スロージョギングと写真のブログ

ウォーキング、ジョギング、ママチャリで出あった季節の花や風景写真で日々の出来事・雑感をつづっていきます

時間を戻そう(1.13-3)~2010年 第16回四万十川ウルトラマラソン完走記(当日)

2020年07月04日 | 大会参加の記録

大会当日

○ スタート前

0時ころトイレに起き、それから3時までウトウト。

携帯の目覚ましがなり、起床。走る服装に着替え、宿の朝食。

同室のHさんのアドバイスで、帽子に日よけをくっつけ、内側に折り込む(前一箇所、飛ばないようにピンで留める)。半そでTシャツ(信越五岳の参加Tシャツ→パタゴニア)、CWXのfit3ロングタイツ、五本指ソックス、ウルトラシューズ(ニューバランスMR967,26.5cm、4E)。そして、受付会場でランナーズショップから買ったウェスとバッグ(給水箇所が充実しているので、ボトル入れのないもの。ティッシュと小銭とカーボショッツ2個を入れる)。

Hさんが、MR967は過去の大会で爪を傷めたのでウルトラ大会用には使わない(Hさんは、指先が自由に動けるためではないかと言っていた)。買ってしまったので、練習に使用している、練習で使うぶんには爪には影響ない、と言っていた。各指にたっぷりワセリンをぬり、大会シューズを履いていた。

結果的に、私の場合も、右足の親指爪を傷めてしまった。(左足底の件、途中生じた右足くるぶしの痛みを和らげるため靴ひもの縛り加減を調整したためなどの影響があるのかもしれない)

次回は、アシックスかなんかのウルトラシューズを試してみたい。

4時ころ、巡回バスで会場へ。
まだ寒く暗い。
ゴール袋、中間袋を持参、モンベルのストームクルーザーの下をはき、ウィンドブレーカを羽織る。

スタート会場(蕨が岡中学校)

4時30分、会場に着く。
荷物預けのトラックなど周りを確認し、5時の開会式が始まるまで外にいた。体育館にいたほうが良かったかも。

開会式後、トイレをすませ、ウィンドブレーカを脱ぎ、透明のポリ袋をかぶり、ゴール、中間袋をトラックに預ける。

5時15分、スタート地点に移動、中ほどに並ぶ。
5分前、そんなに寒くはないので、ポリ袋を脱ぎ、スタート後ボランティアに預けることにした。

○ スタート~60km

左足の違和感少々、他は問題なし。和太鼓に送られ、かがり火の中を走り出す。

中学校横の道路、スタート地点に並ぶ 

ナントか走りきれそうな感じがする。気温もちょうどよい、すぐに手に持っていたポリ袋をボランティアに預ける

7,8kmで夜が明けて、周りの山、山間にある人家が見えてくる。
12kmくらいから上り坂、人家もなくなる。
しかし、勾配は、養老渓谷の麻綿原往路程度の勾配に感じる。
勾配に応じギヤチェンジしながら、走りとおした。
8分/km弱で走れた。
21kmあたり、堂が森という峠らしい。

峠のエイドで梅干、給水をとる。速報で記したとおり、直後の下りでスリップし転倒。
下りはそれなりに走り、7分/km弱。
3:32/30km、類似の養老渓谷の周回、麻綿原コースが頭に浮かぶ。

32km付近から、四万十川沿いに走る。ゆるい下り。
右足のくるぶしが痛い。

右足くるぶし(大会翌日パチリ)


40km付近~60kmは、他の人よりだいぶペースが遅くなる。
右足のシューズの紐を縛りなおし、調整2,3回。くるぶしを痛めないように、当初よりゆるく縛る。ひどく痛まないようなので、それなりに走れるようになる。
これが後半の親指の爪を傷めた原因になったかもしれない。右足をかばうような走りにくわえ、足が、シューズの中で動き…、インソールは無いほうが良いのかもしれない。(Hさんは、いつもインソールなしで走っているという)

右脚太ももに筋肉の硬直が現れ、何度か屈伸、ストレッチなどで立ち止まる。

左腕

救護車が来たので、左腕の傷を応急手当してもらう。

日差しが暑く感じられる。ペースが落ちる。2.5kmごとの給水をすべてとる。
小用は適度にあったが、大は幸い一度もなかった。

50kmを過ぎると半家沈下橋。橋を渡ってまた戻る。ここから眺める、四万十の流れ、山間の景色が良い。

 半下沈下橋(53.8km付近)

橋を往復し終わると、上り坂。
たいした坂には思われないのに、走りきれない。
走ったり歩いたり。前半のアップダウンと、ここのアップダウンのペースが、この後の走りに効いてくるとは気づかない。ペースがまったくあがらない。

○ 60~100km

歩かないように決心して、走っているつもりですが、ラップをみると10分/km近い。完走への不安あせりが頭にちらほらしだす。

とにかく、カヌー館のレストステーションで、モードを切り替えよう。

カヌー館に到着。右脚の状態が変わらないよう注意してストレッチ。
預けた袋をもらい、アミノバイタルゼリーを飲み、後半のカーボショッツをウェストバッグに入れる。
オニギリは1個くらいしか食べられない。たび重なる給水で胃が受付けない。カステラも1個止まり。疲れが取れるとるという味噌汁を、無理して3倍飲む。
デジカメでレストステーションの風景をパチリしながら体を休める。トイレにより汗をぬぐう。

ほんとうは、この地点で たくさん食べられ、後半の復活を図るのがよいんですが(レストステーション:62.2km地点)

休憩が、11分近くなったので、ふたたびスタート。
徐々に一定の走りペースに持っていく。 

復活を期待して、70km付近でカーボショッツを摂る。

岩間沈下橋(70km)付近

79.8kmの関門あたりから、残り時間を気にして走るようになった。関門時間のゆとりは30分強。45~50分/5kmのペースにもなり、貯金がみるみる減ってくる。
エイドでは、太ももと膝に冷水をかけた。
まだ残暑が残っている。日よけをひらひらさせ、80kmあたりは順調に走れたが、いつまで続くかわからない。

やや日が落ち、ひところの暑さは影を潜めたが、ペースは上がらない。
有名な84km付近の施設エイドも店じまいをしていた。なにか、ちょと寂しい。
かまわず走りつづける。

87.1kmの関門も、同様に通り過ぎる。

ほぼ同じスピードで抜きつ抜かれつしていた女性ランナーと、「歩かなければ完走できますよ」「行けるかな~」「頑張って行きましょう」、 励ましあう。

薄暗い空に月が浮かぶ、川面が見えなくなっている。星もまばたいてきた。
細い道路の曲がり角で、車のライトが足元を照らす。
ペンライトを渡された。
後続集団は、あたかもホタルの群れのようだ。手に灯りを持ち、ゆるゆると歩き走りしていくようだ。

最後の94.2kmの関門到着をクリアー。
午後7時のようだ。
真っ暗闇!!
残り5.8kmを1時間で走らなければならない。
徐々にペースが落ちているので、完走も微妙だ、1kmが長い。

あと美浜大橋までだ、あと稲毛海浜公園まで゛だ、と自らをプッシュし、ひたすら腕を振る。
脚が前にでない。
何回か経験した後半の復活が生じない。

晩秋の虫が鳴いている、何人か抜いた。
ゴールが近いが、あとナンkmかわからない。
気になる。
ボランティアに聞く、「あとなんkmですか?」「もうちょっとでゴールですよ、頑張って」、「それじゃわからない、どれくらいで完走できるか、時計を見ながら計算して走っているのに、3とか2kmとか距離を言ってもらえればな~」。

丸の内99km付近、走っているのは気持ちだけ、脚は歩きに近い)

ゴール手前の上りに入る。
心なしか元気が出る。腕を振り、小股で上る。
何回か人家の角を曲がる。ゴールのアナウンスが聞こえてくるが、なかなかゴールが見えない。JTRCのTさんが、残り1分で佐渡Aを完走したシーンを思い出しながら、最後まであきらめないで粘ろうと思う、腕を振る、振る。

残り5分、ゴールが見えてきた!!
写真を意識して、両手を挙げてテープを切る。

3分前のゴール(中村中学高等学校)

無事(?)完走!!

走りきれました。

ふと力がぬけ、



安堵の気持ちが全身に行きわたった。

○ ゴール後

完走メダルをもらい、ストレッチをして、スポドリをもらい走後の給水、右腕の手当てをしようと思っていた。
ストレッチをやる暇もなく、チップをはずしてもらったあと、トラブルコーナーへ連れていかれ傷口を消毒、テープをはる。
イスに座って治療を受けていたので、右太ももは更に硬直。

足を引きずり体育館へ。ゴールの荷物をもらい着替える。
たった3分の違いで、わく感覚が充実感か空しさに変わる。
微妙~!。

土手の上の循環バスに乗り、発車を待っていると、Yさん、Kさんも乗ってきた。
Kさんは、13:28で完走、Yさんは、14:13で惜しくももうちょっと。

同部屋のHさんは夕食を済ませていた。
私は、20:00ころ宿に着いたが、宿の夕食が食べられない、胃がまだ受付けない。風呂で汗を流しウェアーを洗う、翌日の準備をしてHさんといろいろ話す。

Hさんは、11:27:39で、70歳代で優勝でした。

Hさんから得た参考情報: 私より12kg軽量の55kg。練習は近くの眉山で一周5kmの木陰アップダウンで行うことが多い。いつもラストで余力が残るように走る。ウルトラは、66歳のサロマから始めた、サロマンブルーをめざし、76歳までサロマに出る。最初10時間台だった。大会では、漢方の胃薬を用意している。シューズの減った底は、形にあわせ古タイヤを切って貼り、長く使う、高価だから、などなど。

21時ころ就寝。

―つづく―

(2010/10/22記)

今日のラン&スイム        
      
     アバホテル  10k ゆっくりジョグ
          当月 R=227k S=0.5k  年間累計  R=2003k  S=20.8km  

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