まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

“奴ら”が来る

2008-12-25 | フランス、ベルギー映画
 メリクリ~
 サンタクロースな恋人もおらず、今年も独りぼっちの寂しく気楽なクリスマスの私です♪ダミアンの食べ残したクリスマスケーキ食べたいけど、吹き出物が怖いので我慢我慢!
 昨日は、飯島愛が急死という衝撃的なイヴでしたね。彼女の人生や芸能活動って、思い返してみると何だか痛ましい。ご冥福を...
 自分の赤ちゃんの点滴に、汚水を混入して逮捕された母親のニュースも、ホワイトどころかイヴをブラックにしてしまいました。人でなしの鬼母!と面罵・糾弾できないところが、この事件の怖いところですよね。何でも母親、代理ミュンヒハウゼン症候群、という病気みたいだし。それにしても恐ろしい病気だよなあ。自分自身を傷つけて同情や注目を惹こうとするのなら、まだ理解できるけど...病気だから仕方ない、で済まされたら、赤ちゃんが可哀想。母親が病気だってこと、早く発見されて治癒されてたら、と残念でなりません。数年前の秋田の幼児連続殺人事件を思い出してしまったのは、私だけではないはず...
 おっとと。クリスマスには似つかわしくない、ダークでルナティックな話題になってしまいましたが...
 いつの時代も世界中が、平等にメリー&ハッピイなクリスマスってわけにはいかないけど...自分の孤独をかこつよりも、みんなに何か良きこと起きますようにと、心からI wish!な私、ちょっと天使でしょうか
 みなさまにとって、素敵なクリスマスでありますやう♪

 「正体不明 THEM」
 ルーマニアの人里離れた森の中にある屋敷で暮らす、フランス人の若い夫婦リュカとクレモンティーヌ。ある夜、二人は謎の侵入者に襲撃され...
 ホラーというより、ショッカー系?いったい誰?何の目的で?な、まったく姿を見せない不気味なTHEM(奴ら)の、リュカとクレモンティーヌを襲うシーンが、いきなり不意打ちの連続で、こっちまでビックリしてしまい、思わずヒっとかウワっとか声を上げてしまいました。たとえば、クレモンティーヌがドアの鍵穴から外をのぞこうとすると...ぎゃ!!やめてー!!心臓に悪すぎ!内容よりも、視覚的に恐怖な映画です。
 暗がりの中での蠢きや叫び声などの撮り方や音声など、ちょっと「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」っぽいです。
 ラスト近くになってやっと姿を現す“奴ら”の正体は...この映画、実話に基づいてるらしいのですが、悪霊とかサイコキラーとかよりも、あり得るかも...な怖いリアリティが。西洋では“奴ら”が起こす陰惨な事件、よくニュースになるもんね。日本でも、ごくたまにあるし。“奴ら”を甘く見てはいけない、という警告映画でもある?
 ショッキングな襲撃シーン以外は、ほとんど内容がない映画かも。よく1時間以上もたせたなあと感心するほど。
 それにしても。あんな寂しい場所では、やっぱ暮らさないほうがいいと痛感。何かあっても、すぐに助けに来てもらえないなんて、怖すぎます。あんなだだっ広い屋敷、掃除するのも大変そうだし。
 リュカ役のミヒャエル・コーエンが、男前♪
 
  「輝ける女たち」での、スマートで繊細なゲイ青年に比べると、かなりワイルドで男らしくなってるミヒャエルですが、優しそうで知的な魅力は不変。あんな旦那さんいたらいいなあ、さぞ自慢できるだろうなあ、な素敵なハズバンドぶりでした。
 クレモンティーヌ役のオリヴィア・ボナミーも、かなり美人。なので、二人がイチャイチャ仲良くしてるシーンとか、すごくカッコいい美形夫婦だよなあと見とれちゃいました。
 先だって観た「4ヶ月、3週と2日」といい、私にとってルーマニアは行きたくない住みたくない外国になってしまいました。イメージ悪すぎます。
  
 ↑こんな男前な恋人がいて、エマニュエル・ベアールが超羨ましい

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