ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

現在の中国の日常

2020年05月06日 | 中国生活

どうもブログ更新が滞ってる。別に忙しいわけではないんだけど。

2月20日から中国に戻っている。知人からは中国にいるということでよく心配の声をかけてもらうのだが、実は戻ってから今に至るまで何の不安も不便もなく生活している。

私の住んでいる広東省仏山市は人口600万人。東京都の半分くらい。
累計感染者は90人、現在治療中は4人。この4人はもうずっと変わらないからおそらくは生命維持状態なのだと思う。
死者はゼロ。要するに、ここにいる限り感染するリスクはまったくない。殆どの中国の都市で同じような状況だと思う。

その日常はどうかというと、部分的にはまだ日本より厳しいかもしれない。
外出規制は全くないが、検温はアパートの出入り、会社出社時、商店の入り口で必ず実施している。

商店はマスク無しでは入場できない。アパートのエレベータや商店のドア等は30分おきに消毒。
飲食店はすべて開放されているが、映画館やジムはまだ営業許可がでていない。

観光業は再開しているが、観光地は入場制限がありかつまだ感染が怖いという理由から人出は決して多くない。

製造業は現時点では全て正常稼働しているが、肝心の輸出先の経済がストップしているから仕事が減っている状態。なのでリストラは発生しているが、おおむね経済はもとに戻りつつある。

問題は国際間の人の移動。

中国は徹底した防疫で抑え込んだ。感染者数がすくなく免疫もできていない。だから他国からの流入に弱い。
韓国も同じような状況。なのでおそらく中韓の交流はほどなく始まるだろうがその他の国からの入国はできずこれは当面続くだろう。
現在日本人の入国は事実上できない。

中国にいる日本人駐在員は一旦出国したら入国できないので海外に出ることができない。任期がきても後任者が来れないので任期延長。
まさに缶詰状態になっている。私は駐在員ではなく自らの意思でここで働いているわけだが、日本に帰れない状況は同じ。

まあ、日本に帰れないということ以外は生活になんの支障もない。おそらく日本もあと1ヶ月もすればこんな感じになるだろう。
その後は国際間の人的交流をどうするかが最大の問題になると思う。


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