意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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嫌いな言葉  2    国民の信を問う

2008年12月25日 | 言葉・言語・文章
『国民の信を問わなければいけない』

総理大臣に対して、野党である、民主・社民・共産党なんかが言ってますね。
簡単に言えば『解散して総選挙をしろ!』と言いたいのでしょう。
でも私、この言葉が嫌いなのです。

なぜ、嫌いかって言うと
『日本の政治システムが、そうなっていないから』です。
総理大臣に就任する要件に『解散総選挙』がないんです。
ないはずなのに、『しなければならない』という意味が分かりません。
ついでに言えば、
国会議員が総理大臣を選び、その国会議員は国民が選ぶわけ ですので、
一応(間接的に)問われています。

ですから『総理大臣は国民投票で選ぶべき』と主張するのが筋なんです。
『存在しないものをしろ』なんて、頭がおかしいとしか言えません。
制度上問題があると思うなら、改める必要があるわけです。
それが国会議員のお仕事でしょう。
仕事の放棄ですか?

国会議員は論理というものを知らないのか心配になってきました。
・・・いいえ、十分に知っているはず。
では、なぜ国民の信を問うべきなどと言うのでしょうか?

それは、耳障りが良い言葉で誤魔化しているからでしょう。
主義を主張をすると、後々「なぜしないのか?」と批判されますから。
自分たちの意見を反映させて欲しいというのは、誰もが願うことです。
その切なる願いを、こんな安直で非論理な言葉を使われても、信用できません。

それが分かっている私には、この言葉かなり気持ちが悪いんです。
そもそもの話、耳障りのいい言葉って嫌いなんですが・・・