MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

視線

2011-11-27 | Weblog
撮影の仕事で、とあるホールに行っていた時。

開場してお客さんが続々と入ってくる。
ボクはセッティングしていたカメラの最終確認なんかをしていた。

ら…

ふと視線を感じるではないか。
すぐに後ろを振り返ってみる。
と、そこには見知らぬ女性(推定60歳・おばさん)の姿が。

明らかにボクをチラチラ見ているんだよね。
それも、少し笑顔で。

う~ん。
知り合いなのか?
申し訳ないけど、全く思い出せない。
友達のお母さんとかなのかなぁ。
人の顔を覚えるのがヘタなので、こういう時は困るんだよな。

ボクと目が合ったその女性は、笑顔のまま近づいて話しかけてきた。

「あなた、もしかしてあのテレビの?」

あら?
シャインクラブのゴーゴーシリーズを見てくれた事があるのかな。
それはありがたい。

と思ったら

「ほら、OBS(地元テレビ局)の朝のテレビに出てるアナウンサーの…」

って。
ボクの事じゃないじゃん!
そして、またその人かよ!

全国的には全く知名度ないけど、最近そのアナウンサーに似てるってよく言われるんだよね。
ようやくボクシングの内藤選手に似てると言われなくなってきつつあったのに、次はこの人か…。
次から次へと新手のこの顔が出てきやがるものだよ。

目が細くて黒めがちで、鼻がボリュームたっぷりだったら誰でも似てるのよね。
このアナウンサーもその系で、自分でも「ボクと同じ部類の顔だ」と感じていた。

完璧そっくりとは思えないけど、やっぱり周りからはよく言われるし、そして見知らぬ人から声かけられるくらいだ。
似ているんだろうな。

普通に考えたら、アナウンサーがカメラ撮ってるのはおかしいハズなんだろうけど、オバさんにとっては
ビデオカメラ=テレビ=テレビ局の人=アナウンサー
という事なのかもしれない。

それにしてもこのアナウンサー。
似てると言われるから言える事だけど、お世辞にもカッコいいとは言えない顔だ。
ワイルドさも男らしさもタフっぽさも感じられない顔だ。
そんな人に似てると言われても、残念ながら全く嬉しくないな。

一度でいいからアントニオ・バンデラスに似てるとか言われてみたいものだよ。
もう、嘘でもいいからさ。
誰か言ってくんないかなぁ。

あ、そのオバさんにはもちろん「違います」って言っておきましたよ。
でも、「そうです」と言ってたほうが良かったかもなぁ。
そしたらお小遣いとかくれたかもしれない。
ジュースでも奢ってくれたかもしれない。
オバさんも嬉しかっただろうし。

バカ正直に言わなかったほうが、お互いの幸せの為だったんだろう。
次からは気をつけよっと。