ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

最近の自転車取締りについて思うこと

2011年10月23日 | 雑記
私もマウンテンバイクがはやり始めた頃、結構当時としてはいい自転車を買って結構はまっていた。
最近、また自転車もいいなと思い始めている。

しかし、どうも最近の自転車にまつわる話はなんかしっくり来ないことが多い。

若者が車に乗らず、公共交通機関や自転車で都市部を移動するようになり、町を走る自転車の絶対数は確実に増えているように感じる。
自転車事故も増えているというのだが、それは交通事故に占める自転車事故の割合であって、実は事故の絶対数は減少しているらしい。しかし、各種報道では「自転車の事故が増えた」「それは震災以降、自転車で通勤する人が増えたから」「ブレーキのない競技用自転車を街中で使うのが問題だ」という、非常に単純な話になっているが、これは大いに疑問。
そういうこともあって渋谷でピストの取締りがあったという。ブレーキのない自転車を街中で乗ることの危険性はもちろん言うまでもないことだが、それ以上にちゃんとブレーキが付いている自転車でも、まるでポリシーであるかのように「絶対止まらない」走り方をする人間がいることが問題なんじゃないかと思う。
「車は悪、自転車は正義のエコ交通なので信号にかかわらず自転車が優先」なのだ、とでも思っているのだろうか?むしろピストに乗るようなコアな自転車マニアのほうがマナーはいいように感じる。

また、車の運転をしない自転車乗りの方は、予防安全に欠けていることが多い。
たとえば見通しの悪い交差点で右側を見ながらゆっくり発進しようとしてる車の前を、左から横切る自転車がたくさんいる。確かにこれで事故になったら100%車の責任なのだが、「轢いてください」といっているようなものだ。

一方で、歩道を走る自転車が歩行者と接触して事故が発生する、ということから歩道通行は違反であるということを再認識されるキャンペーンも行われるようなことも聞いた。
でも、本当に自転車が車に混じって車道を走るのが正しいのだろうか?それはたぶん、死亡事故を増やす結果になるとおもう。

少なくとも交通量の多い通りは、歩道の車道よりか車道の歩道よりなどを自転車レーンにするような法改正を即刻検討するべきだろう。また、左折巻き込みに対する対策を打つべきだと思う。
歩道側の交通量の多いところは車の左折は歩道側が赤になってからの矢印信号化が正しいように感じる。
そもそも歩道の交通量が多い交差点では、青でも左折はほとんどできないのが実情だし、後方から高速で接近する自転車に気が付かずに発生する事故はかなり多いのではないか。

ピスト取締りは根本解決策には目をつぶり、やりやすいことをとりあえずやっているようにしか思えない。


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