まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

上さま、ごむたいな!

2008-11-03 | 日本映画
 オータムジャンボも、サマージャンボ同様、見事なまでにスカばかりで撃沈。億万長者になる夢は、また潰えたのでした。
 見落としてるのかも、ホントは当選してるかもと、どちらのハズレ券も捨てることができず、家族や職場の人にチェックしてもらった私は、往生際が極悪でしょうか...
 次の勝負は、年末です。2億当てて、悪い男に狙われてみたいものです。

 「将軍家光の乱心 激突」
 追悼・緒形拳①...
 病身で錯乱状態の将軍家光は、嫡男・竹千代を亡きものにせよと暗殺指令を出す。凄腕の武芸者浪人・石河刑部は竹千代を守るべく、警護隊を編成して刺客や大軍と壮絶な死闘を...
 柳生一族に続いて、ここでもき○がい将軍な徳川家光。ほんとは江戸幕府を磐石にした名君なはずなのに、可哀想。ふざけんな!と、さぞかし草葉の陰で憤激してることでしょう。
 この映画も、はちゃめちゃトンデモ時代劇です。時代考証なんてクソくらえ!な設定&内容が笑えます。
 話はほとんどない、と言っていいかも。ひたすら追っ手から逃げ戦う竹千代警護隊の、ド派手で凝ったアクションが最大唯一の売りです。
 やたらと爆破シーンが多かったのが印象的。あと、騎馬シーンも。落馬するスタントマンは演技だからまだいいとして、本物のお馬さんたちまで派手なアクションを強いられてて、可哀想!ひっくり返るわ崖をゴロゴロ転がってくわ川に落ちるわ、ひどい!動物虐待~!!
 安易なCGやワイアーアクションではなく、生身を張ったアクションの数々は、最近ではなかなか見られない類の迫力で、見ごたえはありました。アクション監督は、敵役でも出演している千葉真一。サニー千葉ご自身も、気合の入りまくった殺陣を披露。斬られるのは、またまた丹波哲郎先生。ぬおお~と出てあっけなく消える、お約束出演。
 石河刑部役の緒形拳が、シブくてカッコいい~
 緒形さんって、やっぱあの面構えと眼光ですよねえ。鋭く深い!荒々しくも哀愁ある演技は、顔だけ若さだけのイケメンとは違って、大人の♂の魅力に満ちてます。アクションの大半はスタントだろうけど、サニー千葉との死闘シーンとか、かなり頑張ってる緒形さんです。あらためて、ご冥福をお祈りします...
 丹波先生同様、ここにも出てる!な松方弘樹は、悪役ながら今回はわりとおとなしく真面目な感じなので拍子抜け。
 見た目もキャラも最狂なのは、家光役の京本政樹!白塗り顔で大狂乱な怪演が笑えます。吐血しながらの狂いっぷりは、岡田あーみんの漫画に出てくるキャラを彷彿とさせます
 石河刑部の配下のひとりに、ちょっと竹野内豊をワイルドにした感じの男前が。いちばん若い男は、あれ?!これって織田裕二?!死ぬシーンまで気づかなかった!壮絶な爆死を遂げるデビュー当時の織田ゆう子さん、さすがに若い!長門裕之じいさんも火だるまになって敵に突進!メンバーたちが次々と順番に迎える死にざまが、壮絶すぎて何か笑えます。見せ場になると、なぜかアルフィーの歌が流れてくるのが、笑いに拍車をかけます。
 足手まといな竹千代のお守り役女中が、なぜか見事な馬さばきで敵地を疾走。馬上は、どう見ても男のスタントマン

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