてなしの精神が生まれ、文化が咲き誇ってきたのです。

それらが「おもろい街京都」を形作っています。「社会的共通資本としての京都」に学んで僕がつかんだのはそんな京都の魅力でした。それをもっと愛し、慈しみ、発展させたい。そのためにもっとみんなで学びたくて「歴史散歩」を発案しました。
京都では来年、市長選が行われ、弁護士の福山和人さんが再度、挑戦されますが、実は「おもろい街京都」という言葉は、彼が出馬会見の時に打ち出したもの。「そう!これだよ」とビリビリ来ました。
17日、その福山和人さんもお誘いし、京都文連のみなさんと一緒に若王子墓地を訪れます。京都を愛するみなさん、あるいは興味をお持ちのみなさん。ぜひご参加下さい!


大文字山からの京都市内 東山連山から街を一望できるのも京都の魅力 真ん中より上に見える緑地が京都御苑 守田撮影

#京都のクリスチャン墓地 #若王子墓地 #同志社墓地 #社会的共通資本 #同志社大学社会的共通資本研究センター #山本覚馬 #新島襄 #ニコライカサ―トキン #聖公会 #京都ハリストス正教会

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原発推進政策に展望はあるの?~あらためて内部被曝の危険性を問う チラシ

2023年09月10日 16時10分00秒 | 明日に向けて(2201~2400)

9月16日京都市伏見区講演のチラシです。

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明日に向けて(2377)「原発推進政策に展望はあるの?~あらためて内部被曝の危険性を問う」との演題で伏見区でお話します。zoomも併設です(16日土曜日午後2時から)

2023年09月10日 16時00分00秒 | 明日に向けて(2201~2400)

守田です(20230910 16:00)

総合タイトルは「忘れていませんか?福島原発事故のこと-これまでのこと これからのことー」です! 

9月16日午後2時から京都市伏見区の龍谷大学深草キャンパス22号館101教室でお話します。
ただしZOOM併設なので、全国どこからでもご参加できます。遠方の方はぜひzoomでご参加下さい。

主催者からのご挨拶を転載します。

2011年に起こった福島原発事故。わたしたちは「原発が安全でない」ことを目の当たりにしました。それから12年の歳月が過ぎ、福島原発事故について知らない世代も増えた今、そして、2019年から新型コロナウイルス感染の影響で行動を制限された3年間の間に原発回帰の政策が推し進められた今。福島原発事故とはなんだったのかを振り返り、そして、そこから、わたしたちがこの先どんな未来を描いていきたいかをもう一度考えてみませんか?
現在、福島原発の(処理されたという)汚染水をめぐり、国内で異を唱える声があがっているのはもちろんのこと、国際問題にもなっています。
福島原発事故は決して過去のこと終わったことではなく、現在もこの(処理されたという)汚染水の問題にとどまらず、様々な問題が残されたままです。
このような中、添付チラシの講演企画を開催いたします。
みなさま、ぜひともご参加くださいませ!

原発を考える伏見フォーラム
https://www.facebook.com/grouptnp3

参加費無料!会場参加は申し込みも不要です。
ZOOM参加はEメールで下記にお申し込みを 
think-genpatsu.fushimi@minami-lo.jp
連絡先 同事務局 075-604-2133(南法律事務所・溝江)

Facebookイベントページもあります。
https://fb.me/e/5WGxpWTuF


「福島原発」「汚染水」「被曝被害」「原発推進策」「内部被曝」をキーワードに話します。

二つのタイトルから考えてこのようにお話を展開します。

1、福島原発事故の振り返り。何度も語っていることですが、あの時、東日本壊滅の危機にあったことからお話します。
2、放射能汚染水海洋放出問題についてお話します。福島原発事故のこれまでとこれからのことに直結するからです。
3、このことに即して、福島原発事故で膨大な放射能がまき散らされたこと、このため大変な健康被害が起きていることをお話します。
4、GX関連法のもとでの原発推進策の愚かさ、危険性についてお話します。
5、あらためて内部被曝とはどのようなものでどんな危険性を持っているのか、しっかり突き出します。
6、以上を踏まえてエンディングで、どうこの状態を変えていくのか、私たちに何ができるのかを提案します。

この講演の前に、9月2日に京都市下京区でもお話しましたが、実はこの時の話と、伏見の話とセットで一つ!の内容になります。
汚染水問題と内部被曝についてはダブりますが、下京講演とセットで聴いて下さるとありがたいです。
とくに下京区では時間がなくなり、6の内容が話せなかったので、今回しっかりお伝えしようと思います。

以上、ぜひ伏見区にお越し下さい。zoomからもお入りください。

#福島原発事故 #東日本壊滅の危機 #原発は一基で日本の半分を滅ぼす #原発推進政策 #内部被曝 #原発を考える伏見フォーラム #放射能汚染水海洋投棄 #被曝被害 #薄めて安全詐欺

*****

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明日に向けて(2376)福山和人さんを京都市長に!! (立候補表明会見をご覧下さい)

2023年09月09日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2201~2400)

守田です(20230909 23:30)

● 弁護士の福山和人さんが京都市長選への出馬を表明し会見されました!

何はともあれ動画をご覧下さい。

僕も会見に参加し、独自に動画を撮り、もりもりチャンネルからも配信しました。
よければこちらからもご覧下さい。



「忘れ物を取り行く」選挙!

福山さん。会見で「京都市長選挙への出馬表明にあたって」というペーパーを出されました。
今回はその全文を紹介します。

以下にアップロードしてありますのでゲットして下さい。広めて下さい。
https://toshikyoto.com/wp-content/uploads/b6106d111f26efa1d3d967c74602c052.pdf

福山さんは二度目の挑戦になる京都市長選への出馬にあたって「忘れ物を取りに行く」と書かれています。
どういう意味か。前回2020年の京都市長選の時に、福山さんが掲げた政策はどれ一つ色あせておらず、今も必要なままだからです。だから「忘れ物を取りに行く」。福山さんはこう書かかれています。

「これらの政策は、例えば京都の働く方々の給与が1997年の月38万円から月額9万円も下がり、京都の倒産休廃業が年間700件を超えるなど、市民の暮らしとなりわいが痛めつけられている下で、行政が何か助けてくれたという実感がないという市民の実感に応えるものだったと思います。それらの政策がもう賞味期限切れになっているのなら、それは大変喜ばしいことですが、実際はそうはなっていません。コロナ禍を経て、京都市の働く方の給与は97年から10万円も下がり、2021年の倒産休廃業は年間1000件を超えました。「子育て環境日本一」という異次元の誇大広告を掲げながら、子ども医療費や中学校給食等の子育て支援は極めて貧困、地価高騰のあおりも受けて子育て世代の市外流出が止まらなくなっています。」

その点で福山さんが今回目指すものは大きくは前回とダブりますし、それはまた僕自身にとっての「忘れ物」でもあります。
あのとき実現しようと思ったこと、思いを今度こそ実現したい!そう。これは前回の選挙をフルに担ったみんなにとっての「忘れ物」です。


なんと福山さん、会見翌日に該当で一人でマイクアピール 撮影榊原義道さん


おもろい街京都

ただ忘れ物を取り行くだけじゃない!前回はそれほど強調していなかったこととして今回、打ち出されたのは「おもろい街京都」です。
僕はここに一番感動しました。一部を抜粋して紹介します。

「京都には、京都が発祥というたくさんのものがあります。例えば、歌舞伎や上方落語、映画、華道は京都が発祥、日本最古の劇場は南座です。路面電車や商業発電所、小学校、聾学校、公立植物園も初めて京都で生まれました。日本茶、みたらし団子、八ツ橋、小倉あんも京都発祥、バスケットボールチームから駅伝から盆踊りまで京都が発祥です。今の伝統産業はかつての先端産業です。これだけ、京都が多くの新しいものを生み出してきたということは、京都が最先端都市だったということです。それが実現したのは、京都が豊かな街であったこと、そしてあらゆる学問・文化・技術・産業が高度に集約された街だったからです。街の発展の原動力はそこに住む人々にこそあります。人種、信条、性、出自などの異なる多様な人々を懐深く包み込み、そうした人々が各分野で創造性を発揮する刺激的な街、それがおもろい街京都です。私はみなさんたちと共同して、学術研究や文化、地域産業等を全力で支援し、多様性あふれる高度集約都市として、京都の流儀で京都の発展を切り拓いていきたいと思います。」

そうそう!そうなんですよ。京都には本当にたくさんの「おもろい」ものがあるのです。そしてこの街には、それを担い、支えてきた方たちの独特の気風、誇りが満ちています。
僕が前回選挙で目覚めたのは、「この京都の根っこにあるものをもっとリスペクトし、迫ってこそ、市長選に勝てるのでは?」ということでした。それを僕は「伝統」と表現してきたのですが、福ちゃんは「おもろい街京都」とまとめた。
そうです。おもろい街京都をさらに大きく輝かせるためにこそ、福山和人京都市長の誕生が必要なのです!今回の選挙、ここをもっと深掘りするぞ~~。

そんな考えの芽生えとして、前回、鬼瓦の製作者、浅田製瓦工場・博士の浅田晶久さんと福山和人さんに対談していただきました。その動画をご紹介します。

さらに僕は、伝統工芸士・建築板金の名工、長刀鉾保存会車方代表の小泉義雄さんにもお話をうかがいました。その動画もご紹介します。


京都市長選 2024年2月2日投開票です!

みなさん。これから2024年2月2日まで突っ走ります!
ぜひお力をお貸しください。
今回は必ず勝つぞ~~~。


記者会見の後でツーショット

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