意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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ムダを知る。それも有益

2008年12月11日 | 教育
埼玉県本庄市内で今月3日に撮影された映画のロケで、近くの県立高校生らが学校を欠席してエキストラとして参加していたことがわかった。(読売新聞)
《http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081211-OYT1T00136.htm》

ドラマの「ROOKIES」のエキストラに参加するためサボったらしい。
大人たちは、通り一辺倒に「(だれそれの)配慮が足りない」を繰り返してます。

いいじゃないですか?1日くらい。
サボりが良くないというのはわかりますが、これによって得られるものもあるはずです。
「よし、将来は俳優になろう!」とか、「俳優になりたいと思っていたけど自分にはムリ!」とか、
こんなことでなくとも、
「知り合いができた」でも、「ドラマってこうやって作るんだ!」でも、「楽しかった」でもいいじゃないですか。
参加したことによって、学校じゃ得られないものを得てるんだと思います。
もちろん、その多くが無駄になるでしょうけど、『それが無駄だった』とわかることにこそ価値があるんだと思います。

・・・私って、甘いですかね?
いやいや、事は1人の人間の人生にかかわる重大問題です。
だったら、いちいち目くじら立てずに見守るべきです。
「そんな事を言って、学校をサボりまくったらどうすんだ?」
と言う懸念もあるかもしれませんが、そういう人間に対しては個別指導です。
どういう将来を描いているか、じっくり訊いて見て、手助けをするべきなんです。
「そんな面倒な事したくない」と言うなら、サボりを暗に認めるべきではないでしょうか?

追記
もちろん、学校側の言い分もわかります。
「学校をサボりましょう!!」なんて言えませんから。
だったら、「ノーコメント」で済ませるという手もあります。それが一番無難ってもんです。
これでは、結局「自分達の責任ではない(相手の責任だ)」と言って責任逃れをしているだけですね。
生徒が、こんな社会や教師に幻滅しないようにすることが大切だと思います。