ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

Appleがカメラ搭載車両を走らせている理由

2015年06月11日 | 自動運転

GIGAZINEによれば、Appleはアメリカの一部地域で走らせているカメラ付車両は地図データ収集用だと発表した。

Apple運用の謎の自動車は地図データ収集のためと公式発表、ストリートビューを開発中か?

GIGAZINEでは、AppleもGoogleのようにストリートビューを始めるのか、と書いてあるが、わたしはそうは思わない。単純なストリートビューだとしたら、Appleが今更Googleマップに対抗するために多大の費用をかけるとは考えにくい。おそらくこれは自動運転試行の準備だろう。

Googleの自動運転車は自社位置の確定を単にGPSとGoogleマップで行っているわけではない。カメラでとらえた映像と、その場所のすでに撮影した映像(道路、建物、標識等)をマッチングさせてきわめて正確に自社位置を割り出している。

市街地において完全な自律走行をするためにはここまでやらないとならない。そのためには走行エリアの映像を記録してデータベースにする必要があるのだ。

噂通りAppleが自動走行車を計画しているとするなら、その準備として自社で道路映像情報を入手しなければならない。この話はそこにぴったり結びついている。



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