…「健康寿命」を延ばすことに異は唱えませんが、大事なのは「健康寿命」後です
まだ、人生が終わったわけではありません
医療や介護の利用を最小限にして、いかに要介護状態を生きるかだと思うのです
ということは、自分でものが食べられなくなったら「寿命」と考えることを、年寄りの間の合意にすることなのです
これは、あらゆる生きものに共通の、自然な最後の姿です
生まれるのも自然、そして死ぬのも自然、この自然の出来事が辛かったり、苦しかったりするはずがないのです
医療や介護が余計な手出しをして邪魔をしなければ、私たちの身体は自然の仕組みが働いて穏やかに、安らかに死ねるようにできているということは、前著で述べた通りです
医療の恐ろしいところは、…、助かったはいいけれど、家庭では面倒見きれず、もて余されて病院や施設に片づけられたり、「こんなことなら、いっそあの時死んでくれたらどんなによかったか」と思われながら、ムリやり生かされるのには、辛いものがあります
…引用が長くなりそうなので、ここで止めます
中村仁一さんの「大往生したけりゃ医療とかかわるな[介護編]-2025年問題の解決をめざして-のはじめにからの引用です
だいぶ前に、特養老人ホームの医師だった石飛幸三氏の「平穏死のすすめ」に出逢って、数年後に相棒に疾患が発生
最初の病院では病名がよくわからず、二つ目の病院で検査、難病が発覚、介護の生活が始まった
久坂部羊氏の「人はどう死ぬのか」、「人はどう老いるのか」-楽な老い方、苦しむ老い方-や
萬田緑平氏の「穏やかな死に医療はいらない」、「家で死のう!眠るように穏やかに死ぬための本」、「家に帰ろう-在宅緩和ケア医が診た旅立つ命の奇跡-
その他、高齢者医療に携わる医師の本から、老い、病い、死について、おおよそのイメージができあがっていた
一方、ブログで知った小笠原文雄氏や帯津良一氏の本からは、
老いも病もまるごと飲み込んで勢いよく生きていく、「こだわらない、とらわれない」日々の心得を学んだ
どちらが、どうということではなく、事実を知って、自身や相棒の容態変化に応じて、よりよい選択をしながら行くのが、病も不安も逃げていく道なのでしょう
くしくも、先週末の朝刊に紹介されていた、92歳心療内科医の藤井英子さんの「ほどよく 忘れて 生きていく」という本(出版時91歳)を図書館から借り読み始めた
内容は、帯津良一氏と同じ類の考え方に思え、高齢者を含む多くの患者を診られた末につかまれた知恵、より良く老い、より良く病み、より良く死ぬ、生き方なのであろう
さて、アップの写真は、ここ2,3日のツルボです
まだ群生というには花数が少ない状態です
ツルボに集まる珍しい虫、初めて見ました!!
上は、額から出ている触覚のような、先端が赤く光ったライトみたい、何でしょう?!!
下は,糸トンボみたいな形ですが、細い身体手足?を自由自在に曲げて止まっています
どなたか、虫の名前をご存じでしたら教えて下さい!!
https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E3%83%8A%E3%83%8A%E3%83%95%E3%82%B7
>ナナフシ?... への返信
最後の写真の虫です
いただいたリンクの虫、ナナフシですね!
初めて見ました
ひょろ長い身体を、変幻自在に動かしていて
とても興味深く見ていました
ありがとうございました