MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

やせうまの味

2006-08-15 | Weblog
夜、愚妻が大分名物『やせうま』を出してきた。
『やせうま』とは、きな粉と砂糖をまぶしてある平べったいダンゴのこと。
やせうまとは久しぶりだな。
愚妻が昼間、婆ちゃんのとこに行ったらしく、そこでもらってきたようだ。
婆ちゃんが『ボク用』にと、わざわざ用意してくれたんだってさ。
ありがたいねぇ。

さっそく食べてみる。

と…

うぐっ!

これはヒドい!
砂糖の甘さが全くないぞ!
『やせうま』の魅力は、ダンゴときな粉のコラボレーションにあるのだが、これの場合
はむしろ、きな粉をまぶしてあることによって、ダンゴがマズくなっている。
砂糖が圧倒的に不足しているんだね。

しかし愚妻の婆ちゃんがボクの為にと愚妻に手渡してくれたものだ。
「マズい」なんて絶対に言っちゃいけない。
どんな状態でも完食しなければ失礼だ。
愚妻の婆ちゃんの家では、こういうものを『やせうま』と言っているのかもしれないし…。
ここは黙って食べねば。

パッサパサのダンゴを一生懸命食べていく。
口の中がパッフパッフなる。
ノドに突っかかってしかたない。
あの美味しい『やせうま』なのに、砂糖の甘みが無いってだけで、こうもツライ食べ物
へと変貌するものなのか。
水なしじゃとても食べられず、お茶と一緒に流し込むようにして食べていく。

と、横で愚妻が…

「味どう?砂糖の分量が分からんかったから適当に混ぜてみたけど…」

と言うではないか。
え!?
キサマが作ったんかい!
じゃあ、とっとと砂糖を足しやがれ!この野郎!

婆ちゃんのとこからダンゴときな粉を貰ってきたけど、最後の調合は愚妻が行ったらし
い。
せめて人に出すときは味見くらいしろっての!
砂糖をたっぷりと追加した『やせうま』の味は、それはそれは美味でしたよ。