意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

結局、日本は自民党に依存しているのだな・・・

2011年07月28日 | 政治
日経BPネットの田原総一朗のコラム政財界「ここだけの話」を読んで思ったこと。

日本の民主政治は今、危機的な状況にある
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110726/278883/ 


内容は特に読むべきものはありません。
世論調査で6割が支持政党なしだからどうだという話です。
そもそも今まで常に半数前後が『支持政党なし』でしょう。
それが多少増えたからといって、どうでもいいですね。(そもそも、多くの日本人が支持政党があった時代などないでしょう)

それでも、まぁ、田原が常日頃から『日本人は支持政党を持つべきだ』と持論を掲げており、それを事あるごとに口喧しく言っていたのなら、まだこのコラムにも重みがありますが、そんなこと一切言わずに急に言い出しても「どの口で言ってんだ?」と侮蔑しますね。

さらに言うと、このコラムの〆の言葉。

> こうした閉塞感のある状況を見ていると、ワイマール共和国時代にドイツの政治が混乱し、やがてナチスのヒトラーが登場してきたことを思い起こす。

> 「何も決められない、だらしない政治家」の反動として、「きちんと物事を決めてくれるリーダー」を国民が強く求めたらどうなるか。「リーダーシップの強烈な人間」、もっと言えば「独裁者」が出てくることにならないだろうか。日本は危ない時代に近づいている――そう危惧するのである。

・・・・・・・・・・・・・・・・。
これねぇ、赤熊は民主党が2年前に政権を盗る前から危惧していたことですよ。

正直、今頃危惧しているの?って感じです。(赤熊はもう止められないと思ってるし、民主党が潰れるのだったらファシズムになってもいいと思ってます)
感性が古いっていうか・・・・はっきり老害と言うべきでしょうね。


まぁ、別に田原が老害だからどうのこうのと文句をつけたいわけではない。
このコラムで気になったのが、自民党に対してああだこうだ注文をつけているのである。
その注文の付け方が「この問題を取り上げてくれ」といった類のものならわかるが、「別のビジョンを示せ」と喚いているのである。
自民党は野党である。
野党がそんなものを示したところで、一笑に付されるだけでしょう。
実現させる力がないのですから。
いくら失望したとはいえ、そういったものは政権与党の民主党に対して文句をつけるべきです。(そうやって炙り出し、解散させ自民党に出させるべきでしょう)

だいたい、マニフェストといった類のものは選挙の前に示すもので、それを持って国民は選択すべきです。
そもそも新しいマニフェストなぞ、1年や2年でできるわけないだろう。
政治家はマニフェストだけを作る仕事ではないのですから。
前回のマニフェストをそのまま出すわけにはいかないでしょうし、修正などをして党内合意を得るには最低でも3年は必要だと思います。
ポンポンポンポン好き勝手なことを書いたものを信用するのか?
それで失敗したのが民主党のマニフェストでしょう。
それでいて自民党に完璧なものをつくれと文句つけているのである。
無茶言うなって話ですね。

これって要は『自民党に甘えている』ってことですね。
自民党なら何とかしてくれると心の底では考えているのでしょう。
そして自民党に反発するのがカッコイイとも思っているのでしょうね。

・・・・反抗期の子供みたいな言い分ですね、まじで。
しかも、田原という、一線で活躍ている日本で名の通った人間が・・・です。

こういう論調は田原だけではなく、そこかしこで見る論調です。
第一線で活躍している人間がこれなのですから、あとは押して図るべきです。
良くも悪くも、日本は自民党に依存しているんだな・・・って感じますね。

2011.07.29 追記・訂正