意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

提言  26  大手新聞社の生き残り方

2010年01月09日 | 提言
新聞社が軒並み、苦心してますね。
でも、赤熊は大手新聞社なら、生き残れると思ってます。
もちろん、現状のままでは無理ですが。
キーワードは『一次情報』と『データベース化』だと思います。

まず、ネットに完全移行。
これは『しないといけない』じゃなく、『せざるをおえない』でしょうね。
新聞を読むよりネットニュースで見たほうが、速く情報が手に入ります。
というより、ネットニュースで流れた情報を次の日の新聞に書いてるんですから、読む価値が全くないのです。

新聞社はニュースサイトを作って様子を見てますが、どこも芳しくありません。
それどころか、海外では完全に失敗したケースもあるそうです。

でも、それは当たり前だと思います。
海外のニュースサイトは知りませんが、国内のニュースサイトを見る限り、全く、これっぽっちも魅力がないのですから。
だって、流れている情報はヤフーと同じじゃん?
それなら、ヤフーのニュースを見れば良いのであって、新聞のニュースサイトを見る価値はありません。
特にヤフーは、検索・メール機能・オークションやショッピング・・・幅広く手がけて 人を集めてますが、新聞サイトはそんなことまでしてませんし、できません。
ヤフーより劣ったサイトの上、後塵を拝しているのだから、負けるのは当たり前です。
ニュースサイトは別のビジネスモデルを考えなければいけないのです。

で、別のビジネスモデルとして『一次情報化』が必要だと思います。

新聞社は自ら取材して、記事を書く。
当たり前の話ですけど、そうやって記事になり、お金になります。
でも、そこに『信用』という、商売には絶対に必要なものを付与しないといけないのです。
大手だと、そこそこ信用があるんですけど、今まで散々、虚報とか誤報とか流し続けられて、いまひとつ信用がない。
ユーザーは面倒だけれども、一次情報に当たらないとならなくなってるのです。

だったらさぁ、新聞社が一次情報を網羅し流せば良いんです。
取材した内容を、全文書き起こし。
できれば、肉声テープや映像も欲しいところです。
それから、要約した記事を発信すれば、記事の信憑性の裏打ちにもなります。

情報源を秘匿とするものもあるでしょうが、信用力はぐっと高まるはずです。
ネット上なら紙面なんて考える必要がないのだから、いくらでもできるはず。
商売において、信用を得ることは いの一番にしないといけないことなのですが・・・。

それと同時並行でやるべきなのは情報のデータベース化です。

ネットのニュースサイトを見て思うのは、データベースの不便さと貧弱さです。
ちょっと昔のニュースを調べようとしても、見つけるのが困難なのです。
例えば、『○○殺人事件の報道』や『有名人の過去報道』などを時系列上に まとめたページを個別に作るとか、タグなどをつけて検索しやすくする・・・など、そういったことを一切していないのです。
だから、ヤフーやグーグルで探してるんですよ!!!
これ、おかしいって思いません?
なぜ、データベースを構築し、かつ、検索しやすくしないのでしょう?
赤熊には理解できません。
記者たちも、過去のどういう風に報道されてきたか知るにも便利でしょう?

十分に検索に耐えうるデータベースができれば、そこから関連記事に移動しやすいだけで利用者(アクセス数)が、飛躍的に増えるはずです。
ウィキペディアのアクセス数が多いことを考えれば簡単にわかることです。
広告収入がメインになるでしょうから、『アクセス数』=『金』なのにね。
ある程度、巨大データベースが出来上がれば、アクセス数なんて、雪だるま式に増えるものなのです。

一次情報の拡充と、巨大データベース化。
これらはヤフーなどの非専門サイトには、できない・しにくいサービスです。
また、情報量が物をいうので、大手新聞社が一番転向しやすいはずです。
だからこそ、赤熊は、ここに新聞社が生き残れる余地があると思います。

・・・こういうことは一番にしたところが一番儲けるのにね。
早い者勝ちですよ!!