お墓参りの帰りに、家族(老父母とダミアン)と焼肉を食いに行きました~
前日、あまりにもカープはもうダメダメ言う両親に腹が立って、今日は勝つ!焼肉賭けてもええわ!と啖呵を切ってしまったのです。で、結果は…ひえ~カープ惨敗~おいおい~マエケンよぉ~たのむわ~というわけで、焼肉をおごるハメに陥ってしまったのです…
普段は何でもすぐ忘れるボケ老人のくせに、こういうことは絶対忘れず、しかも普段は寝たきりも近いのではな動きの鈍さなのに、ささっと店に予約まで入れやがった両親。ここぞとばかりに、食わんと損とばかりに、ガッツガッツ食いまくり、ジャンジャカ注文する老人ふたりに、呆れおののく私。『ダミアンみたいな若い男がガツガツ食う姿は素敵だけど、年寄りががっつく姿は醜いよね~』『よく食べたら長生きするから、やめてね♪』『あ~わし当分、お昼はコッペパン一個じゃ~』『メロンなんか注文せんでええし!家に帰ったらスイカがあるけん!』etc.イヤミ攻撃を仕掛けましたが、老人の耳に念仏でした
想定外、大誤算な出費を強いられてトホホ、カープのバカバカバカ!と泣きそうになりましたが、でも焼肉はとっても美味しかったです♪久々の家族との外食も楽しかったし。またおごってあげたいです。次はラーメンで♪
追記…
今夜、カープが巨人に連勝!!逆転勝ちだったので、驚喜狂喜でしたね~まだまだ優勝、あきらめんけんね~☆
今夜の殊勲者は、もちろんプリンス堂林
やっぱ彼はプリンスですよ!カープファンに幸せと興奮をもたらす王子さまですよ!堂林のファンだと言うと、ミーハーな顔ファンのカープ女子と嗤われがちですが、今夜の彼を見たら、顔だけじゃないことが明明白白でしょ。女子だけじゃなく、誰だって惚れるわ!
ヒーローインタビューのプリンス、可愛かったですね~。何と今日は、彼の23回目の誕生日!ハッピーバースデイ、プリンス!今夜はご両親がズムスタに来てたとか。親孝行息子じゃのお~。素敵な誕生日になって、ほんとよかったですね!それにしても…お立ち台で、いろんなものをぶっかけられてた堂林くん、まるでお笑い芸人みたいな扱い泥くさく闘い、そして仲良く楽しく喜びを分かち合うカープは、やっぱどこぞの人もなげな金満傲慢球団とは違って、爽やかで清々しいですよね!先はまだ険しいけど、頑張れカープ!元気と勇気をcontinue to give us
↑ファンの間で騒然?となった、アイドル顔のプリンス。あざといまでに可愛いですよね~
お松の独りイザベル・ユペール映画祭⑥
「ホーム 我が家」
建設が中断されたまま放置されている高速道路の脇で、ミシェルとマルト夫妻は3人の子どもたちと仲良く愉快に暮らしていた。しかし突然、高速道路の再建設が始まり、ついに開通されてしまう。以来、一家の生活は一変してしまうが…
何年か前にカンヌ映画祭、そして東京映画祭で上映され、好評を博した(のに、日本では一般公開はされずオクラ入り)作品。ありえそうでありえない、ありえなさそうでありえる、リアルで珍奇なファミリー映画でした。まず、設定がユニークです。長年放置されたままの高速道路を、勝手に自由に庭みたいに使ってる家族に驚き。使われてない家やアパートなどの不法占拠とかならよく聞く話ですが、道路があんな風に私用されてるなんてこともありえるんですね。あんな広大な道路を、ずっと放置したままってのもスゴイと思った。家族にとっては、いい意味でほったらかしにされてたのに、孤立を上手に愉快に活用してたのに、いきなり、かつジワジワと幸せな孤立が壊され削られていき、どんどん現実世界の侵入にさらされて追いつめられてしまう一家の姿が、時に淡々と滑稽に、時にダークな病的さで描かれています。
いきなりの再建設が、何だか宇宙人の侵略みたいで笑えました。暗闇の中、静かに不気味に現れる建設作業員。一家を無視してロボットみたいに機械的にスピーディに、あっという間に任務完了。すぐに開通して、あの平和な静けさがウソのように、一気に家の前は車の川状態。騒音と排気ガスで環境はいっぺんに破壊されただけでなく、道路を渡って向こう側に行かなきゃいけないので、危ない危ない~!いつ轢き殺されてもおかしくない状況に、見ていてハラハラさせられます。
ユルくてヌルい居心地のいい平和にドップリ浸かっていたら、急激な変化に上手く対応、適応できず、狼狽とストレスで心身ともにコワレてしまうことは、すごく切実で理解も共感もできるのですが…私も含め、たいていの人は、憂鬱だけど余儀なくされた変化に何とか合わせようと努力を試みますが、この一家はガンとして変化を受け入れず、あくまで抵抗するのです。その徹底した頑固な、時にパラノアイアじみた抵抗と、現状維持への忍耐と努力は、変化を受け入れたほうが楽なのに、と呆れ慄いてしまうほどなのです。再建設前の生活への固執が、とにかく壮絶すぎて笑えます。
夫婦二人だけならまだしも…あの生活、環境を子どもたちに強いるなんて、非道い!よく車に轢かれずに生活できるな~と、命がけの横断をしてる子どもたちに、ハラハラさせられます。子どもたちだけでなく、ペットの猫ちゃんもウロウロしてるので、ほんと心配でした。姿が見えない猫ちゃんをパパが探すシーンとか、ほんまドキドキしましたよ。車に轢かれる危険性のみならず、高速道路が渋滞になって停車中の車から人がワラワラ降りてきて、庭に入り込んだりゴミを棄てていったり、なんてトラブルも笑うに笑えない。どんな状況になっても孤立を守る一家もどうかしてるけど、行政がまったく彼らを放置したままなのも変だった。まさに忘れられた一家、忘れられようとする一家の、ありのままでいいの~♪少しも怖くなんかないわ~♪物語でした。
しぶとく抵抗しながらも、だんだん追いつめられてコワレていく一家が、おいおい~?!な無茶すぎる暴走をおっぱじめるラストには、笑いを通り越してドン引きさせられます。あれって、もう一家心中に近い。怖い~頑なな抵抗も、意思の貫きすぎも、ほどほどにしとかないと…という教訓に満ちた?珍作です。
イザベル・ユペールは、ママのマルト役です。
静かなコワレっぷりが、怖いけど何か笑えるユペりんです。ジワジワしたコワレかたなので、いつプッツンするか楽しみなような恐ろしいような、観客の心をザワつかせる演技は、まさにユペりんの専売特許です。ラスト近く、ついにブっコワレた~!な彼女は、ヤバすぎてホラーです。ユペりんの、あの時おり見せる虚ろな目は、とても演技とは思えません。まさに狂人のそれですから。これでもか!と、これ見よがしなオーバーな熱演ではく、あくまでクールでニヒルな、何もしなくても狂気が伝わってくるイザベル・ユペールの演技は、まさに神の領域にあると言えます。小柄で華奢な、どこか少女っぽい風貌も素敵です。
パパのミシェル役は、ダルデンヌ兄弟監督作品などでおなじみのオリヴィエ・グルメ。いつもは不可解で不気味、暗い複雑な役が多い彼が、珍しく明るくて元気な父ちゃん役で、ちょっと新鮮でした。子どもたちも好演。特に、末っ子の男の子が存在感あり。
スイス出身のウルスラ・メイヤー監督作品。メイヤー監督はこの後、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた「シモンの空」を撮っています。主演は、今をときめくフランス映画界のプリンセス、レア・セドゥ。と、「ホーム」で末っ子を演じてた男の子!あの子、ほんま演技うまかったので、シモンもぜひ観たいな~。
前日、あまりにもカープはもうダメダメ言う両親に腹が立って、今日は勝つ!焼肉賭けてもええわ!と啖呵を切ってしまったのです。で、結果は…ひえ~カープ惨敗~おいおい~マエケンよぉ~たのむわ~というわけで、焼肉をおごるハメに陥ってしまったのです…
普段は何でもすぐ忘れるボケ老人のくせに、こういうことは絶対忘れず、しかも普段は寝たきりも近いのではな動きの鈍さなのに、ささっと店に予約まで入れやがった両親。ここぞとばかりに、食わんと損とばかりに、ガッツガッツ食いまくり、ジャンジャカ注文する老人ふたりに、呆れおののく私。『ダミアンみたいな若い男がガツガツ食う姿は素敵だけど、年寄りががっつく姿は醜いよね~』『よく食べたら長生きするから、やめてね♪』『あ~わし当分、お昼はコッペパン一個じゃ~』『メロンなんか注文せんでええし!家に帰ったらスイカがあるけん!』etc.イヤミ攻撃を仕掛けましたが、老人の耳に念仏でした
想定外、大誤算な出費を強いられてトホホ、カープのバカバカバカ!と泣きそうになりましたが、でも焼肉はとっても美味しかったです♪久々の家族との外食も楽しかったし。またおごってあげたいです。次はラーメンで♪
追記…
今夜、カープが巨人に連勝!!逆転勝ちだったので、驚喜狂喜でしたね~まだまだ優勝、あきらめんけんね~☆
今夜の殊勲者は、もちろんプリンス堂林
やっぱ彼はプリンスですよ!カープファンに幸せと興奮をもたらす王子さまですよ!堂林のファンだと言うと、ミーハーな顔ファンのカープ女子と嗤われがちですが、今夜の彼を見たら、顔だけじゃないことが明明白白でしょ。女子だけじゃなく、誰だって惚れるわ!
ヒーローインタビューのプリンス、可愛かったですね~。何と今日は、彼の23回目の誕生日!ハッピーバースデイ、プリンス!今夜はご両親がズムスタに来てたとか。親孝行息子じゃのお~。素敵な誕生日になって、ほんとよかったですね!それにしても…お立ち台で、いろんなものをぶっかけられてた堂林くん、まるでお笑い芸人みたいな扱い泥くさく闘い、そして仲良く楽しく喜びを分かち合うカープは、やっぱどこぞの人もなげな金満傲慢球団とは違って、爽やかで清々しいですよね!先はまだ険しいけど、頑張れカープ!元気と勇気をcontinue to give us
↑ファンの間で騒然?となった、アイドル顔のプリンス。あざといまでに可愛いですよね~
お松の独りイザベル・ユペール映画祭⑥
「ホーム 我が家」
建設が中断されたまま放置されている高速道路の脇で、ミシェルとマルト夫妻は3人の子どもたちと仲良く愉快に暮らしていた。しかし突然、高速道路の再建設が始まり、ついに開通されてしまう。以来、一家の生活は一変してしまうが…
何年か前にカンヌ映画祭、そして東京映画祭で上映され、好評を博した(のに、日本では一般公開はされずオクラ入り)作品。ありえそうでありえない、ありえなさそうでありえる、リアルで珍奇なファミリー映画でした。まず、設定がユニークです。長年放置されたままの高速道路を、勝手に自由に庭みたいに使ってる家族に驚き。使われてない家やアパートなどの不法占拠とかならよく聞く話ですが、道路があんな風に私用されてるなんてこともありえるんですね。あんな広大な道路を、ずっと放置したままってのもスゴイと思った。家族にとっては、いい意味でほったらかしにされてたのに、孤立を上手に愉快に活用してたのに、いきなり、かつジワジワと幸せな孤立が壊され削られていき、どんどん現実世界の侵入にさらされて追いつめられてしまう一家の姿が、時に淡々と滑稽に、時にダークな病的さで描かれています。
いきなりの再建設が、何だか宇宙人の侵略みたいで笑えました。暗闇の中、静かに不気味に現れる建設作業員。一家を無視してロボットみたいに機械的にスピーディに、あっという間に任務完了。すぐに開通して、あの平和な静けさがウソのように、一気に家の前は車の川状態。騒音と排気ガスで環境はいっぺんに破壊されただけでなく、道路を渡って向こう側に行かなきゃいけないので、危ない危ない~!いつ轢き殺されてもおかしくない状況に、見ていてハラハラさせられます。
ユルくてヌルい居心地のいい平和にドップリ浸かっていたら、急激な変化に上手く対応、適応できず、狼狽とストレスで心身ともにコワレてしまうことは、すごく切実で理解も共感もできるのですが…私も含め、たいていの人は、憂鬱だけど余儀なくされた変化に何とか合わせようと努力を試みますが、この一家はガンとして変化を受け入れず、あくまで抵抗するのです。その徹底した頑固な、時にパラノアイアじみた抵抗と、現状維持への忍耐と努力は、変化を受け入れたほうが楽なのに、と呆れ慄いてしまうほどなのです。再建設前の生活への固執が、とにかく壮絶すぎて笑えます。
夫婦二人だけならまだしも…あの生活、環境を子どもたちに強いるなんて、非道い!よく車に轢かれずに生活できるな~と、命がけの横断をしてる子どもたちに、ハラハラさせられます。子どもたちだけでなく、ペットの猫ちゃんもウロウロしてるので、ほんと心配でした。姿が見えない猫ちゃんをパパが探すシーンとか、ほんまドキドキしましたよ。車に轢かれる危険性のみならず、高速道路が渋滞になって停車中の車から人がワラワラ降りてきて、庭に入り込んだりゴミを棄てていったり、なんてトラブルも笑うに笑えない。どんな状況になっても孤立を守る一家もどうかしてるけど、行政がまったく彼らを放置したままなのも変だった。まさに忘れられた一家、忘れられようとする一家の、ありのままでいいの~♪少しも怖くなんかないわ~♪物語でした。
しぶとく抵抗しながらも、だんだん追いつめられてコワレていく一家が、おいおい~?!な無茶すぎる暴走をおっぱじめるラストには、笑いを通り越してドン引きさせられます。あれって、もう一家心中に近い。怖い~頑なな抵抗も、意思の貫きすぎも、ほどほどにしとかないと…という教訓に満ちた?珍作です。
イザベル・ユペールは、ママのマルト役です。
静かなコワレっぷりが、怖いけど何か笑えるユペりんです。ジワジワしたコワレかたなので、いつプッツンするか楽しみなような恐ろしいような、観客の心をザワつかせる演技は、まさにユペりんの専売特許です。ラスト近く、ついにブっコワレた~!な彼女は、ヤバすぎてホラーです。ユペりんの、あの時おり見せる虚ろな目は、とても演技とは思えません。まさに狂人のそれですから。これでもか!と、これ見よがしなオーバーな熱演ではく、あくまでクールでニヒルな、何もしなくても狂気が伝わってくるイザベル・ユペールの演技は、まさに神の領域にあると言えます。小柄で華奢な、どこか少女っぽい風貌も素敵です。
パパのミシェル役は、ダルデンヌ兄弟監督作品などでおなじみのオリヴィエ・グルメ。いつもは不可解で不気味、暗い複雑な役が多い彼が、珍しく明るくて元気な父ちゃん役で、ちょっと新鮮でした。子どもたちも好演。特に、末っ子の男の子が存在感あり。
スイス出身のウルスラ・メイヤー監督作品。メイヤー監督はこの後、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた「シモンの空」を撮っています。主演は、今をときめくフランス映画界のプリンセス、レア・セドゥ。と、「ホーム」で末っ子を演じてた男の子!あの子、ほんま演技うまかったので、シモンもぜひ観たいな~。