昨日は、濃厚接触を避けながら小石川植物園に行ってきた。
新型コロナウィルスが、市中感染モードに移行するなか、
地域の身の回りでは、
懇談会が中止!
防災訓練も中止!
バスで行くサークルの撮影会も中止になった。
植物園行きは、迷ったあげくの苦渋の選択。(?)
10時半、自宅出発。
帰りは、学校帰りの生徒が乗ってこないだろう、15時前。
いずれも電車の座席は、ふだんに比べゆとりがあり、帰りは両隣が空いていた。
車両の座席を見わたすと、7,8割の人はマスクを装着、2,3割が無装着だった。
植物園は、それなりに入園者がいたが、人に近づくことなく回ることができた。
問題は、往復の電車内!!
①手袋、マスク、眼鏡、帽子の装着
②すいた時間帯で、すいた車両に乗り、感染リスクを避けた。
③また、帰宅直後など、折にふれ手洗い、うがいなど実施。
帰宅したら、TVのニュースで安倍首相が、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、今後2週間は全国的なスポーツや文化イベントの中止や延期、規模縮小を要請していた。
「この1、2週間が感染拡大防止に極めて重要」と述べていた。
感染者が増加するなかで、活動が制限され、社会や経済に大きな影響が及んできた。
東京オリンピックの開催の可否まで云々され、袋小路に入ったというか、先が見えない感じになった。
2011年3月11日の福島原発事故発生時では、原発震災&放射能漏洩汚染が、日本や世界、地球環境に影響を及ぼした。
「制御不能なリスク」として、福島の事故は、今日の世界にとってどういう意味を持つのか?
が確認された。
― 人間自身が作り出し、その被害の拡がりに社会的、地理的、時間的に限界がない大災害です。
通常の事故は、深刻であっても、被害は一定の場所、一定の時間、一定の社会グループに限定される。(大地震、干ばつ、台風や集中豪雨など)
しかし、原発事故はそうではない。新しいタイプのリスクです。
気候変動やグローバル化した金融市場なども、同じような性格を持ちます。
・なぜ、そのようなリスクが拡がるのか?
― 近代社会では、人間の意思決定がリスクを生み出しているからです。
・日本では、多くの政治家や経済人が、あれは想定を超えた規模の天災が原因だ、といっているが?
― 間違った考えです。
地震が起きる場所に原子力施設を建設するというのは、政府であれ企業であれ、人間が決めたことです。
― 近代化の勝利そのものが、私たちに制御できない結果を生み出しているのです。
そして、それついてだれも責任を取らない、組織化された無責任システムができあがっている。こんな状態は変えなければいけません。
一方、今回の新型コロナウィルスの世界的感染拡大は、自然災害なのか、人災なのかわかりませんが(人災の部分もあるのかもしれない)、原発事故の放射能漏洩汚染と同じように、現状では制御が極めて困難に見える。
神奈川県と理化学研究所は「新たな検査方法を開発した」と報道があったし、中国も4月には感染拡大を抑制できるとニュースで報道していた。
「迅速な検査・診断、治療方法、感染拡大防止の組織的な仕組み」などを早めに確立してほしいですね。
アメリカには1946年、「CDC]という感染症対策のプロ集団組織という組織ができ、活動しているらしいですが、日本にもほしいですね。
パンデミックや経済恐慌など社会不安につながらなければ、と思います。
話がそれました。
外出の時期が好ましくなかったですが、雨上がりの小石川植物園は良かったですね。