今日から10月ですね♪
秋ふかし 煙草ふかして イモふかし
もの言えば 唇さむし 秋の空
食欲の秋、読書の秋、秋にもいろいろありますが、私は勤労の秋になりそうです(涙)。働けど働けど...なまま、冬を今年も迎えそうです。財布の中では、すでに木枯らしが吹いてます。
秋は夕暮れ、と清少納言は讃えてましたが、私にとってはまさに秋は黄昏シーズン。また無為に年齢を重ねてしまうcrestfallen October...
皆様の秋は、実り深いものとまりますやうI wish!
「ロルナの祈り」
「ロゼッタ」「ある子供」で2度のパルムドール、「息子のまなざし」で男優賞、「ロゼッタ」の女優賞、そしてこの新作では脚本賞。もはやカンヌ映画祭の帝王?な、ベルギーのダルデンヌ兄弟監督。出品すれば必ず賞獲得なんて、今後もさぞやプレッシャーだろうなあ、な兄弟監督が今回とりあげたテーマは、移民の偽装結婚ビジネス。
アルバニアからベルギーにやって来たロルナは、恋人と店をもつという夢を抱いている。彼女は国籍取得のため闇の組織を介し、ベルギー人の青年クローディと偽りの結婚生活を送っていた。麻薬中毒のクローディは、ロルナのために立ち直ろうとしていたが...
社会底辺で生きる人々の、過酷で深刻な現状を淡々とドキュメンタリータッチで描く、というダルデンヌ監督の手法は、いつもと同じ。現実的だけど、現実とは思えない、思いたくない世界には、いつも驚かされ暗澹とさせられます。
今回の主人公の環境は、いままでで最悪かつ最恐かも。偽装結婚ビジネスが、冷徹で無情で怖い。口封じみたいに、用済みな偽夫を...ビジネスに使えなくなくなったロルナにも...日本でも、同じような問題や事件が起きてますよね。金が欲しいから、国籍が欲しいからって、うかつに偽装結婚なんかするもんじゃないと戦慄を覚えました。代償が大きすぎる。それでも、命がけで違法行為をしなければならないシビアさに、ああヌルくても平和な生活に埋没してる私って幸せなんだ、と痛感しました。
度肝をぬくようなシーンなどなく、展開も淡々としてるけど、いきなり??!!と驚愕させられるところも、ダルデンヌ監督の独特さ。麻薬を絶ち、愛するロルナを希望に、自転車を走らせるクローディ。頑張れ~もうヤクはダメよ!と安心した途端、次のシーンは...え~!?何じゃそりゃー!?涙!
ちょっとサスペンスタッチ色もあって、映画的にはいつもより面白かったかも。でも今回はダルデンヌ監督といえばの、暗闇の中に差し込んだ一筋の光、みたいな小さな希望に感動させられる終幕、ではなかったので残念。いつもは主人公のラストシーンに、ああ大丈夫だ、人生はそんなに残酷じゃない、とホっとさせられるのに、ロルナは...いったいどーなっちゃうの?という不安しか感じなかったし。
あと、音楽が最後に流れたのもダルデンヌ監督作品では初?男女のセックスシーン(大したことはないが)もあったりして吃驚。今までそーいうのはなかったような?
ロルナ役のアルタ・ドブロシは、イザベル・アジャーニを素朴に逞しくした感じ?の美人。無表情で寡黙だけど、行動で見せる母性のような強さと優しさが印象的でした。モデルみたいな長身もカッコよかった。
クローディ役は、ダルデンヌ監督の秘蔵っ子ジェレミー・レニエあわわジェレミー、痩せ衰えてドヨヨ~ンとショボくれてて、ホントにジャンキーみたいだったロルナに頼りきり、彼女に迷惑かけまくる姿にイラっとする!んだけど、何か可愛いくもあって飼い主に甘える病気の犬、みたいな。いいかげんにしてよ~ウザ~と、うんざりツンケンしつつ献身的にクローディの世話を焼くロルナの気持ち、わかるような気も。でも実際にあんな男に半狂乱で甘えられたら、鬱陶しいだろうなあ。ジェレミーみたいなイケメンだから、醜態も不快にならずに見られたのかも。
情けないヤク中を、なかなか迫真にリアルに、かつ可愛らしく演じてたジェレミー。禁断症状を鎮めるロルナのセックス療法?で、上半身裸になるのですが。腕なんかジャンキーとは思えないほど引き締まってて、さすがガッチビな肉体♪ でもジェレミー、映画の半ばでいきなり何の予告もなく消えます(涙)
ジェレミーのフランス近日公開作は、ヴァンサン・ペレーズと兄弟役の“Demain dès l'aube”。歴史オタク?な弟を、可愛く危なく演じてるみたいです。公式サイト(こちら)チェキラー☆もう脱いでる(笑)筋トレするシーンやコスチューム姿も可愛い!ヴァンペレもシブくてカッコいいし、早く観たい~!
秋ふかし 煙草ふかして イモふかし
もの言えば 唇さむし 秋の空
食欲の秋、読書の秋、秋にもいろいろありますが、私は勤労の秋になりそうです(涙)。働けど働けど...なまま、冬を今年も迎えそうです。財布の中では、すでに木枯らしが吹いてます。
秋は夕暮れ、と清少納言は讃えてましたが、私にとってはまさに秋は黄昏シーズン。また無為に年齢を重ねてしまうcrestfallen October...
皆様の秋は、実り深いものとまりますやうI wish!
「ロルナの祈り」
「ロゼッタ」「ある子供」で2度のパルムドール、「息子のまなざし」で男優賞、「ロゼッタ」の女優賞、そしてこの新作では脚本賞。もはやカンヌ映画祭の帝王?な、ベルギーのダルデンヌ兄弟監督。出品すれば必ず賞獲得なんて、今後もさぞやプレッシャーだろうなあ、な兄弟監督が今回とりあげたテーマは、移民の偽装結婚ビジネス。
アルバニアからベルギーにやって来たロルナは、恋人と店をもつという夢を抱いている。彼女は国籍取得のため闇の組織を介し、ベルギー人の青年クローディと偽りの結婚生活を送っていた。麻薬中毒のクローディは、ロルナのために立ち直ろうとしていたが...
社会底辺で生きる人々の、過酷で深刻な現状を淡々とドキュメンタリータッチで描く、というダルデンヌ監督の手法は、いつもと同じ。現実的だけど、現実とは思えない、思いたくない世界には、いつも驚かされ暗澹とさせられます。
今回の主人公の環境は、いままでで最悪かつ最恐かも。偽装結婚ビジネスが、冷徹で無情で怖い。口封じみたいに、用済みな偽夫を...ビジネスに使えなくなくなったロルナにも...日本でも、同じような問題や事件が起きてますよね。金が欲しいから、国籍が欲しいからって、うかつに偽装結婚なんかするもんじゃないと戦慄を覚えました。代償が大きすぎる。それでも、命がけで違法行為をしなければならないシビアさに、ああヌルくても平和な生活に埋没してる私って幸せなんだ、と痛感しました。
度肝をぬくようなシーンなどなく、展開も淡々としてるけど、いきなり??!!と驚愕させられるところも、ダルデンヌ監督の独特さ。麻薬を絶ち、愛するロルナを希望に、自転車を走らせるクローディ。頑張れ~もうヤクはダメよ!と安心した途端、次のシーンは...え~!?何じゃそりゃー!?涙!
ちょっとサスペンスタッチ色もあって、映画的にはいつもより面白かったかも。でも今回はダルデンヌ監督といえばの、暗闇の中に差し込んだ一筋の光、みたいな小さな希望に感動させられる終幕、ではなかったので残念。いつもは主人公のラストシーンに、ああ大丈夫だ、人生はそんなに残酷じゃない、とホっとさせられるのに、ロルナは...いったいどーなっちゃうの?という不安しか感じなかったし。
あと、音楽が最後に流れたのもダルデンヌ監督作品では初?男女のセックスシーン(大したことはないが)もあったりして吃驚。今までそーいうのはなかったような?
ロルナ役のアルタ・ドブロシは、イザベル・アジャーニを素朴に逞しくした感じ?の美人。無表情で寡黙だけど、行動で見せる母性のような強さと優しさが印象的でした。モデルみたいな長身もカッコよかった。
クローディ役は、ダルデンヌ監督の秘蔵っ子ジェレミー・レニエあわわジェレミー、痩せ衰えてドヨヨ~ンとショボくれてて、ホントにジャンキーみたいだったロルナに頼りきり、彼女に迷惑かけまくる姿にイラっとする!んだけど、何か可愛いくもあって飼い主に甘える病気の犬、みたいな。いいかげんにしてよ~ウザ~と、うんざりツンケンしつつ献身的にクローディの世話を焼くロルナの気持ち、わかるような気も。でも実際にあんな男に半狂乱で甘えられたら、鬱陶しいだろうなあ。ジェレミーみたいなイケメンだから、醜態も不快にならずに見られたのかも。
情けないヤク中を、なかなか迫真にリアルに、かつ可愛らしく演じてたジェレミー。禁断症状を鎮めるロルナのセックス療法?で、上半身裸になるのですが。腕なんかジャンキーとは思えないほど引き締まってて、さすがガッチビな肉体♪ でもジェレミー、映画の半ばでいきなり何の予告もなく消えます(涙)
ジェレミーのフランス近日公開作は、ヴァンサン・ペレーズと兄弟役の“Demain dès l'aube”。歴史オタク?な弟を、可愛く危なく演じてるみたいです。公式サイト(こちら)チェキラー☆もう脱いでる(笑)筋トレするシーンやコスチューム姿も可愛い!ヴァンペレもシブくてカッコいいし、早く観たい~!