N氏が息子(4歳)にオモチャをくれた。
あらまあ。
わざわざすんませんな。
ありがとうございます。
しかし、そのオモチャ。
4歳児に与えたくないオモチャランキングをやったら、絶対に上位にランクインするであろうもの。
剣だ。
今まで剣に多少興味を持つ事はあったけど、決して買い与える事はなかったんだけどなぁ。
保育園で作ったという、新聞紙を丸めただけの剣を嬉しそうに持っていたんだけどなぁ。
遂に奴は本物の(といってもオモチャだけど)剣を手に入れてしまったのだ。
いや、持つだけなら別にいいんだけどね。
当然、剣を持って眺めているだけって粋な態度でいられるわけがない。
当たり前のように攻撃をしてくるのだ。
渡した途端、ヒャーヒャー言いながら嬉しそうにボクを斬ってくる。
新聞紙の時でも散々攻撃されていたが、攻撃力は新聞紙の5倍はあろう。
かなり痛い。
しかも、西洋風の剣だから、なおさらタチが悪いんだよな。
ゴテゴテした余計な装飾品がいっぱい付いてんだもん。
柄の部分とか、キラキラしている上にとんがった部分がいっぱい。
あっち側で殴られたらさぞかし痛いだろうなぁ。
想像しただけで恐ろしいよ。
4歳児とはいえ、そんな武器を持った4歳児なので、素手で立ち向かうのはちょっと危険だ。
あまり刺激しないよう、ほぼ無抵抗で斬られまくってやりましたわ。
最初こそ大袈裟に悲鳴をあげて斬られていたものの、段々と面倒になってくる。
それでも斬り続ける息子。
あまりにもしつこいので散々怒ったら、シュンと大人しくなる。
が、ボクがパソコンに向かい作業を始めると、すぐにまた後ろからズバズバ斬り付けてくるのだ。
剣の力は恐ろしい。
手にしてしまったら、斬らずにいられなくなるんだろうな。
トイレに行って、スッキリしてドアを開けると。
剣を持って仁王立ちした息子が、「出てきたな~!」と言いながら満面の笑みで斬り付けてくる。
サヤをつけたまま剣を振り回してたら、少し離れたとこにいたボクのとこにサヤだけ飛んできて、大切な部分にヒットする。
直接斬るだけじゃなく、新たな攻撃方法までも取得してしまったようだ。
N氏め。
余計な物をくれちゃったものだよ。
今日一日でかなり斬られたな。
福本清三氏くらい斬られたよ。
こうなる事を見越してくれたのは間違いない。
息子が喜んでいたと知ったら、次はヌンチャクとかメリケンサックとか買ってきそうで恐いな。
そうなったもう家の中なのに休まるヒマがないよ。
家の中で鎧を着て、ヘルメットを被って生活するしかなくなる。
もしくはこっちも本気で戦うか。
バキ親子を目指してみるってのもありかもしれないな。
考えてみよう。