「オデッセイ」
火星での有人探査ミッション中に発生した嵐に巻き込まれた宇宙飛行士マーク・ワトリーは、火星に独り取り残されてしまう。救出までの数年間、マークは火星でのサバイバルを決意するが…
遅ればせながら、イってまいりました火星に
いや~やっぱ最高ですか~最高で~す by 福永ほうげん 愛しのマット・デーモン今も昔も、いろんなイケメン、男前によろめきときめいてる多情な私ですが、またもや思い知ってしまいましたわ。Matt is my No.1だということを。
全米で大ヒット、マットもゴールデングローブ賞で主演男優賞を受賞、来たるオスカーにもノミネートされるなど、過去最高の評価、賛辞を浴びているマットに、やっとこさ会うことができました。マット、評判通り、期待以上にチャーミングでした!これまでmy best of Mattは、「ふたりにクギづけ」だったのですが(「恋するリベラーチェ」と迷うところですが)、この映画のマットも最高レベル。役者としての力量と魅力に、軽やかな余裕が加わったような、どんどん芳醇になっていく芋焼酎のような味のあるマットに、すっかり酔いしれてしまいました。
まずマット、若い!確かにおじさんにはなってきてるのですが、それでも40半ばにしては驚異的に若々しい。マットは見た目よりも、雰囲気が若いんですよね~。なので全然おじさんっぽくない。少し年下のキムタクとか中居のほうが、小汚い中年に見えます。爽やかで清々しい青年っぽさを保っているマットが素敵すぎます。だいたい、マットみたいな顔は老けが目立たないんですよね。もともとイケメンでも美男でもないから、崩れがほとんどないというか。輝くばかりの美貌を誇った銀幕の美青年たちの多くが、無残な老いに終着してしまっている悲しい現実の中にあって、マットは60、70になっても今とそんなに変わりなさげ。
若々しい見た目、でも中身は成熟した大人の男。そんなマットの魅力が、この映画では最大限に活かされています。まず、頭脳明晰で理知的なところ。絶体絶命、次々と降りかかってくる困難やピンチにも、ドンと構えた冷静沈着さと科学の知識で克服していく様子が、痛快かつユーモラスに描かれていて、科学、そして科学者ってすげーな~と驚嘆。私なら確実に発狂→飢え死にコースですし。
フル回転させる知識、ひらめき、そして果敢な行動力でサバイバルするマーク。そんな無敵の不屈の男役が、マットに似合うんですよね~。スーパーマン然、ヒーロー然としておらず、あくまでフツーの男っぽいところが、返ってカッコいい。どんな時も、ひょうひょうと軽妙なマットが、これまた可愛いんですよね~。ビデオ自撮りシーンが多く、まるでマットがこっちに話しかけてるみたいな演出も、ファンにはたまりません。絶望的な状況なのに、ユーモアを忘れず何だか楽しそうに苦難をクリアしていくマットの、スーパーポジティヴでノーテンキな様子が笑えます。ゴールデングローブ賞ではコメディ部門にカテゴライズされたことが物議をかもしましたが、確かにこの映画もマットも演技も、かなりコミカルです。
この映画の最大の見どころのひとつといえば、マットの火星じゃがいも栽培。
マットが、じゃがいも食ってる!共食いじゃん!冗談はサテオキ。若かりし頃のマットは、頭の良さをひけらかすかのような役が多く、ちょっと鼻につくこともあったのですが、年齢を重ねていくうちに角がとれ円くなり、だんだんと柔らかくなった知性にも好感。トンがってた屈折も影をひそめ、今は優しさと頼もしさにあふれてる演技、見た目といい、同世代の男優のほとんどが嘆かわしく老化劣化している中、若い頃よりイケてるマットはまさに稀有な役者と言えましょう。
知性のみならず、そのタフネスもスゴすぎます。あの火星生活、頭がいいだけじゃあ絶対サバイバルできませんし。じゃがいも畑を独りで作ることだけでも過酷な重労働だし、砂漠の旅や、ラストのロケットの扉を素手で取り外したりぶっ壊したり、ただの植物学者とは信じがたい腕力と体力が笑えました。
そして、マットといえばのゴリマッチョ!今回もゴリゴリしい肉体美をたっぷり見せつけてくれました
まるで着ぐるみみたいなムッチムチ肉厚さは、いかにも鍛えてます的な人工的不自然さ、ナルシーさと違い、ぬくもりと微笑ましさを感じさせます。結構裸になるシーンがあって、終盤ではケツ出しのオールバックヌードまで披露。
「エイリアン」などSF映画の巨匠リドリー・スコット監督の、老いてなお若々しい挑戦的な感性も驚嘆ものです。SF映画は苦手なのですが、宇宙人とか宇宙戦争とかじゃない、従来のSFらしからぬ異色の内容は、すごく新鮮で楽しかったです。BGMがノリノリなディスコミュージックなのも意表をついてました。音楽に合わせて踊ったり歌ったりするマットが、これまたウルトラキュート
もうあかん!な逆境にあっても、ユーモアや笑顔、そして勇気と信念を捨てずに前に進む、といういかにもアメリカ人が好きそうなテーマは、今の暗く閉塞感に満ちた世界へ向けての激励のように思えました。私も元気をもらいました!ありがとうマット!スコット監督!
火星で穫れたじゃがいも、美味しいのかな。地球でも歴史上、飢饉を救ったじゃがいもの偉大さを、あらためて思い知りました。同時に、科学・宇宙用語がチンプンカンプンすぎて、自分の頭の悪さも思い知りました予想不可能な展開、目を驚かすシーン満載でほんと楽しい映画でしたが、決して荒唐無稽な話ではないのでしょうか?科学者や火星人が観たら、ありえねー!と憤慨・失笑することはないのかしらん?ちなみに私、宇宙開発にはちょっと懐疑的なので、感動的な救出作戦にどんだけ金がかかったんだろう…なんて興ざめなこと考えてしまいました
オスカー授賞式が楽しみ。まさかマット、クルーニー兄貴に従ってボイコットとかしないよね!?ちょっと心配。そんなマットの新作は…ついにジェイソン・ボーン復活今度はまた地球で無双なマットです
火星での有人探査ミッション中に発生した嵐に巻き込まれた宇宙飛行士マーク・ワトリーは、火星に独り取り残されてしまう。救出までの数年間、マークは火星でのサバイバルを決意するが…
遅ればせながら、イってまいりました火星に
いや~やっぱ最高ですか~最高で~す by 福永ほうげん 愛しのマット・デーモン今も昔も、いろんなイケメン、男前によろめきときめいてる多情な私ですが、またもや思い知ってしまいましたわ。Matt is my No.1だということを。
全米で大ヒット、マットもゴールデングローブ賞で主演男優賞を受賞、来たるオスカーにもノミネートされるなど、過去最高の評価、賛辞を浴びているマットに、やっとこさ会うことができました。マット、評判通り、期待以上にチャーミングでした!これまでmy best of Mattは、「ふたりにクギづけ」だったのですが(「恋するリベラーチェ」と迷うところですが)、この映画のマットも最高レベル。役者としての力量と魅力に、軽やかな余裕が加わったような、どんどん芳醇になっていく芋焼酎のような味のあるマットに、すっかり酔いしれてしまいました。
まずマット、若い!確かにおじさんにはなってきてるのですが、それでも40半ばにしては驚異的に若々しい。マットは見た目よりも、雰囲気が若いんですよね~。なので全然おじさんっぽくない。少し年下のキムタクとか中居のほうが、小汚い中年に見えます。爽やかで清々しい青年っぽさを保っているマットが素敵すぎます。だいたい、マットみたいな顔は老けが目立たないんですよね。もともとイケメンでも美男でもないから、崩れがほとんどないというか。輝くばかりの美貌を誇った銀幕の美青年たちの多くが、無残な老いに終着してしまっている悲しい現実の中にあって、マットは60、70になっても今とそんなに変わりなさげ。
若々しい見た目、でも中身は成熟した大人の男。そんなマットの魅力が、この映画では最大限に活かされています。まず、頭脳明晰で理知的なところ。絶体絶命、次々と降りかかってくる困難やピンチにも、ドンと構えた冷静沈着さと科学の知識で克服していく様子が、痛快かつユーモラスに描かれていて、科学、そして科学者ってすげーな~と驚嘆。私なら確実に発狂→飢え死にコースですし。
フル回転させる知識、ひらめき、そして果敢な行動力でサバイバルするマーク。そんな無敵の不屈の男役が、マットに似合うんですよね~。スーパーマン然、ヒーロー然としておらず、あくまでフツーの男っぽいところが、返ってカッコいい。どんな時も、ひょうひょうと軽妙なマットが、これまた可愛いんですよね~。ビデオ自撮りシーンが多く、まるでマットがこっちに話しかけてるみたいな演出も、ファンにはたまりません。絶望的な状況なのに、ユーモアを忘れず何だか楽しそうに苦難をクリアしていくマットの、スーパーポジティヴでノーテンキな様子が笑えます。ゴールデングローブ賞ではコメディ部門にカテゴライズされたことが物議をかもしましたが、確かにこの映画もマットも演技も、かなりコミカルです。
この映画の最大の見どころのひとつといえば、マットの火星じゃがいも栽培。
マットが、じゃがいも食ってる!共食いじゃん!冗談はサテオキ。若かりし頃のマットは、頭の良さをひけらかすかのような役が多く、ちょっと鼻につくこともあったのですが、年齢を重ねていくうちに角がとれ円くなり、だんだんと柔らかくなった知性にも好感。トンがってた屈折も影をひそめ、今は優しさと頼もしさにあふれてる演技、見た目といい、同世代の男優のほとんどが嘆かわしく老化劣化している中、若い頃よりイケてるマットはまさに稀有な役者と言えましょう。
知性のみならず、そのタフネスもスゴすぎます。あの火星生活、頭がいいだけじゃあ絶対サバイバルできませんし。じゃがいも畑を独りで作ることだけでも過酷な重労働だし、砂漠の旅や、ラストのロケットの扉を素手で取り外したりぶっ壊したり、ただの植物学者とは信じがたい腕力と体力が笑えました。
そして、マットといえばのゴリマッチョ!今回もゴリゴリしい肉体美をたっぷり見せつけてくれました
まるで着ぐるみみたいなムッチムチ肉厚さは、いかにも鍛えてます的な人工的不自然さ、ナルシーさと違い、ぬくもりと微笑ましさを感じさせます。結構裸になるシーンがあって、終盤ではケツ出しのオールバックヌードまで披露。
「エイリアン」などSF映画の巨匠リドリー・スコット監督の、老いてなお若々しい挑戦的な感性も驚嘆ものです。SF映画は苦手なのですが、宇宙人とか宇宙戦争とかじゃない、従来のSFらしからぬ異色の内容は、すごく新鮮で楽しかったです。BGMがノリノリなディスコミュージックなのも意表をついてました。音楽に合わせて踊ったり歌ったりするマットが、これまたウルトラキュート
もうあかん!な逆境にあっても、ユーモアや笑顔、そして勇気と信念を捨てずに前に進む、といういかにもアメリカ人が好きそうなテーマは、今の暗く閉塞感に満ちた世界へ向けての激励のように思えました。私も元気をもらいました!ありがとうマット!スコット監督!
火星で穫れたじゃがいも、美味しいのかな。地球でも歴史上、飢饉を救ったじゃがいもの偉大さを、あらためて思い知りました。同時に、科学・宇宙用語がチンプンカンプンすぎて、自分の頭の悪さも思い知りました予想不可能な展開、目を驚かすシーン満載でほんと楽しい映画でしたが、決して荒唐無稽な話ではないのでしょうか?科学者や火星人が観たら、ありえねー!と憤慨・失笑することはないのかしらん?ちなみに私、宇宙開発にはちょっと懐疑的なので、感動的な救出作戦にどんだけ金がかかったんだろう…なんて興ざめなこと考えてしまいました
オスカー授賞式が楽しみ。まさかマット、クルーニー兄貴に従ってボイコットとかしないよね!?ちょっと心配。そんなマットの新作は…ついにジェイソン・ボーン復活今度はまた地球で無双なマットです