ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

携帯ナビゲーションについて

2006年04月06日 | ITS
以前、このブログでも紹介した携帯電話によるカーナビサービス「ドライブステーション」が、ひっそりと幕を閉じる
au助手席ナビなどのGPS携帯電話に対して優位性を打ち出せなかった。
たしかに携帯電話の取り付けキットと専用GPSアンテナで27800円、かたやGPS携帯があればすぐ使える、では勝負にならないだろう。

2005年の日刊自動車新聞「自動車用品大賞」に輝いた商品が、その後半年で消えてしまうことになる。通信は一歩読み間違うと大失敗をする世界だ。

欧米豪では、ポータブルナビが流行している。確かに複数のクルマで使え、外でも使えるから車載よりも合理的だ、という考えはわかる。

しかし、アナリストによればこのブームも一時的なもので、GPS携帯が普及したら終わりになるだろう、とのこと。

私は逆に欧米豪でも結局は日本のようにナビはAVN化や標準装備化へ向かっていく、という意味でポータブルナビは一時的なものだろうと思っている。
吸盤で窓に貼り付け、シガライターからコードがでるような商品が永く続くとはとても思えない。

これはすでにカーエアコンやカーステレオがたどった道なのだ。