京都に用事が出来たので、そのついでに奈良へ行って来ました。
奈良駅のすぐ近くに泊まったので、13日の朝正倉院展に行きました。
最終日なので混むだろうと思い、8時40分位に着くとすでに大勢並んでいました。
9時開館、見易そうな場所を見つけながら自由に見学出来ましたが、
日曜美術館の映像で見た物を実物で見ると、こんなだったのかと納得。
正倉院には9000点の宝物があって、その中から毎年何十点かを展示するそうで、
確か第1回は昭和21年と書いてあったと思います。
管理保存研究、気の遠くなるような世界です。
ちょっと公園に行って見ましたが、きれいなけしきでした。
圧倒的に外国の方が多く、鹿にせんべいを上げて楽しんでいました。
私は鹿の糞を踏まないように足元ばかり見て、すぐに駅に戻りました。
法隆寺にはいつ行ったか覚えていませんが、相当昔に一度は行っています。
今回は駅から歩いてみましたが、20分足らずの距離でした。
南大門を通ってチケット売り場に行き、3か所の参拝券1500円で購入。
パンフレットを見ながら進みました。
すぐに見えたのが五重塔と金堂、人が少なくて静かでいいなあ。
どこもゆっくり、じっくりと見ることが出来て、良かったです。
そのうちに修学旅行生の団体が来て、静けさはどこへやら。
大講堂で法要が行われる様子も、たまたま外から見学出来ました。
お坊さんが中に入るために履く高いぽっくりのような物、カラフルです。
チケットは西院伽藍、大宝蔵院、東院伽藍に入るためですが、
チケットなしで歩ける場所も広くて、法隆寺の広さに驚きました。
日本最初の世界文化遺産となった法隆寺、世界最古の木造建築ですが、
戦いで焼けることも無く、雷で焼失することも無く、今に至っています。
お掃除をしている方にすごいですねと言ったら、太子様のお力ですと。
帰りの電車でパンフレットを見直したら、見ていない場所がまだありました。
奈良時代の文化を間近に見た一日、どの時代にもすごい人達がいるんだ、
人間の能力そのものは変わらないんだ、そんな気がしました。