19世紀のパリ。貴族や金持ちをパトロンにし、社交界で華やいでいた高級娼婦マルグリット・ゴーティエは、アルマンという青年と出会い恋に落ちる。しかし、アルマンの父から息子の将来のために彼と別れてほしいと懇願され…
1984年のイギリスのTV映画「Camille」を観ました。これまで何度も映画&ドラマ化された有名な「椿姫」です。グレタ・ガルボ版がいちばん有名でしょうか。パリの社交界の花として艶やかに光り輝く美しき高級娼婦、イケメンとの情熱的で悲劇的なロマンス…マルグリット・ゴーティエは美しさと演技力に自信がある女優なら、一度は演じてみたいヒロインなのでは。このドラマでマルグリットを演じたグレタ・スカッキは、すごい美人なんだけど何だろう、マルグリットのキャラとはちょっと違和感ある美しさだったような気が。見た目も言動もすごく逞しく、ふてぶてしくしたたかな女の強さがあるので、薄幸のヒロインのはかなさとか悲しさが希薄というか。
最近のキレイカワイイ女優とは違う、その圧倒的な華やかさはまさ美貌の女優!なグレタ・スカッキの美しさでした。たまに武田久美子に似て見えたのは私だけ?すごく健康そうなので、病魔におかされてるようには見えなくて。でも最期はゾンビみたいな顔になって怖かった。美しいまま死んだほうが、アルマンの悲しみを深くしただろうに。
それにしてもマルグリット、あんなに美しく聡明なのに、娼婦として生きるしかなかったのが残念。娼婦といっても、街角や店で春をひさぐ女ではなく、金持ちの契約愛人って境遇ですが。豪華な部屋、美しい衣装、華やかな遊興etc.贅沢な生活には何の保障もなく、老いて容色が衰えれば何もかも失う不安定な身の上。現代だったら、マルグリットならその美貌と才気で高級クラブのママにでもなれそうだけど、身分制度が厳然としてた時代では貧民出身の彼女には、金持ちの愛人になるしか生きる方法はなかったんだろうな~。あと、優しすぎたのも仇となった。すごい貧乏な超美人は、性格が悪いほうが長生きできそう。
アルマン役は、当時24歳!のコリン・ファース。か、か、かわいい!かっこいい!
BL映画の金字塔「アナザー・カントリー」と同年の作品なので、当然ながら若い!ピチピチツルツルキラキラしてます。スラ~っとした長身に、時代劇の衣装が似合うこと!ヒロインに負けず劣らず、コリンも衣装とっかえひっかえ!品がありながらも若々しい、まさに上流社会の青年のファッション、それを完璧に着こなしてるコリンにうっとり。ちょっと偏屈で神経質なイメージのコリンが、珍しく一途でロマンティックな役を演じてるのもファンは必見。でもやっぱコリンはコリンというか、恋に溺れてる情熱な若者にしてはすごく冷めた理性的な感じが否めず。たまにすごい気難しそうに見えるのもコリンらしかったです。英国紳士といえばコリン、というのも長年のイメージなので、アルマンがイギリス人にしか見えなかった。「恋の掟」のコリンもフランス人役なのにそうでした。コリンが歩くとパリもロンドンに
アルマンの父役はベン・キングズレー、マルグリットの最初のパトロン役はジョン・ギールグット、最後のパトロン役がデンホルム・エリオット、イギリスの名優たちが脇役で出演してます。衣装や屋敷だけでなく、マルグリットとアルマンが暮らす田舎の風景も美しかったです。
それはそうと。よく考えてみれば、マルグリットってそんなに薄幸でもないような。むしろ幸せかも。美貌に恵まれ男たちからチヤホヤされ贅沢三昧、美男に身も心も熱愛されて醜く年老いることなく若く美しいうちに死ぬ、なんてわしからしたら理想の人生じゃわ。
1984年のイギリスのTV映画「Camille」を観ました。これまで何度も映画&ドラマ化された有名な「椿姫」です。グレタ・ガルボ版がいちばん有名でしょうか。パリの社交界の花として艶やかに光り輝く美しき高級娼婦、イケメンとの情熱的で悲劇的なロマンス…マルグリット・ゴーティエは美しさと演技力に自信がある女優なら、一度は演じてみたいヒロインなのでは。このドラマでマルグリットを演じたグレタ・スカッキは、すごい美人なんだけど何だろう、マルグリットのキャラとはちょっと違和感ある美しさだったような気が。見た目も言動もすごく逞しく、ふてぶてしくしたたかな女の強さがあるので、薄幸のヒロインのはかなさとか悲しさが希薄というか。
最近のキレイカワイイ女優とは違う、その圧倒的な華やかさはまさ美貌の女優!なグレタ・スカッキの美しさでした。たまに武田久美子に似て見えたのは私だけ?すごく健康そうなので、病魔におかされてるようには見えなくて。でも最期はゾンビみたいな顔になって怖かった。美しいまま死んだほうが、アルマンの悲しみを深くしただろうに。
それにしてもマルグリット、あんなに美しく聡明なのに、娼婦として生きるしかなかったのが残念。娼婦といっても、街角や店で春をひさぐ女ではなく、金持ちの契約愛人って境遇ですが。豪華な部屋、美しい衣装、華やかな遊興etc.贅沢な生活には何の保障もなく、老いて容色が衰えれば何もかも失う不安定な身の上。現代だったら、マルグリットならその美貌と才気で高級クラブのママにでもなれそうだけど、身分制度が厳然としてた時代では貧民出身の彼女には、金持ちの愛人になるしか生きる方法はなかったんだろうな~。あと、優しすぎたのも仇となった。すごい貧乏な超美人は、性格が悪いほうが長生きできそう。
アルマン役は、当時24歳!のコリン・ファース。か、か、かわいい!かっこいい!
BL映画の金字塔「アナザー・カントリー」と同年の作品なので、当然ながら若い!ピチピチツルツルキラキラしてます。スラ~っとした長身に、時代劇の衣装が似合うこと!ヒロインに負けず劣らず、コリンも衣装とっかえひっかえ!品がありながらも若々しい、まさに上流社会の青年のファッション、それを完璧に着こなしてるコリンにうっとり。ちょっと偏屈で神経質なイメージのコリンが、珍しく一途でロマンティックな役を演じてるのもファンは必見。でもやっぱコリンはコリンというか、恋に溺れてる情熱な若者にしてはすごく冷めた理性的な感じが否めず。たまにすごい気難しそうに見えるのもコリンらしかったです。英国紳士といえばコリン、というのも長年のイメージなので、アルマンがイギリス人にしか見えなかった。「恋の掟」のコリンもフランス人役なのにそうでした。コリンが歩くとパリもロンドンに
アルマンの父役はベン・キングズレー、マルグリットの最初のパトロン役はジョン・ギールグット、最後のパトロン役がデンホルム・エリオット、イギリスの名優たちが脇役で出演してます。衣装や屋敷だけでなく、マルグリットとアルマンが暮らす田舎の風景も美しかったです。
それはそうと。よく考えてみれば、マルグリットってそんなに薄幸でもないような。むしろ幸せかも。美貌に恵まれ男たちからチヤホヤされ贅沢三昧、美男に身も心も熱愛されて醜く年老いることなく若く美しいうちに死ぬ、なんてわしからしたら理想の人生じゃわ。