図書館で目に留まった本の表紙の写真、この人知ってる、と思いました。
何年か前、富山で開かれたセミナーで話を聞いたことがあるはず。
その時、同じ年なんだという事で、より身近に感じた記憶があります。
著者の佐藤雅彦さんが、自分の中の確かな異変を自覚したのは45才(1999年)の時だったそうです。
体調を崩し始めたのは、1987年11月ということで、充実した仕事をしていた頃だそうで、
入院、休職、配置転換を経験し、人生の目的を考えるようになり、聖書の勉強を始め、
世界の貧しい子供たちを支援するボランティア活動もしていた頃、気づいたとか。
2000年になり、ますますミスが続く中でダウンし、2度目の休職後も会社に戻ったそうですが、
2005年10月27日に医師から「脳に委縮が見られます。アルツハイマー病です。」という診断。
51才の時です。
そこから、認知症になってもあきらめないという強い意志と努力と工夫、実行力で、
積極的に活動を続けていく姿が、具体的に書かれていました。
本を読み終わった後ブログを確認したら、私の記憶は間違っていませんでした。
2013年10月21日のブログに、「地域共生ホーム全国セミナーinとやま」でアップしてあり、
パンフレットの中に、佐藤雅彦さんの名前がありました。
この本が書かれたのが、2014年10月ということなので、あのセミナーからちょうど一年後です。
そして7年後の今、佐藤さんはどんな生活を送っているのか・・・。
また佐藤さんの話を直接聞きたい、心からそう思いました。