意外と社会派(予定)

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NEWS人物伝  6  倉本 聰

2010年01月12日 | 人物伝
脚本家ですね。
ニュース・・・というか、エコ番組で良く出る人です。

この人にどうこういうこともないんだけど、ある特集(※)を読んでおかしな人間なのだと感じた。
内容は26年続いた富良野塾・・・自身が演劇などを教える私塾・・・を閉塾するのだそうだ。

理由として 概ね2つあり、1つは「教えるのに疲れたから」と言う点。
明言はしてないが、年齢から考えると、体力的な理由もあるのでしょう。
ただ、自分で非力だと言うのを認めておいて、教えることが苦痛になったことを、あーだ こうだと 他者のせいにする言い訳が気色悪い。
塾を開いた時に、そういったことは覚悟しているはずだと思うのだが・・・?
理解できないわけではないが、共感はできない。

で、問題は、もう1つの理由「若者たちへの失望」
これが全く理解できない。
塾生に

>「プロになる覚悟」が欠けているのです。シェークスピアもイプセンもチェーホフも読んでいない。演劇を志す常識も知らない…まるでカルチャーセンターに入るような感覚ですよ。

と言っているが、そんな人間を塾生に迎えるのが悪いと思わないのだろうか?
シェークスピアを読んでいる人間を入れれば良いんじゃないのか?
読んでるかどうかなんて、質疑応答すれば、簡単に判るだろう。
この程度のこともしないから「教えるのに疲れる」のであり、富良野塾を閉めなくてはいけなくなるのだろう。
それを物質文明や経済力本位の社会のせいにしているが、どう考えても。
どうも精神性を尊ぶあまり、効率の悪い方法をやっているようにしか見えない。

何事も過ぎたるは猶 及ばざるが如しと言うけど、それを地で行くじいさんだなと感じます。

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【話の肖像画】臨界の日本 脚本家・倉本聰
http://blog.livedoor.jp/matuba96/archives/51525516.html